2007年1月
壽初春おおかぶき 夜の部
先日 家族と、しょうちく座夜の部に行ってきました。
毎年ながらお正月らしく、餅花が外にも中にも飾られていた。
『まつ』と『たけ』だけの質素ながら大きな門松。
『しょうちく』もなかなか洒落心があって、心憎い演出。
初めの演目はかぶき十八番の内『けぬき』。
この演目は家族全員が好きで、のりに乗ってしまった。
かぶき十八番の内 『けぬき』
エビゾウ
イチゾウ
カキツ
センジャク 他
あの少しいやらしいいくつかの場面を エビゾウさんがどう演じられるか・・・・・・わが家では家族間で話題になっていたのですが、見応えがあり面白い。
さすが本家。おおいに楽しませていただきました。
ダンジュウロウさんもご子息を見て、お喜びなのではないでしょうか・・・
それにしてもエビゾウさんの目力はすごい。
たいしてエビゾウファンとはいえない私ですが、みえを切るとオーラがすごい。
台詞も『けぬき』は聞こえよくこなされていました。
パリ公演での『カンジンチョウ』、成功をお祈りいたします。
今回の毛抜きで食い入るように見てしまったのは、カタオカイチゾウさん。
以前からこの方の演技と台詞も好きなんです・・・・・・
思わず心の中で、
「マツシマ屋っ!」
と叫んでおりました。
どんな役でもこなされて、この役者さんの世界に引き込まれていくようです。
今回の役もみていて、憎たらしくて腹が立ってきて・・・
本当に上手いな。
好きな役者さんが出ておられるとご機嫌な私です。
馬鹿だな・・・・・・
期待していた
「びびびびびぃ~~」
は、センジャクさんの場合はエビゾウさんに結構近い場所で言われた。
グッ・・・
演目がコメディタッチで面白く、脚本に書けば平賀源内もなんじゃこりゃ・・・と目を丸くしそうなほどに面白い。
面白かった・・・・・・
ちなみにこの『けぬき』は 1742年、『なるかみふどうきたやまざくら』のなかで、二代目ダンジュウロウによって演じられたそうです。
一人のほうの子どもがこの『けぬき』をみた日は隣席に外人カップルさんがいらっしゃったとのこと。
この方たちにも大いに受け、大笑いなさっていたとのこと。
英語版簡易番付を手にもたれていたそうですが、舞台やあらすじ、客席の反応に敏感に反応されていたそうです。
カブキってすごい・・・
子どもの行った日も、尻尾シーンとエビゾウさんの人気とイチゾウさんの場で盛り上がったそうです。