在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然38 もうボーゼン。。。

2020-04-13 08:09:36 | もろもろ、つれづれ



日本の様子は、一般のオンライン新聞で、淡々とした表現のものを見て、一部、週刊誌のオンラインの記事も読む。
週刊誌は、もちろん、表現がやや過激なところがあるだろうが、それにしても、東京の医療事情がかなり悪化してきているのがわかる。
または、今はまだオーバーでも、1週間後にはそうなるような気がする。

日本では、コロナの検査が陽性とわかっている患者を受け入れたくない病院が多い、ともあったが、その点、イタリアでは、散々言われたが、満床でない限り、拒否されることはない。(基本的にはないはず)


ところで、今、日本で、急増している患者は、昨日や一昨日、感染したわけではない。

だいたい14日程度前に感染した人が多いはずである。

これは、次のように計算できる。

感染 ー 発症まで6−7日 ー 熱、咳などの症状が3日程度続き、おかしいと思う ー 医療機関に受診希望、しかし、すぐに受診できない場合も多い ー やっと検査 ー 結果が出るのがおそらく翌日 


これで、14日程度になる。
早くても10日。

なお、イタリアでは、発症は感染から6−7日後が多く、発症の3日前から感染の可能性がある、ということがわかってきているらしい。


そこで、今、新たな感染者という人たちは、3月の終わりに感染した人が多いということになる。

多少自粛したとはいえ、緊急事態宣言が出るまでまだあるため(または、宣言が出るとは想像していなかった)、まあまあ外出していた人は多いのではないか。

花見、送別会。。。

そして、その時に感染した人たちが、症状が出る前に、さらに、他人に感染、その人たちがまたさらに。。。。

だから、緊急事態宣言が出た、4月7日から3週間程度は、どうしても感染者数が大きく増加する計算になる。

落ち着くまで、最低でも2週間、たぶん、3週間はかかる。

つまり、今の時期が、医療が最も逼迫している時に当たる。



その間、もし高齢者が感染すると、医療の手が回らないことになる。
だから、もう実は遅いのではあるが、しばらくは、とにかく、外出しない、手を頻繁に洗う、顔を触らない、これを徹底するしかない。
医療が一番逼迫している時に、発症しないことは、かなり重要である。


それにしても、別の記事で、4月4日に任天堂のゲームが店頭に並ぶということで、ものすごい人が詰め掛けた、という記事も読んだが、この状態では、もう、救えないかもしれない。


東京には、既往症のある父がいる。
感染したら、もうだめだと思っている。
だから、父を救いたいが、もちろん、その他の方も救いたい。

そこで、バカみたいにこんなブログを書いているのだが、どうか、日本の方に、一人でも多くの方に、このコロナは普通ではないことをわかってほしい。


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然37 今日は復活祭

2020-04-13 01:45:17 | もろもろ、つれづれ


今日は復活祭。

家族単位というより、その家単位で、という前代未聞の復活祭。


聖金曜日や復活祭は、意外と雨が多く、せっかく外に出ようと思ったのに〜という年も多いのだが、今年は、このところずーーっと良い天気。
外に出られないのが恨めしい。。。

もちろん、家の周りの散歩はできるが、それだけ。(涙)


昨日、今日と、集中治療室、一般病棟に入院している患者は減少している。
今日は、死者も400人台に下がった。

しかし、新たな感染者は相変わらずいて、今日も2000人近い。
ただし、陽性の69%は、軽症か無症状とのこと。
つまり、病院に入院するほどの症状を呈する人は3割程度となる。


病院に入院しなければ、こちらでは、普通に家にいる。
買い物にも出られなくなるため、市民保護団体が、ある程度助けてくれるが、幸いイタリアではそういうシステムが整っている。


日本は、近所で陽性の人が出ると近所がパニック状態になるようだが、もう、いつ、誰が、どこで、どうやって感染するがわからない状態なので、その点は理解したほうが良いと思う。

近所で陽性の人が出たからといって、全く接触がなければ、感染の可能性は低い。


中心部への外出は減ったようだが、その分、家の近所には人が多いとか。

スーパーは、感染の可能性が高いと言われているところなので(誰が来ているかわからないし、多くの人がものを結構触る)、気をつけたほうが良い。