イタリアは、第2の局面に入った、ということだが、一応のピークを過ぎ、いよいよ、ゆるやかでも下り坂へと向かうことになりそう。
でも、本当にしぶとく、油断してはいけないということは、イタリアの国民のほとんどがわかってきていると思う。
それは私も同じで、まさか、ここまでとは思っていなかった。
津波のよう、という表現がされているくらいである。
でも、家が流れたわけでも、街が崩壊したわけでもないので、はるかにマシだろう。
しかし、この死者の数は、明らかに異常の範囲である。
今日の新たな感染者は昨日の数(2100人)を上回り、3000人近い。
でも、検査数も昨日の約30000件から35000件近くに増えているため、単純に増加数だけを見ない方が良いのだろう。
しかし、死者数は、今日も700人を超えている。
幸い、身近なところに亡くなった方はいないが、病院に運ばれてから、面会することもできず、最後のお別れすらままならない状態だと思うと、心から胸が痛む。
このコロナは、それくらい感染力が強いということである。
歴史の中にみるペスト並みと言えるかもしれない。
さて、日本の年齢別の割合を見たが、日本の場合、外国からの帰国者による感染が多いためか、若い人が異様に多いと思った。
若い人の中には無症状の人も多いだろうし、日本で、どうかこれ以上広がらないよう祈るばかりである。
いつも見ている新聞 La Repubblica に掲載されている GEDI という出版団体が作成している統計が非常にわかりやすく、参考にさせていただいているため、本当は掲載はいけないのだろうが、日本の方にもわかっていただきたいという希望を込めて、以下、数値を記してみる。
3月30日のデータに更新されている。
年齢別、男女別の致死率
男性 女性
90歳以上 36.55% 21.38%
80-89 34.12% 21.19%
80-79 23.11% 13.9%
60-69 8.59% 4.23%
50-59 2.92% 0.87%
40-49 1.14% 0.37%
30-39 0.58% 0.06% 男性18件 女性2件
20-29 0.06% 0.05% 各1件
これが元の表。
若いほど致死率が下がるのは明確なのだが、もし、自分が感染した時、その少ない確率の方に入ることもあり得る。
だから、くれぐれも気をつけて。
とにかく、手洗い。ひたすら手洗い。
なぜか数字がうまく表示されないが、わかると思うのでそのまま。(ごめんなさい)