在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然33 初感染者!の記事を読んで

2020-04-10 06:40:36 | もろもろ、つれづれ


日本の都道府県で、まだ感染者が出ていない県に、島根県と鳥取県、そして、岩手県があった。

島根県を鳥取県で、相次いで初の感染者が出たため、現在、感染者が一人も出ていない県は岩手県だけになってしまった。


私は、生まれただけだが、島根県の出身。

そこで、場所がどこにあるかわからないワースト幾つかには必ず入るという島根県のことは、やはり気になる。


その島根県で、初めての感染者が出た、という記事を読んで、あちゃーーーーーーーーーの連続だった。


以下、読んだ記事(の一部)。 (NHKオンライン)

この生徒は、先月19日以降せきや鼻水、のどの痛み、発熱などの症状があり、先月25日から8日までに3回にわたって同じ医療機関を受診しましたが、症状が改善しなかったということです。
このため9日、遺伝子検査を行ったところ、感染が確認されたということです。


3月19日に症状が出たのに、誰も疑わない??? まだ、県内で一人も感染者がいない(いなかった)から???
感染したのは、少なくとも3−5日前なので、その前に、すでに誰かを感染させている可能性がある。
3回も医療機関を受診した??? その医療機関自体も、その間、その後、通院した人など、みんな感染の可能性が出てくる。
高校生だというので、通学していたのか??? (そこは調査中、とあった)

などなど、認識の甘さにびっくり。。。


幸いなことは、島根県は本当にのんびりしたところで、人口は少なく、気候がいいし、爆発的な感染になることはまずないだろうが、接触したところでぼちぼち感染が出てくるかもしれない。


しかし、もし、これが、もう少し大きな県、町、都市だとしたら???


戦後初めて出たという緊急事態宣言も、あまり緊張感のあるものではなく、大丈夫かな〜???と遠くイタリアからものすごく心配している。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然32 愛他主義、利己主義、インテリジェンスなマスク

2020-04-10 05:40:24 | もろもろ、つれづれ



数日前、新聞やテレビで紹介された、マスクの種類と使い方について。

すごーくわかりやすかった。


イタリアは、これからフェーズ2に入る(だろう)というところで、外出時のマスクを義務付ける州が出てきている。

イタリア人は、全くもってマスクの着用に慣れていない。

わずか、1ヶ月かそこら前までは、マスクなんてしたことがない人の方が多かったから、仕方がない。

実は、私もマスクはほとんどしたことがなかったので、未だ着用に慣れていない。


犬が、みんな口輪してる!というギャグの写真が出回ったが、もしかしたら、犬たちは本当にそう思っているかもしれない。
それくらい、イタリア人にマスクは似合わなかったのだが、世の中変わった、と思う。





さて、イタリアのマスクの基準は、日本の基準と違うと思うのだが、大きく分けた3種類の医療用マスクの違いと使いかたをわかりやすく解説したビデオが出回った。

紹介したのは、ボローニャの病院の外科医師だそう。

ビデオは、ここには掲載できないため、写真で。


1 医師、看護師が普通に着用している一般の医療用マスク  「愛他主義」のマスク、つまり、他人に優しいマスク

自分の飛沫を防ぐことはできるが、感染からは自分を守れない。
だから、他人のことを考えているマスクとのこと。

1枚、わずか10円程度らしいが、今は1枚1ユーロ前後で売っている。

なお、友人の医師いわく、みんながこのマスクをつければ、感染しにくくなるのに、とのこと。





2 FFP3と呼ばれているマスクで、フィルターの付いているタイプ  「利己主義」(エゴイスト)のマスク、つまり、自分(だけ)に優しいマスク

一番感染を抑えるマスクで、安心なのだが、イタリアの薬局などでは、1つ15ユーロ以上で販売している。
しかし、それでも、手に入りにくい。
なお、この手のマスクは、一般市民より、医療関係者に必要なので、病院に行き渡るように、一般市民が買い占めないで、とも言われている。

フィルターがあるため、他人の飛沫を防ぐには適しているが、自分の飛沫を排出してしまう、とのこと。
そこで、エゴイストのマスクとなる。



そこで、このマスクを完璧に使うには、1の医療用のマスクと併用すると良い、との解説。
なるほど。





3 N95とかFFP2と呼ばれているマスク(フィルターがない)   「インテリジェンス」のマスク

値段も中間だが、自分と他人の両方の飛沫を防ぐことができる、というもの。
だから、一番「頭が良い」マスクとなる。

自分にも他人にも同時に優しい。




どれも手に入りにくし、値段も不当に高くなっている今、場面によってうまく使い分けると良い。



イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然31 まだまだ。。。 

2020-04-10 04:48:47 | もろもろ、つれづれ



ため息。。。。

今日は、2000人ほどが完治したということだが、新たな感染者は1600人。
死亡者も600人を超え、コロナで命を落とした医師は100人を超えた。

集中治療室の患者、入院患者は減少しているので、後戻りをしているわけではないのだが、まだフェーズ1.5をうろうろしている。


それにしても、新たな感染者が1600人というのは、いったいどこで感染したのだろうという疑問が湧いてくる。


パーセンテージで言うと、南イタリアが増加しているが、もともとの数が少ないので、すごく大きな数字ではない。
100人単位での増加は、やはり北イタリアに多い。


潜伏期間を考えると、3月の末から4月の初め。


どこで何をしていたのだろう???


幸い、私の周りには、感染した人がいないので、聞いてみることはできない。


イタリアは、これから祭日が目白押し。
この日曜日の復活祭、と翌日の小復活祭
4月25日の解放記念日(日本の終戦記念日に当たる)
5月1日のメーデー

外に出る、外に出たくなる場面が増えるため、封鎖は5月初めまで延びるかもしれないという憶測がすでに流れている。


Speriamo bene.
うまくいくと良いのだけど。。。という意味。

ジョンソン首相が一般病棟に移ったという知らせは、心から嬉しい。