在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然35 封鎖の道はまだまだ続く

2020-04-11 04:31:11 | もろもろ、つれづれ



予想はしていたが、封鎖が5月3日まで延びた。

ただし、復活祭明けの4月14日から、本屋、文房具屋、ベビー、子供用品のお店は開くと言う。


さて、今日は聖金曜日。
キリストが十字架に架けられた日だから、この日に騒ぐ人はいない。

そして、日曜日が、キリストの復活の日。

本来なら、家族、親戚が集まり会食、自宅に招く人もいるし、天気が良ければ、セカンドハウスに行く人も多い。
海に山に、一人で過ごす人は少ない。
旅行に出る人も多いし、そうでなくても、ピクニックに出たり、家でじっとしている人の方が少ない日である。

それが、今年は、みんなそれぞれの同居家族単位での復活祭。
イタリアはシングルがかなり多いから、一人で過ごす人も多いということになる。
一人で住んでいる高齢者も多いし、施設に入っている人もいる。
しかし、近くても、遠くても、他の家族の元へ行くことはできない。
施設に面会にいくこともできない。
彼と、彼女と、一緒に過ごすこともできない。

夫婦なら、また、子供がいればある程度賑やかだが、まさか封鎖がここまで延びると思わず、一人で過ごしていた人にとっては復活祭の昼食さえも一人とは、かなりきついかもしれない。

彼、彼女の関係なら、もう1ヶ月会っていないことになるし、あとほぼ1ヶ月会えないことになる。
これは、遠距離でなくても、つまり、同じ市内に住んでいても、会いに行くことは基本的にできない。
2ヶ月会えず、もちろん、電話、ビデオ電話はいくらでもできるが、会えず、本当の愛を確かめられるか、別れるか。
このコロナが大きな鍵を握るかもしれない。。。


さらに、4月25日は解放記念日。

5月1日のメーデー。。。

ううう。。。。。 コロナを心から恨む。。。。


今日も、集中治療室、一般の病棟の入院患者は減少、しかし、死者は500人を超え、新しい感染者は1400人近い。

1400人。。。。本当にどこで感染するんだろう。
と言いながら、明日、私が感染するかもしれないが。

ただし、新しい感染者の68%は軽症で、自宅での隔離ということ。
つまり、7割近くは、かなり軽症ということになる。


今日、ヨーロッパの某国から帰ってきていた娘の14日間の自宅隔離が終わった。

やっと、今日、初めて、おかえりなさい〜とハグすることができた。

しかし、今日、早速、私の代わりに買い物に行ってきてくれたのだが(スーパー入店の待ち時間1時間)、つまり、我が家の感染の可能性が増えたとも言える。

今まで以上に、手をきちんと洗わなくては。

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然34 職業による感染の危険度の違い

2020-04-11 00:50:16 | もろもろ、つれづれ



毎日18時から行われる、市民保護局による、24時間のイタリア全体の状況説明の会見、昨日の会見で質問が出ていた。

仕事により違う、感染の危険度。


そろそろフェーズ2へ向け、徐々に封鎖を解き、イタリアの産業を再開させていかないと、イタリアの国自体が立ちいかなくなってしまう。

ただ、まだ時期的には早いとの専門家の強い助言があり、実際の再開にはまだもう少しかかる予定。

また、徐々に封鎖を解いていくという方法を取るようになるらしい。



さて、今日のラ・レプブリカのオンライン新聞に、危険度の高い〜低い職業、というのがわかりやすく図解されていた。

すべての職業を網羅したものではないので、大まかな仕分けである。





1 感染の危険度が低い職業  農業従事者と公証人

段階ごとに再開していく中で、早い段階から再開できるというもの

ー農業従事者

ー弁護士、会計士、保険関係

ー家具製造

ー不動産業

ー電気工、家庭での作業も含め


2 感染の危険度が中程度の職業  工場と店舗

再開の際に、感染防止の対策を講じる必要があるもの

ー工場(工業各方面、機械業から鉄鋼業、繊維業から化学工業)

ー公共、プラーベートのオフィス、ただし、スマートワーキングの助けが必要

ー店舗、小売業、店員を含む


3 感染の危険度が高い職業  学校とバール

感染の危険度が高いため、距離を取ることが重要

ー学校

ーレストランとバール

ー歯医者

ー美容師、エステティシャン

ースポーツジム

ーディスコ


以上の職業に従事する人の感染の危険性が高い〜低い、ということは、そこへいく人の感染の危険度も高いということになるかと思う。

気をつけよう〜