今日は、イタリアは、祭日。
日本と違って、祭日が土曜日になろうが、日曜日になろうが、振替休日というのはない。
だから、週休2日制の会社に勤務している人にとっては、週末が祝日と重なると、あー、残念〜となる。
しかし、コロナの影響で、在宅勤務の人がかなりいるため、今回ばかりはいつものような気持ちにはならないかもしれない。
今日は、解放記念日。
日本でいうと終戦記念日にあたる。
しかし、今年は、本当の解放記念日は全土の封鎖が終了する5月4日かも?という話もある。。。
5月4日から、州によるし、まだ、はっきり決まっていない部分の方が多いが、商店が少しずつオープンしていくはずなので、勤務開始の人も増えてくるだろう。
終戦とは違い、自由になったからといって、大手を振って街に繰り出す人がそう多いとは思わないが、気分はやはり違ってくる。
イタリアの保健省は、封鎖が終わっても、コロナがなくなっているわけではないので、注意を怠らないように、と口を酸っぱくして言っている。
そう、封鎖が解かれたからと言って、コロナの危険性がなくなったとは決して思ってはいけない。
今日、日本のオンライン新聞の記事で気がついたのは、日本の安倍首相の発言で(記者団に対してのものだった)、初めて「3密」が強調されなかったかも?ということ。
実際には3密を語ったのかもしれないが、今までのように強調しなかったのではないかという気がする。
外出を控えて。
これ。
どうしてこれを最初から言わなかったのかと大きな疑問。
こちらでも、封鎖とか、外出禁止、外出には証明書がいるとかいうが、散歩やジョギングはできる。
仕事に出ている人も、もちろんいる。
医療従事者はもちろん、スーパー、食品関係、そして、運送会社の人は、イタリアでもいつも以上に忙しい。
だから、気が滅入ってきた時は、家にこもってばかりいないで、ソーシャル・ディスタンシングを保ちながら、時には、外の空気を吸いに出よう。
ずっと家にこもっていては、体に、いや、頭にきついし、心に辛い。
時間を見て、場所を見て。
封鎖が始まって、そんな不自由な生活に慣れてきたとはいえ、3週間目くらいが一番きつかったような気がする。
それを過ぎて、増加の曲線が緩やかになって初めて、明るい気分になってきた。
だから、日本も、あともう少し。
どうか頑張って。