百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

ぬか漬け

2020-09-06 | 昆布

暑い時こそぬか漬け。

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汗を掻くのでぬか漬けの塩分が美味しく感じます。

酸味も心地よく、ひんやり冷えた漬物は格別ですね。

腸内の免疫力(体の6、7割は腸が作る)をupする食材として日本の伝統食のぬか漬けは素晴らしく、胃酸にも強い植物性乳酸菌がたっぷり。

含まれるギャバには脳の興奮を抑える効果が期待できるので、夕食時にいただくと安眠出来ると言われています。

ギャバは発芽玄米、納豆、トマト、きのこなどにも多く含まれています、合わせて相乗効果を担ってもよいですね。

発酵が進んで塩気や酸味が出た漬物は、旨味も有ります。

濃いめの昆布だしと調味料少々で味を整えると涼を呼ぶ美味しいスープになり、元気が回復します。

腸内の健康状態は体の軸。ヒポクラテス(古代ギリシャの医師)も「すべての病気は腸から始まる」と言っています。

アトピーや湿疹などのアレルギー、自己免疫力、感染症、胃腸系慢性疾患、うつ、認知症にも関連すると言われる腸、第2の脳とも言われる所以です。

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ナスとニシンの炊きあわせ

2020-09-06 | 昆布
「はさかる」ということばをときどきsesentaが使います。「食べたものが歯にはさかった」「奥歯にものがはさかったような‥」というぐあい。「はさまる」と同義語でも、これはどうやら「歯」に関してのみ使われることが多いみたいです。

同じように言っていたsesentaの母親が、播州の人でしたから、あちらの方言かとも思うのですけど、ただ「はさまる」というより、歯の間にものが詰まってじゃまな感じも出ていて、方言の表現っておもしろいなあ、と思います。

ナスとニシンの炊きあわせ_d0043225_2195974.jpgじつはsesentaがこの「はさかる」食べものが好き。お料理でいえばお正月の「棒だら」、牛すね肉の煮込みやハードサラミなど。

在所の鎮守さまからお下がりのスルメや昆布など、そこらに置いたものが「あらら、ないわ」と思ったら、いつの間にか口を動かしてます。

その好物のひとつが、身欠きニシンの煮ものです。ニシンそばの上に載っているような柔らかいのでなく、歯ごたえを残した「はさかる」くらいのが好み。ナスの豊富なこの頃になると、魚やさんの荷に身欠きニシンが出るのを待ちかねて煮ます。

半干しの感じのやわらかめの干しニシン、お米のとぎ汁につけて戻し、水洗いしてお米ひとつまみを入れた水で、やわらかくなるまでゆがきます。

鍋に水としょうゆ、みりん、砂糖を合わせて煮立て、ニシンを入れて中火からとろ火で煮ます。

たて半分に切ったナスは、包丁目を入れ水に放してアク抜き。しょうゆと砂糖のうす味でこのナスを煮て、先に煮たニシンを煮汁ごと加え、赤唐辛子を入れて煮合わせます。

いつもはテキトウに煮てしまうことも多いのですけど、今日は大村しげさんをお手本に、ちょっと緊張して京都のおばんざい風に。(「大村しげの京のおばんざい」暮らしの設計133号・1980/中央公論社刊)

煮ものついでにもうひとつ、ことしはできのいいゴーヤ−を使って、お揚げさんやちくわと煮きあわせ。生野菜も食べておきたいので、リーフレタスとキュウリ・ミニトマトをタマネギドレッシングで。

白いのは、農園のお野菜じょうずさんにいただいた白ゴーヤ−です。「クセが少ないから」と言って下さったとおり、苦みが少なく、スライスすると雲のような形がとても涼しげで、ゴマドレッシングがぴったりの爽やかサラダです。

トスカーナの自然派というちょっと濁ったワインが、絞りたてのジュースのようで、素朴なお料理に合いました。
 
by sesenta | 2015-08-11
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