在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然15 封鎖期限が延びた

2020-04-01 22:02:35 | もろもろ、つれづれ



封鎖期限が、4月3日だったのが、正式に4月13日まで延びた。

延びるだろうと言われていたので、驚かないが、おそらくまだ延びるような気もする。

もちろん、徐々に封鎖を解いていくということなので、4月13日を超えたら、地域によっては、わずかの自由は手に入るようになるかもしれない。


買い物以外に少しは外に出られるようになるとか。
ジョギング、散策が、わずかできるようになるとか。
友人との立ち話しももちろんできないし、近所の人との立ち話しさえ、短い時間のみである。
せめて、家族が少しでも顔を合わせられるようになりたいものだ。

年老いた親のところに顔を出す事はできないわけではないが、買い物を届けるなどは、もちろんできるが、そうでもなければ、会うことはできない。


それにしても、4月13日までということは、予想していたが、復活祭は、それぞれの家で、ということになった。

復活祭は移動祭日で、今年は4月12日の日曜日。
そして、翌日、13日は、小復活祭となり、連休となる。

普通なら、復活祭には、家族が集まり食事をしたり、小復活祭にはピクニックをしたり、旅行に出る人も多い時期なのだが。


すべては、コロナの災い。
仕方がない。


昨日、ピークに達したとの表明があったが、今日は、また新たな感染者数の増加が見られているようだ。
毎日、イタリア全土の模様の発表が18時に行われる。うーーん。。。

本当に油断ができないのが、このコロナなのである。

日本も増加しているようなので、どうか気をつけて。


だんだんわかってきたとは思うが、本当に「無症状」の感染者が多いのが特徴である。

極端に怯える必要はないが、自分も感染しているかもしれないという意識は持った方が良いかもしれない。


ちょっとでも症状が出てくるようなことがあれば、外出は絶対にしない。

そして、とにかく、手を洗う。手を洗う。頻繁に手を洗うことである。




イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然14 希望の光が見えてきた

2020-04-01 01:28:50 | もろもろ、つれづれ



ほのかな光が見えてきた。


今日の午後になって、政府が初めて、ピークに達した、との公式の発表をした。


今日も、死者数は、相変わらず800人台と非常に多いが、新たな感染者が減っている。


数だけを言えば、昨日が1648人で、びっくりするほど少なく(一昨日は3000人以上)、今日は2017人、つまり、一見増えているように思えるのだが、検査数が違うとの説明。

つまり、昨日の検査数 23000件 と今日の検査数 29609件 とを比べて、 陽性の結果の割合が少ない、とのこと。


ピークの頂きは一つではなく、まだジグザグの線を辿るのだろうが、今後は、その線が降下を描いていくはず。



長かったー いやー本当に長かった。



ただ、日が過ぎるのを待つのではない。

ほとんど外出できず、外出できても、何をするのか、どこへ行くのかを記載した書類を携行。
家に家族を呼ぶことも、友人の家に遊びに行くこともできない。
お祝い事はあもちろん、お葬式すら禁止。
卒業式はオンライン、孫の誕生日はおろか、孫が生まれても会いに行く事もできず。
レストラン、カフェも閉まり、観光地、美術館は完全に閉まり、コンサートなどもすべて中止。
買い物に行っても、スーパーに入るのに長蛇の列。

戦争を経験してはいないが、戦時中並みだろう。


そして、経済不安がのしかかる中でのこの毎日。
かなり、きつい。

長い長い3週間だった。

でも、やっと希望が見えてきた。

もちろん、4月3日までの封鎖は、もう確実に延びると言われている。
でも、出口が全く見えないときと、うっすらとでも光が見えてきたときでは全く違う。

まだまだ油断してはいけない。
いつ、コロナの勢いがまた増す事があるかわからない。
でも、やっとここまで来た、という気がする。

後は、これから続く国、日本もそのうちに入るのだが、どうか、できるだけこの状況を回避して欲しい。