「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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泣いた…。

2005-09-06 | ●介護録(~2015.2月)
母のモノが入っている物入れの整理をしていたら、メモを見つけた。
「○○○(私の名)へ M町に行ってきます。早く帰るつもりです」という書き置きだった。
手にしていたら涙が出た。
止まらなくなった。

これはきっといつものような徘徊で、M町に帰ろうとして書いたものだろう。
いつ書いたのかは分からないけど、紙の状態を見ると最近のもののよう。

書き置きの中に私の名前があるなんて、最近では珍しいこと。
不穏の時、母の頭に私はいない。
書き置きの相手は父だったり、祖母だったり(ともに故人)、すでに付き合いもない伯父(母の兄)だったりした。

ああ~私を念頭に置いて書き置きしてくれた日もあったんだ……。

悲しくて、せつなくて、涙が止まらない。

認知症は残酷だ。
寝たきりでもいい、「母」は「母」のままで終わって欲しかった。

Happy Sentence Note

2005-09-06 | ▼ユルユル日常
以前フェリシモで「Happy Sentence Note」をプレゼントという企画があった。その名の通りに、楽しいことや嬉しかったことだけ書き綴るノートってこと。
その企画には参加しなかったけど、この考え方は面白いかもと思って、昨年半ばからA5のリングノートをそのためのノートにしてみた。

カラーペンを使って罫線は無視して、ガガッーと書いている。

たとえば、HPを開設した時にも書いた。ハングル検定に受かった時にも書いた。

とはいえ、そんなに楽しいこと嬉しいことは起こらないものだ。だからニンテンドDSで脳が若返ったぞーとか、DVDレコーダーを買った、なんてのも書いた。

だけど、先月、ノートを見直したら、最近はちっともHappy Sentenceじゃない文もチラチラ……なんだ、意味がないじゃないか、と自分に突っ込みを入れる。

人生ってそんなもんね。



母、ヘロヘロで内科へ行く

2005-09-06 | ●介護録(~2015.2月)
結論を先に言うと、一時的な吐き気…だったらしい。

午後四時半過ぎ吐き気がすると母。収まるまで横になるとか、トイレで吐くなら問題ないと思うのだけど、息も絶え絶え、ヨロヨロ、ヘロヘロな状態。

心臓とか血圧のせいだったらマズイんじゃないのかーと恐くなる。
本人も病院へ行くというので診察時間ぎりぎりに駆け込んだ。
(かかりつけの内科は家から一分程度のところ、こういう時にはありがたい。)

あんなに息も絶え絶えだったのに、病院までの道、私の腕につかまってるとはいえ、結構足取りがしっかりしている。
病院の玄関では、自らスリッパまで出している…この余裕は何?

しかし、受付を終えると床に座り込んでしまった。看護婦さんが血圧を計りに来たときなんて、スゴイ荒い息。

ところが先生に症状を伝え、お腹を診てもらい終える頃にはすっかり落ち着いていた。会計を待っている時なんて、本人すでにあんにな苦しかった吐き気を忘れている。

先生が私に言った。
「これは家族がどう納得し、判断するかしかない」
これは、というのはこういう親を抱え、その親がよく分からない体の不調を訴えるということ。
家族はこんなことを何度も繰り返しながら学習し「これはまたいつものだろう」という判断をしていくのだと。
それでも気になるから受診するならば、そのつど病院は検査するとか薬を出す(今回の場合なら一応吐き気止めを出すなど)など対処して手助けは出来る。でも、まあ、あまり意味がない…というような話だった。
検査については以前胃カメラを飲めなかったので血液検査のみ実施。
もちろん、胃になんの病変もないと言い切れるものではない。
本人が判断てぎないのだから家族が納得して決めること。気になるなら検査をするしかない。(でも出来ない)検査はしないと判断した限りこの先何がどう起こっても私の責任だ。

この先生も90才の親を抱えているらしい。大変さは十分承知だと言っていた。
でも、「それで何をして貰いたい?」なんて言い方は、ちょっとね……。来てもなにもすることないよ、なんで来たの…って言われてるみたいで。
素人にしてみれば、単なる吐き気でないかもって不安になるの当然でしょ。

認知症の母は、多分、体の不調を自分でうまく認識できないのだと思う。
健常なら、この胃の具合の悪さはいつもの胃もたれだ、とか、さっき食べた○○かなとか、病院に行くべきか、そうでないかをある程度判断する。でも母にはそれが出来ない。当然、診ている私にはもっと判断しにくい。

30分もすると、何も無かったように治っている吐き気って…何?
でも、今夜の食事はほとんど食べなかった。昨年もこんなことはあったので、消化機能が弱っているなど、そういうレベルのものかしら、とも思うんだけど。
今後は、様子を見るにとどめよう。

「実家に電話して迎えに来て貰う」って訴える事にもまいったナ…(/--)/