蓮根・れんこん・れんこん葛湯
れんこんは胃腸を保護し、貧血予防や止血効果も期待できるパワーのある野菜。
含まれるタンニンは咳止めにとても効果があります。
咳がひどい時は、小鍋に水150Ccと葛小さじ1半を混ぜる。
皮ごとすったれんこん大さじ1半を茶こしでこし入れ、火にかけて透明感が出るまで木べらでかき混ぜる。
このれんこん葛湯は昔からの日本の民間療法、さらにはちみつを入れると飲みやすくなり、抗菌作用で効き目が上がります。
調理する時は、縦に切るのがお勧めだと蓮根博士に伺った事があります。
蓮根はビタミンCや食物繊維が多く、葉や花弁も薬用にされます。
青葉を器にしいてお料理を盛ると清清しく、乾燥させた葉は食材やおこわを包むんで蒸し料理に使用して、香りよく仕上げるなど葉も多目的です。
花も美しく薬効も高く、独特の食感が良い蓮根はステキですね、京都和久傳さんのフルフルの蓮根和菓子も素晴らしい。
鴨肉(かもにく)・昆布酢・鴨そば汁
鴨肉は体液を潤し乾燥を防ぎ腎機能を高めると言われています、疲れやすい人や虚弱体質の人にお勧めです。
柔らかくさっぱりした一品をご紹介します。
かも塊肉に軽く塩と粗挽き胡椒をもみこむ。
皮目からフライパンに入れてじっくり脂を引き出すようにこんがり焼き目をつけ(7割りしっかり焼くイメージ)返して両面焼きます。
小鍋に濃いめの出汁、醤油、みりん、昆布酢を入れ煮立てめんつゆ程度の味付けにする。
焼いた鴨肉を丸まま入れ2、3分煮たら火を止める。
そのまま置いて余熱で火を通し、肉がロゼ色になったところで6、7㎜にそぎ切りにする。
付け合せは芹や茹でた黒もやしがぴったり、たっぷりかもに添えて煮汁をかける。
好みで溶き辛子を添えてどうぞ。
かもの美味しい脂が馴染んだ漬け汁は、蕎麦やうどんにも最適です。