乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

家内安全龍田神楽奉奏 / 龍田大社・風鎮大祭にて (写真5枚)

2009-07-11 | 神社仏閣・祭り

 

 

 

 

 



 奈良県生駒郡の龍田大社で風鎮大祭が行われた。

 夜の奉納天筒花火の前 (午後一時)には家内安全龍田神楽奉奏。

 神事色の強い刀を使った舞で、心が落ち着く。

 ご年配の方や子どもなどの手をあわされるお姿は美しい。

 ごく一部とはいえ、これも日本の姿なのだろうと感じた。



                 2009.07.05


   



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94; 『ペルシャ旅行記 托鉢僧に身をやつしてー』 A・ヴァンベーリ 著  東洋文庫

2009-07-11 | 読書全般(古典など以外の一般書)
 記録だけ  2009年度 94冊目          



    『ペルシャ旅行記 托鉢僧に身をやつしてー』

     




 A・ヴァンベーリ 著

 小林高四郎 他 訳

 1965年5月10日 初版

 1982年10月1日 第9版

 平凡社

 東洋文庫 42

 323ページ ?1700円~+税   


   


 7月9日から『ペルシャ旅行記 托鉢僧に身をやつしてー』を読み始め、ただいま読了。『ペルシャ旅行記 托鉢僧に身をやつしてー』も十時間近くかかる。

 内容は至って面白く、波瀾万丈。ハラハラ感も感じさせる冒険的実話旅行記。

 イランの知っている場所が書かれた箇所に成ると、手に力が入る。あまりに面白いので 付箋をつけながら読み進めた。



 【『ラホールなかりせば、イスファハーンは世界の半分』】(106)

 このイスファハーンは世界の半分は度々耳にする言葉であり、イスファハーンを二度訪れたときにもかなり意識していた。だが、イスファハーン出身の人間が ラホールなかりせばというところが興味深い。

 私的に納得がいくような気がするから楽しい。

 【『ラホールなかりせば、イスファハーンは世界の半分』】は名言ではないかと感じた。



 サーディの墓で酒を飲みながら詩を語る場面。(133)

 ハフェズだろうがコーラン田老だ手当り次第に広げて、次の詩を朗読する。

   「 おお、汝(な)れ、シラズのハフェズ、
     我を一目見ぬ。
     われは、汝より、わが未来の、
     運命(さだめ)を知らまひし、
     汝れこそなっべての、
     秘密を見出せし者なればこそ 」
 
 まぁ、なんとイランらしいこと。


 砂漠の水の飢えの恐怖とサソリにさされた時の恐怖感は私たちの想像に域を超えたものに違いないが、『ペルシャ旅行記 托鉢僧に身をやつしてー』を読んで、恐怖感に身震いした。



 著者 A・ヴァンベーリの

  【旅行に必要なのは脚でも金でもなく、巧みな舌だ。】(36)  
は、名言。実際に彼は宅にな話術と複数国の堪能且つ流暢な語学力で、あらゆる聴きを乗り切ったようす。好奇心旺盛であり、旅行を終えてからのハンガリーでの家庭を大切にする姿を考えると、たいへん魅力的な人物であると感じた。
      

  A・ヴァンベーリは托鉢僧に身をやつして旅を続けた。托鉢僧といえば先日読んだ東洋文庫の『薔薇園 イラン中世の教養物語 』の著者である サーディーもまた、実際の托鉢僧であったことを思い出す。


 全体を通してイランの慣習などを知ることができ、楽しむことのできる古典的良書であると感じた。







 メモ

 カシャーン煉瓦 103

 アルコール禁止 → 阿片 (208)

 
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