雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

e.s.t. Live in London

2018-07-22 | 音楽

皆さん、体調はいかがでしょうか。

私は週末エアコンに当たり続けてぐったりしています。

我が家では奥さんもエアコン好きではないので、一時期エアコンは使わず扇風機と、きつくなったら水風呂に飛び込む、といった超原始的な夏を過ごしたこともあったのですが、今年は無理。

エアコンガンガン。

ニュースでも、やれ38度超えだ、5日間連続だ、なんて聞くだけでぐったり。

今年は暑い夏を楽しむ!!、と意気込んでいた私ですが、いきなりつまずいた感じです。

Yuさんはこのクソ暑い中でも部活に頑張っています。

我々が中学生の時も当然のように部活はあったんですが、水のんじゃ駄目!とか今となっては頭が悪いとしか思えないような慣習が横行していました。

Yuさんにはくれぐれも暑くてふらつきそうになる前に休憩を取るようにきつく言っています。

 

さて自宅でぼんやりしつつTVのYouTubeザッピングを続けていたら久しぶりの映像。

エスビョルン・スヴェンソン・トリオ(e.s.t)のライブ映像。

長編は観たことなかったので新鮮な気持ちで観ていました。

 

 

今日のジャズはスヴェンソン没後10年でリリースされたライブ盤『e.s.t. Live in London』をご紹介。

 

 

エスビョルン・スヴェンソン・トリオ/ライヴ・イン・ロンドン (Esbjörn Svensson Trio/e.s.t. live in london) [2CD] [輸入盤] [Live Recording] [日本語帯・解説付]
Esbjörn Svensson,Dan Berglund,Magnus Öström
ACT MUSIC / King International

 

CD 1
1.Tide Of Trepidation 
2.Eighty-eight Days In My Veins 
3.Viaticum
4.Mingle In The Mincing-Machine 
5.In The Tail Of Her Eye 
6.The Unstable Table & The Infamous Fable 

CD 2
1.When God Created The Coffeebreak 
2.Behind The Yashmak 
3.Believe, Beleft, Below 
4.Spunky Sprawl

Esbjörn Svensson (p)
Dan Berglund (b)
Magnus Öström (ds)

 

スヴェンソンが亡くなって10年ですか。

早いものです。

確かスキューバをしていての事故だったように記憶しています。

ジャズの垣根を超えて人気が出て、絶頂期を迎えつつあった頃です。

売れ始める少し前からジャズを聴き始めた私にはThe Bad Plusと同様にすごく衝撃を受けました。

 

本作品は2005年5月のロンドンのコンサート音源です。

当時は『Viaticum』をリリースした直後で、どこの会場もSold Outだったそうです。


VIATICUM
Act
Act

 

2枚組の前半は、その『Viaticum』を中心に演奏し、後半はこれまた名作の『Strange Place for Snow』を中心に演奏しています。

 

Strange Place for Snow
Sbme Special Mkts.
Sbme Special Mkts.

 

ライブならではの即興性はあるのですが、非常に完成度が高く、スタジオ盤と遜色ない出来栄え。

今聴いてもその先鋭性は変わらず。

現在の欧州ジャズの基盤になっているゆえ、古さを感じることがないんだと思います。

GoGo PenguinやPhronesisなどの人気ピアノトリオはここから始まっていると言っても過言じゃない。

 

 

聞き慣れたナンバーですが、ライブ盤で改めて聴くとやはり良いですね。

私も是非生で観たかったな。

 

この夏の熱さ、そしてスヴェンソンに敬意を払って、1mmカットの坊主頭にしてみました。 

シャリシャリ頭で気持ちいい。

 

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Ninjazz

2018-07-22 | 音楽

ちょっとブログをサボっていました。

というのも新しく買ったTVが面白くて色々試したり、YouTubeで今まで見ていたコンテンツがすごくきれいに大きく映るのを感嘆しながら眺めていたりして。

私の日常ではPC>>TVで、あまり映像品質など注視することもなかったのですが、120Hzの倍速駆動対応っていうのかな?

こいつのおかげで今までと全く違う映像を見ています。

まだ正直なれないかな・・・。

初期の液晶TVのもっさり感になれてたもんで・・・。

 

ずーっとYouTubeのHD動画を観て感激。

これまでのグラスパーやGoGo Penguinなどの長編ライブ映像を観て、ついライブ会場にいるつもりになってみたり。

 

ということでPCから離れっきりでした。

 

今夜のジャズ。

W杯サッカー日本代表を引きずっているわけじゃないけど、ポーランドのジャズ・レーベル「Fortune」からポーランド人トランペッター トマシュ・ドンブロフスキと南博率いる日本人ピアノトリオのカルテットで『Ninjazz』。

 

 

1.Another, More Desirable Reality 
2.Penalty Fare 
3.Concerns 
4.Oddly Abstract Nature 
5.Perfectly Average 
6.Lines for Bogdan 
7.Helga 
8.Corrosive Power 
9.The North

Tomasz Dabrowski (tp/mutes) 
Hiroshi Minami (p) 
Hiroki Chiba (b, electronics) 
Hiroshi Tsuboi (ds)

 

ポーランド人でデンマークに在住している俊英トランペッター(34歳これから脂が乗ってきますね)、トマシュ・ドンブロフスキのちょっと掠れた音もさることながら日本人トリオが絶妙にバックで支えています。

ときには三人で空気感を作ってしまう場面もあり、この三人は割と長く共演とかしてるんでしょうね。

曲調は非常に冷感のあるアヴァンギャルドな演奏で、ポーランド系ジャズの雰囲気になっています。

 

 

 

ポーランド広報センターのサイトにも今年の6月にあった来日公演ツアーの話題が上がっていました。

「日本とポーランドの国交樹立100周年に相応しいジャズミュージシャンの文化交流の証である。」

いいですよね。

こういう節目の年に一番国境を超えていく文化の一つである音楽、それもジャズで交流してくれるのは嬉しい。

 

ちなみにここで紹介した動画も映像で観てみると、CDで聴いているものとは少し違って見えますね。

しばらくYouTubeの音源探しが癖になりそうです。

 

 

 

 

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