在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然49 今日は解放記念日、でも。。。

2020-04-25 19:22:59 | もろもろ、つれづれ




今日は、イタリアは、祭日。

日本と違って、祭日が土曜日になろうが、日曜日になろうが、振替休日というのはない。
だから、週休2日制の会社に勤務している人にとっては、週末が祝日と重なると、あー、残念〜となる。

しかし、コロナの影響で、在宅勤務の人がかなりいるため、今回ばかりはいつものような気持ちにはならないかもしれない。


今日は、解放記念日。
日本でいうと終戦記念日にあたる。

しかし、今年は、本当の解放記念日は全土の封鎖が終了する5月4日かも?という話もある。。。

5月4日から、州によるし、まだ、はっきり決まっていない部分の方が多いが、商店が少しずつオープンしていくはずなので、勤務開始の人も増えてくるだろう。

終戦とは違い、自由になったからといって、大手を振って街に繰り出す人がそう多いとは思わないが、気分はやはり違ってくる。


イタリアの保健省は、封鎖が終わっても、コロナがなくなっているわけではないので、注意を怠らないように、と口を酸っぱくして言っている。
そう、封鎖が解かれたからと言って、コロナの危険性がなくなったとは決して思ってはいけない。



今日、日本のオンライン新聞の記事で気がついたのは、日本の安倍首相の発言で(記者団に対してのものだった)、初めて「3密」が強調されなかったかも?ということ。
実際には3密を語ったのかもしれないが、今までのように強調しなかったのではないかという気がする。


外出を控えて。


これ。
どうしてこれを最初から言わなかったのかと大きな疑問。


こちらでも、封鎖とか、外出禁止、外出には証明書がいるとかいうが、散歩やジョギングはできる。

仕事に出ている人も、もちろんいる。
医療従事者はもちろん、スーパー、食品関係、そして、運送会社の人は、イタリアでもいつも以上に忙しい。


だから、気が滅入ってきた時は、家にこもってばかりいないで、ソーシャル・ディスタンシングを保ちながら、時には、外の空気を吸いに出よう。

ずっと家にこもっていては、体に、いや、頭にきついし、心に辛い。

時間を見て、場所を見て。


封鎖が始まって、そんな不自由な生活に慣れてきたとはいえ、3週間目くらいが一番きつかったような気がする。
それを過ぎて、増加の曲線が緩やかになって初めて、明るい気分になってきた。

だから、日本も、あともう少し。
どうか頑張って。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然48 イタリアの感染経路の4月の統計

2020-04-25 05:09:33 | もろもろ、つれづれ



4月の1日から23日までの統計、全統計をもとにしたものではないようだが、感染の原因で一番、44%にあたるのが、高齢者施設でのものだった。
ついで、25%弱が家庭内での感染、10%程度が院内感染、4%程度が仕事場での感染、ということだった。

今日の、イタリアの高等保健局による発表。

イタリアでは、今、高齢者施設での多数の院内感染が発覚して大きな問題になっている。
多くの高齢者が持病を持っているし、適切な病院に運ばれる前に亡くなった人も多く、多数の死者が出ている。
3月の時点では、ここまでの悲惨な状態が発覚していなかったので、もう少し少なかったと想像するのだが。(比較は出ていなかった)


4月に入って増加しただろうとは思うが、高齢者施設での感染は、残念ながらかなり多いということがわかる。
それでも、一人も感染者が出ていないという施設もあるし、高齢者施設が全て危ないというわけではない。

家庭内の感染は、想像通り多い。
熱、咳などの症状が発生したら、というより、少なくとも今は、症状がなくても、使用するタオルなどを全て分けておくに越したことはない。
同じボトルから飲まないとか、コップを共有しないというのも、基本。

院内感染は、日本でも大きな問題になっている。
全く無症状なら防ぎようがないのだが、それっぽい症状が出てきたときは、絶対に直接、病院を訪れてはいけない。
必ず、電話で相談、その後の指示を仰ごう。

仕事場での感染は以外と少ないが、それでも感染しないわけではない。
たかが4%と思わず、自分もその%に入るかもしれない、という危機意識は持っていたほうが良いと思う。


また、3月は、感染者に男性が多かったのが、4月になって女性の感染も増えているそう。

小さな子供は比較的感染しにくいなど、ある程度固定の情報はあるが、例外も多く、まだまだ未知の部分が多いコロナ、やはり男女共、各年代、気をつけ方が良さそう。



東京の感染者が、しばらく横ばい的だったのが、また増えた。

今日の統計の結果は、2週間程度前のみんなの行動の結果。

だから、少し先の明日、良い結果が生み出せるように、今日の、そして明日の行動に責任を持とう。