在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然30 なんか不安、特に日本が。

2020-04-09 16:41:51 | もろもろ、つれづれ



話題になっているグーグルのコミュニティ・モビリティ・レポートというのを見てみた。

レポートはまだ3月29日のもののようなので、日本では、緊急事態宣言の出る前だから、その後、どれくらい外出が減っているか(減ったのか)の目安にはならない。

しかし、日本が強調している「8割」という数字と比較して、実際に封鎖をしているイタリアが何割なのかを見てみた。







店舗 94%マイナス
食料品店と薬局 85%マイナス
駅などの交通 87%マイナス
などなど

そして各州のレポートが続く。


自分の行動が、こうやって反映されているのかと思うと、ちょっと怖い気もする。
また、まだスマートフォンを持っていない高齢者とか、位置情報をオフにしている人が多いかもしれないやはり高齢者の分は反映されていないだろうから、実際には、あともう少し外出が控えられているかもしれない。


もちろん、ここは中国ではないので、100%になることはあり得ないが、ここまでやって、これくらい、というのがよく理解できた。


日本は大丈夫かなー。。。。。。と心から心配。


「3密」をやたら強調して、つまり、外出しても、
寒気が整っていて(窓を開けるとか)
少ない人数で(つまり数人の友人とか)
密接した会話(話しているうちに、だんだん密接してくる。。。)
を気をつければ、大丈夫的な、雰囲気?


なんか、ちょっと違うような気もする。


密集したところで、大勢で会話をしても、絶対に顔を手で触らなければ防げるかもしれないし

3密の条件を満たしても、たまたま、感染したドアノブを触り、顔を触り、感染するかもしれない。


それに、もういい加減広がっちゃってるわけだから、あとは、無症状で感染している(だろう)人たちが、ちょこちょこ感染させていくことがすごく多いのだと思うけど。



可能性を極力避けたいと思ったら、本当に、必要な時以外外出しない

でも、もちろん必要な時には外出できるわけだし、ただし、できるだけの対策をして外出する

ことが必要なのではないかと思う。


そこまでしないと、本当に終息しないよー。。。。と言いたい。


あとは、日本人の生真面目さ、自主的に外出を控える人が大勢いるだろうから、そのあたりに期待。

どうか、がんばって〜


イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然29 まだフェーズ1.5

2020-04-09 01:25:25 | もろもろ、つれづれ


フェーズ2への移行はまだもう少しかかりそう。

今日は、2000人以上の完治者で、記録的な数字とはいうが、死者は、まだ500人以上、感染者の増加は、昨日の880人から再び増加し、1200人弱となった。
なお、検査数は、50000件を超えている。

集中治療室に入院している患者と全体の入院患者が減少しているので、ポジティヴな面は多い。

しかし、封鎖が解かれるのは、まだほぼ確実にもう少し先になりそう。。。


今の政策で成果は出ているが、今までにないレベルの緊急事態であることにはかわりなく、気を緩めると、また一段階前に戻ってしまう、とのこと。


日本は、大きく増加しているとはいえ、桁が違うので、今回の宣言で、1ヶ月で終息の方向へ行くことを心から祈る。


コロナとは関係がないが、イタリアでは、また橋が落ちた。
トスカーナ州の、リグリア州との州境に近いところ。
2台のトラックが巻き込まれたが、死者はいない。
封鎖してなかったら、もっと通行の車が多かったはずなので、不幸中の幸い。


ネガティヴな面が多いコロナだが、空気がきれいになっているとか、意識の改革など、わずか、ポジティヴな面もないわけではない。