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S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

240506 真宗大谷派の僧侶、川村妙慶さんのブログ、「日替わり法話」がユニークでおもしろい!

2024年05月06日 | アフターセブンティ

 私の大阪の実家の宗派は真宗大谷派。父親が亡くなるまでは浄土真宗本願寺派、いわゆる西本願寺と思っていたのがなんと東本願寺の真宗大谷派と判明。もともと本山は本願寺一つだったのが1570年ころの石山戦争で分裂、のちに徳川家康の肝いりで東本願寺ができ、親鸞聖人がまつられている。妻の実家は曹洞宗で葬儀のやり方など大部異なる。

浄土真宗は1,亡くなった人は阿弥陀仏により極楽浄土に迎えられているので供養はしない(往生即身仏)2,礼拝の対象は阿弥陀仏であり故人ではない3,清め塩や死に装束はしない4,戒名でなく法名5,位牌ではなく過去帳に法名を記す6,線香は立てずに横にするなど他の宗派と異なる。浄土真宗でも東と西では異なる面があるようだ

私の住む筑紫野エリアはほとんど浄土真宗本願寺派で真宗大谷派はすくない。この川村明慶さんは関西在住のようだが北九州門司区の出身で西連寺という寺もあり兄が住職とか。

何か月か前にNHK教育テレビの心の時間でこの妙慶さんがでておられ、常にわが身が凡夫であるというかざらない率直な姿勢発言が好感をもてた。その時に十年来毎日、ブログで日替わり法話を続けられていることを知り、毎日楽しみにしてスマホチェックをしている次第。

そもそも四苦八苦という人間世界の苦の元は煩悩でありこれは死ぬまでなくならない。どんなに善人ぶっている人間も心中では何を思っているかわかりはしないしセクハラ、パワハラ、カスハラを平気でやらかし、子が親を殺したりし、平気で一国の大統領が人殺しの戦争をやらかす。要するに人間というのはおバカちゃんで他人の眼を気にしたり独りよがりの考えに執着をして自らを苦しめ人を苦しめる。

 浄土宗の開祖の法然は40年も比叡山で修行をしても悟れず下野、ただ念仏一筋で救われることを開眼、親鸞も比叡山で20年も修業したが煩悩から脱却できず下山、法然の門をたたき、のちに浄土真宗の開祖となる。西武の山川選手が女性問題で1年を棒にふり、ソフトバンクに高額でひろわれ今、救世主として大活躍、女性問題は忘れ去られようとしている。西武は早まったことをしたものだ。すべからく妙慶さんは自らが凡夫であることを自覚してあるがまま今を生きれば楽になり満たされてゆくという考え。

妙慶さんは浄土とは死後の世界でも天国でもないという。浄土とは今生きている私たちの心の中にある安らぎを言う。浄は争いを水で流すという漢字。土はぬくもりの受け皿。切れる、むかつく、殺すなどの悪心、馬鹿にされたくないとかの煩悩をおさえ、南無阿弥陀仏と唱え、心を鎮めなさいと言うわけ。

まあ娑婆で食わんがため、女房子供を養うために頑張っている人間にはそんな悠長なことは言っておれないという声が聞こえてくるがその考え方が思い込みなのかもしれませんね。

今日はゴールでウイーク最終日。朝からメジャー、ドジャースの大谷選手が4打数4安打、うち2ホーマーと大活躍、一人で難敵ブレーブスを撃破。日本の凡夫たちサラリーマン諸氏は明日から気持ちよく仕事の現場に戻れそう。南無大谷翔平!ですね。これを南無阿弥陀仏と日々合掌し、心を鎮められるかどうか? が問われます!!

 


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