百菜健美☆こんぶ家族ラボ

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昆布締め

2019-02-20 | 料理レシピ
西潟正人
西潟正人

魚の伝道師。東京海洋大海洋生命科学部非常勤講師(魚食文化論)。

色鮮やかなアカアマダイを昆布締めと酒蒸しで味わう至福

公開日:2019/02/20 
アカアマダイ(C)日刊ゲンダイ

 スズキ目アマダイ科には、5種がある。最高級とされるシロアマダイと関東にも多いアカアマダイ、数まれなキアマダイが一般に知られるアマダイの仲間だ。

 京都では「ぐじ」と呼ばれる。若狭湾から鯖街道を通って運ばれる「若狭ぐじ」は、古くから西京漬けにされて人気がある。アマダイの食文化は関西にあり、関東ではほとんど相手にされない魚だった。

 身は水っぽさを感じるほど軟らかいのに、骨が硬い。ぬめるようなウロコも厄介だ。料理が面倒くさくて、パッと食えない。江戸っ子の食いモンは、待っていられないのである。

 温暖系の魚たちで、太平洋側では茨城県辺りが北限かもしれない。20年も前になろうか、三浦半島の定置網で50センチ超えのシロアマダイが水揚げされた。当時は買い手がつかず、懇願されるままに安値で持ち帰ったことがある。

 

 関東市場の知名度はそれほど低かったが、今は違う。遊漁船の港には、アマダイ釣りの看板が目立つようになった。そういうところのアマダイとは、アカアマダイのことで、ほかは知らない。

 料理屋でもいっぱしのカネを取るようになったが、庶民のスーパーには並ばない。1匹丸ごとでは売れないのだ。

 アマダイ料理で嫌われるのはウロコ取りだろう。ぬめりがあって、体はへなへなと軟らかい。力ずくで押さえると、身はつぶれてしまって、上等な刺し身にはならないのだ。

 尾の方向から表皮を残して、ウロコだけをそぎ切っていく。難しくはない。家庭に刺し身包丁があると便利だ。面倒ならば出刃包丁で、ゆっくり丁寧にウロコをそぎ切ろう。

 腹を開いたら、内臓を取り出して水洗いする。頭部は大きく落として、酒蒸しだ。塩で再度揉み洗いして、酒をふる。好みで青菜などを添えて、蒸し上げる。

胴部の三枚おろしは、基本通り。腹骨と血合い骨を切り取った4本のサクは、昆布で半日ほど締めてから刺し身にする。

 丸みを帯びた顔つきで、一目でアマダイとわかる。

 背ビレや尾ビレなどを広げると、色彩の美しさに見とれてしまう。水深100メートルもの暗闇にいて、着飾る意味はどこにあるのか。

 昆布締めの刺し身と、酒蒸しをサカナに酒を飲む。至福の時間だ。

(YouTubeの日刊ゲンダイ公式サイトにある「魚の伝道師・西潟正人LIVE 俺の魚を喰ってみな!」では、いろいろな魚の捌き方動画がライブラリーになっています。新着動画は毎週火曜正午に公開)

 

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丸ごとキャベツの鶏野菜シチュー ちょっぴりリゾット風 嶋倉 秀一シェフのレシピ

2019-02-20 | 料理レシピ

レシピ

丸ごとキャベツの鶏野菜シチュー ちょっぴりリゾット風

コツ・ポイント

鶏肉を焼いた脂は一度捨て、新しい油でにんにくオイルを作ってから野菜を炒めると香りもいいです。
詰めるシチューはキャベツと食べるので味濃いめ、トロミ強めで仕上げると後で調度よいでしょう。

8人分/調理時間:約30分
材料・調味料分量下準備
 シチューの材料  
サラダ油   少々   
鶏もも肉   1枚   
塩   0.4グラム   
こしょう   少々   
サラダ油   大さじ1   
にんにく   1かけ   
玉ねぎ   中玉1/2個  乱切り 
人参   中サイズ1/2本  乱切り 
エリンギ   1本  乱切り 
じゃがいも   1/2個  乱切り 
 シチューの味付け材料  
生クリーム   300cc   
コンソメパウダー   小さじ2/3   
塩   小さじ2/3   
砂糖   大さじ0.5   
切れてるチーズ   100グラム   
 メイン食材とその他  
キャベツ   中玉2個   
冷やご飯   100グラム   
パン粉   少々   
パセリ粉   少々   

作り方

  1.  

    野菜のボイル。人参、じゃがいもは下ゆでします。

  2.  

    鶏肉はカットして塩こしょうし、油で焼いて一度脂を捨てて新しく油を大さじ1杯しいて、ニンニクのハーフカット、玉ねぎ&エリンギ乱切り、鶏肉を戻して炒めます。

  3.  

    下茹で野菜を戻し、味付けの生クリームから切れてるチーズまで加えておきます。仕上げに火を入れるので、そのままで。

  4.  

    キャベツの外葉を外してくり抜き、ラップで包み、レンジの自動オ一トで2回温め蒸します。冷やご飯を詰めます。

  5. 5

    オーブを300度にし、シチューを温めてトロミがついたら、キャベツの中に流します。
    パン粉、パセリ粉をふり3分50秒表面が色付く程度焼く。

  6.  

    切り分けてお召し上がり下さい。
    中に詰めたごはんがリゾットっぽくて満足感もありながら。

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堀ちえみさんのがん公表

2019-02-20 | 料理レシピ
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こんにちは!

うさぎ家です。

【堀ちえみさんのがん公表から見えた「伝え方」の大切さ】

タレント堀ちえみさんが、自身のブログで舌がんを公表されました。

ステージ4は、がんの進行が相当に進んだ非常に深刻なレベルです。

それでも、7人の子を持つ母として、苦しい闘病をしてでも生きる可能性に賭けようと決意したきっかけは、

末っ子のお嬢さんの言葉と涙だったそうです。

丁寧な文章に込められた家族への想いや、ご自身がどう生きるかについての言葉の一つ一つに感銘を受けます。
 
各テレビ局のニュースやワイドショーでは、昼頃から盛んに報じられていますが、

堀さんへの想いが最も伝わってきたのは、

過去の歌や出演番組のビデオを紐解いて演出や編集の技巧を施した全国ネットのワイドショーでなく、

堀さんのブログの全文を約8分にわたってアナウンサーがただひたすらノーカットで朗読した、

関西ローカルの「ちちんぷいぷい」でした。

この番組は、堀さんが毎週木曜日にレギュラー出演されていて、家族的な雰囲気で関西で人気の番組。

何かにつけて短くまとめてエッセンスだけを伝えようとするテレビの多くの生番組の常識に、
図らずも一石を投じる伝え方になっていました。
 
こうした時、当事者の想いが一番伝わるのは、「足したり引いたりしない」ことですね。

「ありのまま」であることだと改めて感じます。

夕べ空を見上げると、山の上に、丸々としたお月様が煌々と照っていた。
 
前や下を向いて歩いていたり、スマホを見ているだけでは見落としてしまいますね。

空を見上げて、遥か宇宙から降り注ぐ光に想いを馳せるのも良いものです。
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