乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

シリーズ 世界の食生活①  中国 (子供用 ) 

2007-01-27 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録だけ  2007年  ⑰    

 

     シリーズ  

          世界の食生活①  中国

 

 

 著者  エイミー・シェイ

      スチュアート・トンプソン

 訳者  横山 美智子(1945生)   

 

 1991年4月20日 初版発行  

 1997年9月10日 第5版発行

 発行所 (株)ユー・エイド

 44ページ (24000円+税  / 全12巻セット)

 

 

 幼稚園入園前から小学校低学年真でも子どもたちまで、わかり易く作られた良書。

 写真が多く、浅く広い食生活の知識は、子どもたちも楽しめる。

 この本は子どもたちは絵本感覚で楽しめる上に、世界の習慣や食文化、果ては自分の食感までしっかりと考えられる子どもに育つのではないだろうか・・・

 

 大人にとっても思わぬ発見があり、今までの思い込みをくつがえされる一面もある。

 あっという間に読めるが、面白かった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芦笛岩 (桂林・中国五日目)

2007-01-27 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム

 

        芦笛岩 (ろてきがん=桂林・中国五日目)

 

 

 

 中国五日目、桂林で一番有名な鍾乳洞のみられる芦笛岩に行く。

 芦笛岩の入り口は、少し歩いた小高さだ。

 ガイド嬢がチケットを買っている間、私たちは外の景色を眺めていた。

 

 

 下を見ると野菜や荷物を運ぶリヤカー。

 おっと、牛を引いた人はここでもみる事ができた。

 こぎれいな橋がある。

 橋の上には美しい中国人。

 彼女も旅行者のようだ。

 

 

 私たちはまとまって中に入る。

 ミスター桂林ガイドが先頭。私たち観光客をはさんで、後にガイド嬢が歩く。

 

 

 入り口すぐのところで、係員はミスター桂林ガイドだけに 懐中電灯を渡す。

 どうも調子がよろしくないようだ。

 二つ目も光が弱い。

 三つ目にしてようやくまともな懐中電灯にあたったようす。

 ミスター桂林ガイドは洞窟の中に進む。

 

 

 中は思っていた以上に暖かい。

 たいへん熱くて、少し歩くと汗ばむ始末。

 結構なだらかな足元だが、とことどころ急な坂。

 足元の整備はしっかりと整えられている。

 

 

 鍾乳洞は美しい。

 秋吉台などの鍾乳洞に比べて、石灰部分に湿度が低い感じがする。

 つららのような鍾乳洞は乾燥しているものが多かった。

 ここの鍾乳洞の進度はかなり遅いのだろうな・・・といった察しがつく。

 

 

 形の面白いものに名前がついていた。これは中国も日本も同様。

 ミスター桂林ガイドが名付けを説明する度に、観光客から感嘆が漏れる。

 

 

 芦笛岩のカラフル過ぎるようなライトアップは、中国の鍾乳洞を観光しているといった気持ちが高まり、面白みがある。

 但し、私の好みでないことは付け加えておきたい。

 

 

 逆にライトアップされていない鍾乳洞群の中に、水晶質の透明で美しい部分を見つけることができた。

 控えめで、石に変えられた美しい娘といった感覚にとらわれる美しさだ。

 水晶姫の悲劇か・・・・・・ばかげた妄想にとらわれる。

 

 

 他にも、ここの鍾乳洞は一般鍾乳洞色のなかに、きらきらと光り輝く部分も多い。

 細かな水晶が混じってできた鍾乳洞はライトは似合わない。

 

 

 歩き続けると、透明な池のような水。

 この池も例外なく、華々しくライトアップされていた。

 池の中には鏡のように景色が映る。

 素晴らしい景観で、胸のすく思いだ。

 もし家族だけで行っていたならば、小半日はここ芦笛岩で過ごしたに違いない。

 そんな思いまで感じさせる 芦笛岩だった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肉の内臓の串焼き(桂林にて)

2007-01-27 | 中国 2006~2019(7回)・台湾・ベトナム

 

       肉の内臓の串焼き

 

 

『桂林雑技バレエ団』を観た後、私たちはホテルに送られた。

 もう少し、遊びたい・・・

 私たちはその日も桂林の夜を楽しむことにした。

 

 

