記録だけ 2007年 ⑯
中国 人口超大国のゆくえ
著者 若林 敬子(1944生)
東京女子大文理学部社会学科卒
東大教育系大学院社会学修士課程終了、博士課程中退
厚生省人口問題研究所地域構造研究室長(1994時点)
専攻 地域社会学、人口社会学
1994年6月20日 第1刷発行
岩波新書(新赤版)341
221ページ 580円+税
本日の二冊目は、『中国 人口超大国のゆくえ』
この本は大変面白かった。
記述が事実だとすれば・・・中国の現実にショックを受けながら私は、『中国 人口超大国のゆくえ』を読み進めた。
中国の本格的な一人っ子政策には、徹底した想像を絶するような非人道的対策までとられている。
徹底した態度で、中国の考える社会悪を排する対策。
私は知らなかった・・・
内容は書きたくないので、ここでは記すまい。
『伝統的子女観』や『流動人口の増大問題』や『黒核子』(ヘイハイズ=戸籍の無い児童)等は、今回の旅行で少し感じていたが、この本を通して一層わかったような気がする。お調子者の私。
中国の老人福祉問題として『包護組』 (広州市では『敬老包戸小組』)のシステムは素晴らしい。
著者の言うとおり、確かに日本でも参考になると思う。