在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然50 イタリアを愛していたら

2020-04-26 17:31:11 | もろもろ、つれづれ




封鎖が解除される5月4日からの様子がだんだん見えてきた。

イタリアのコンテ首相の会見、20分以上にはなったか?長いものだった。



イタリアを愛していたら、ソーシャル・ディスタンスを取ってください。



日本の首相のものとは大きく違う、といつも思う。
(もちろん、コンテ首相だけではなく、イタリア人民保護局ー民生委員会という感じ?の会見も、聞いていて、いつも思う)
しかし、これは、言語の違いも大きくあるだろう。

日本語じゃぁ、

日本を愛してるなら。。。とは言えないよね。

日本のために。。。ってところになるか。


でも、ここ、愛してるなら、という感じと、。。。のために、では、微妙に感情は変わってくる。


イタリア語は、非常に愛すべき言語だと思うが、会見の内容だけでなく、表現に、まさに、と思う。



さて、5月4日からの解除は、州ごとに変わる部分もあるが、段階的に解除していく。


もしかしたら12月になるかもしれないと思われた美術館は、5月18日から開くことになった。

「幻の展覧会」になるかもしれないと思ったクイリナーレ美術館の「ラファエロ展」に、なんとか行けるかもしれない。
3月5日に始まったはいいが、たった3日でクローズ。
今年は、ラファエロ没500年で、今年のイタリアの「目玉」になる展覧会である。
かなり力が入っているので、これが幻になったら、泣くところだった。
(入場者、ほとんどゼロ状態で、本当に泣くのは主催者の方だと思うが。。。。)


レストラン、バールは、同じ5月18日からと大方の予想だったのだが、6月1日からとなった。
しかし、5月4日からテイク・アウェイはできる。


また、離れている家族間の移動ができるようになるのは、心からうれしい。
久々の再会に、涙する人も多いと思う。



まだ、カウントダウンという気分にはならないが、そして、5月4日になったからといって、大手を振って街に繰り出すわけではないので、大きく変わらないかもしれないが、やはり待ち遠しい。

これからはコロナとの共存。

コロナが消えて無くなるわけではない。

危険性も、少なくはなるが、急に減少するわけではない。


今日は、新しい感染者数は増加しているが(まだまだ2000人を超えている)、死者が260人に減少した。
この数字はかなり画期的で、3月15日以来とのこと。

少しずつ、光が見えてきている。