 まずはコンビに。

 今夜の酒や翌日の水やジュース。

 各地のお菓子も、毎夜コンビニや近くの中国人相手の店で購入。

 四日目ともなると、各地の土産の菓子は着実に旅行かばんを占領し始めていた。

 

 

 クリスマスの夜は長い。

 そしてここ桂林の夜もにぎやかで、店のあちらこちらから 賑やかな声が聞こえてくる。

 

 

 小腹が空いたので、私たちは店を探し始めた。

 前日は桂林の高級店だったので、こんばんは庶民的なところを体験したい・・・

 誰が言い出すわけでもなく、中国らしい庶民食堂を探し、一軒の店にたどり着いた。

 

 

 店の入り口には、メニューが手書き。

 店の前には炭火焼の串焼き材料が並べてあった。

 

 

 私たちは覗き込むと、愛想良く対応してくれる。

 値段は大体のものが、一串一元だという。

 

 

 ナスやとうもろこしやにら・・・海老や牡蠣(これは殻付き)や柿餅の串焼き材料のほかに、私たちの知らない部位の肉が並べられている。

 私たちは試しに 海老二串、にら、豆腐、砂刷りのほかなんだかわからない肉の内蔵など、合計でとりあえず十串だけ頼んでみることにした

 

 

 少ない頼み方にもかかわらず、店主と従業員は気前良く、店に入れと勧めてくれる。

 なんだか申し訳ない。

 私たちはビールを二本頼む。

 串が焼きあがるまで、私たちは店内でビールを楽しむことにした。

 

 

 その店は中国人以外はおおよそ入らないだろうといった、興味をそそる店だった。

 店は清潔に掃除されているが、伝統は少し暗く感じる。

 広い店内の中には簡素なテーブルが並べられている。

 店の隅には特別室のような隔離された狭い一室が要されている。

 すりガラスだが、中の様子はうかがえる・・・

 

 

 中では背広姿の中国人七、八人が騒いでいる。

 年のころは四、五十歳の男性グループ。

 何人かが帰ったかと思うと、またタクシーで戻ってくる。

 帰った人数より、戻る人数の方が多い。

 

 

 私たちの隣のテーブルには、女性三人が座っている。

 なんだかおかゆのようなものを食べている。

 中国では簡単な夜食を食べる習慣があるという。

 彼女たちはのこやかに私たちを見ていた。

 

 

 串が焼けてきた。

 

 

 海老が美味い。

 にらも美味い。

 なんだかわからない部位の肉も美味かった。

 豆腐は少し塩が効きすぎのようだ。

 ビールが進む。

 私は家族の視線に後押しされて、二十数本の串焼きを追加しにいく。

 柿餅や牡蠣、その他いろいろ・・・

 

 

 この世のビールが進んだことは言うまでもない。

 

 

 後でわかったことだが、なんだかわからない部位の肉はどうも羊の血管らしいことが判明。

 中国では豚や羊の血液さえも羊羹状にして、火鍋料理に使うという。

 一つは何とかわかったが、後の肉の部位はわからなかった。

 日本では食べたことのない内臓部分であったことは確かのようだが、思いの他、味が良かったことに驚きを隠しえない。

 

 

 学生時代は開口健のことばを信じて沖縄のうりずん・とうふようや 和田金のすき焼き(といってもツアーに一人参加)に行ったことがある。

 彼を信用していたが、内臓部分はスペインの持つ煮込みくらいしか、手を出したことが無かった。(こぎれいな肝料理などはここでは省かせていただきます。)

 見た目は悪いが、こんなにも美味だったのか・・・

 今になって、開口健の気持ちが少しわかるような気がする。

 

 

 串焼きは基本は塩味だが、牡蠣においては豆板醤で味付けされていた。

『しめしめ、これは家庭でもいただきだな・・・』

私はほくそ笑む。

 

 

 気が付くと隣席の三人の若い女性が、私たちが頼んだ串焼きをみている。

「ハオチー(美味しい)」

隣のテーブルも

「ハオチ」

私が

「ハオチー、ハォチイ、ハウチイ・・・」

と楽しんでいると、子どもに叱られた。

「お母さん、発音間違いだよ。」

 めげない私。

 初めて肉の部位の串焼きの美味さに感無量、その夜は呪文のように

「ハオチー、ハォチイ、ハウチイ・・・」

と、唱えていた。

 おおよそクリスマスとは思えない、ずっこけた夜でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする