ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

230331 西九州、桜の駅、松浦線浦ノ崎駅へ軽キャン車中泊ツアー敢行!!

2023年03月31日 | 軽キャン車中泊ドライブ

サクラの時節になると日本人はなぜかくも浮かれて動き出したくなるのであろうか。まるで春の気配を感じて地中から虫たちがはいでてくる啓蟄の時期のように!今年は開花の時期も早く、天候も曇り雨が続いたりでやきもき。今日、福岡舞鶴公園あたりではもう散り始めか。

 去年の春は4月初め、南熊本方面、軽キャン車中泊ツアーだったが今年は桜と空模様をにらみながら武雄、伊万里方面へ出かけた。10年前写真クラブでのバスチャーター撮影ツアーで桜の開花が遅れ、がっかりした武雄の円応寺や馬場の山桜。日程を延期すればよかったのだがまあ遠足と思えばいいかという理屈ででかけたものだ。そのリベンジをかねて、さらに以前から頭の片隅に残っていた松浦線、浦の崎駅、別名桜の駅をメインターゲットに28日早朝出発。

 高速九州道,武雄北方ICをおりて8時40分頃着。駐車場は細い道を上がったところにあった。人影は3^4名。新1年生をつれて記念撮影に来ておられたおかあさんに許可をいただき、被写体に。この寺の桜は高さのあるトンネル桜が特徴。小一時間高さを表現すべく撮影。

 その後、馬場の山桜にむかう。赤穂山トンネルをぬけたところに赤穂山八天桜という桜の名所。池に散り始めの花弁、そのさきに桜並木が映り込んできれいだった。

武内公民館へむけて車を走らせると数分で右手に「馬場の山桜」の案内板。しばらく上ると道沿いに車の駐車列。留めて山手に歩くと広大な黄色の菜の花畑へ。その先に山桜が満開、女性カメラマンたちが歓声を上げていた。

 花の中太き一樹は山桜(桂信子)

早速バチバチ。黄色の菜の花をどうからませるか、堂々たる山桜をどう表現するか。小一時間撮影、とりあえずリベンジ完了。

10年前はこの後ジラカンス桜や庭木ダムに出かけたが、今回はメインが伊万里、松浦線、浦の崎駅。近くの波瀬公民館にナビ設定して1時間余りで到着。駅は無人だがまさに桜に覆われている。ファミマ横の空きスペースに車をとめ、歩いて駅へ。

ホームに花見をかねて座り込んでいる家族もいる。もちろんカメラマンもスマホをかざした女性たちもいっぱい・・一句。桜満つ無人の駅に子がはしゃぎ・・

伊万里、佐世保間、1時間に上下1本ずつくらい到着する。主役は桜、列車は片隅に置く。桜のトンネルをくぐって列車が入ってくる。ばちばち連写。乗客もちらほら。

また夜来るとして平戸まで1時間ほど、、赤い大橋と桜をみるべく出発。桜はほぼ終わり、城周辺も同様。観光協会に出かけたが発見できず。

5時過ぎ浦の崎駅にもどり、以後夜桜と列車のコラボ写真チャレンジ。寒い。

ダウンジャケットを着て8時2分の電車を撮影して終了、駅前のファミマへ。

 オーナーの了解をとり車中泊、島津亜矢を聞きながらワンカップ大関、ほっとするひと時。撮った写真を見直したりして10時ごろ就寝。導眠剤を飲む。だが余りの寒さに夜中目が覚め、ダウンを着て寝る。朝睡眠不足。コーヒーで眼をさまし朝の桜の駅撮る。

 7時45分、武雄方面にむかう。途中鍋島の里の表示、よらずに道の駅黒髪の里に九時前着。トイレ得休憩の後、西九州武雄新幹線駅にむかう。駅先の駐車場、1時間100円。入場券170円でホームへ。

かっこいいカモメ号が。同じホームに博多駅からの特急が到着。乗客がおりてすぐ横のカモメ号にうつる。移動はスムースなようだ。

妻に土産を買って、つぎは武雄温泉楼門にむかい、そして温泉につかる。10時半、元湯500円で温泉につかる。6時半から24時まで営業している。いい湯だ。至福の時。眠気もとけてサッパリ。リンゴジュースがうまい。12時前、家路につく。下道34号線、家まで2時間ちょっとの距離。走行300kmでした。

今回の1泊軽キャン車中泊ツアーは完了。妻の声、年寄りはうろうろしたら危険がいっぱいよ!!!

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220418 作家五木寛之氏、89歳にして「青春の門」完結編に挑む!二泊三日阿蘇方面軽キャン車旅最終報告。

2022年04月18日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 作家はいつも頭を使い手指を動かし文章を綴り続けるから長生きするのかしらね。ほとんどの著作を読んだ五木寛之さんが今回、「私の親鸞」刊行し、中学時代の平壌からの引揚体験の真相をあきらかにされたらしい。苦難の引揚体験を著作のネタなどにはしたくなかったとか。なぜ親鸞にひかれたのか。悪人正機説「善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」善人ですら極楽浄土にいける、まして悪人は極楽浄土へいけるのは当然ではないか・・ふつう人は反対に解釈する。善人ぶっている人間は自力で頑張ってきたと思っているから虚心に阿弥陀仏を信じることができないと・・・

 支配国の民がある日突然被支配国の民になってしまった。正直な人間は引揚船にのれなかった、五木少年は悪辣非業な大人の姿を見、いざというとき民を捨てた政府をみ、自ら必死になって悪辣なこともやって弟妹をひきつれて日本に帰ってきたという原体験。その罪意識がずっと心の底によどんでいたとのこと。その時に悪人こそ救われるという親鸞聖人の教えに接して、心がひらかれたということのようだ。

 夫婦とておたがい隠していることがいっぱいあるし、嘘をついたことのない人間などいないだろう。汝姦淫するなかれ!こころに邪心をもつ男がごろごろいるだろう。だからただひたすら阿弥陀仏に帰命し、南無阿弥陀仏を唱ええれば救われ浄土に行けるというのが浄土真宗の教えと言うことになる。

 何度も映画化された「青春の門」が週刊現代に連載されて50年、いよいよ完結編第10作目に挑戦するらしい。途中で寿命が尽きるかもしれないが書き続けることが大事という。私もこのブログ、ぼちぼち投稿するのがしんどくなってきてるがやめるとぽっくり逝ってしまいそう。

今年、初めての二泊三日軽キャン車中泊ツアーの最終報告をしておこう。大分の道の駅くすで日帰り温泉をさがしていたが結局見つからず、ふとみると大分自動車道くすインターチェンジが道の駅の隣。一瞬閃いて高速で浮羽稲荷神社のライトアップを撮りに行こうと決断、40分で杷木ICで降りて、18時頃、91段鳥居前にたどり着いていた。この神社は京都の伏見稲荷、松尾大社、それに太宰府天満宮の3祭神を奉っていて最近インスタ映するということで人気スポットに。

 黄昏時の数枚を撮った後、まだ真っ暗になっていないのでとりあえず夕食弁当。

19時、鳥居にコンデジをおしつけて三脚代わりにして十数枚撮影。三脚はあるがつい面倒でそうしてしまう。この思考態度はどういうことかな。

20時、道の駅うきはに戻り、カニカマをあてに大吟醸で一息。車中泊。いつもは道の駅原宿、バサロだが明日早朝いくので試しにとまる。

翌朝5時半、セブンで朝コーヒとエッグサンド。原ずる温泉街を通ってバサロへ。道路をはさんで菜の花畑が広がっている。

アングルをかえたり逆光であれこれ撮影。

8時、藤井養蜂場へ。まだ三連水車がは動いていない。

温室の錦鯉をとって、花見客がいなくなった秋月へ。桜の残花、青もみじを撮りに。9時過ぎ駐車場にとめ散策。静かな時間を過ごす。

あれだけ大混雑していた花見時がうそみたいに誰もいない。

静寂を楽しむ。

女学生二人が歩いてきた。金曜日の11時頃だが?駐車場に戻り、室内の整理整頓。昼過ぎ自宅に帰還。3日間470kmの走行でした。だんだん妻の車中泊ツアーへの規制が強くなりはしているがまあ四半期に一回は必要でしょうね。よく走りました!

 

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220412 ロッテ佐々木郎希28年ぶり完全試合!!阿蘇方面軽キャンツアー2日目、鍋ケ滝、杖立温泉!!

2022年04月12日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 なんとプロ3年目、20歳のロッテ佐々木郎希選手が28年ぶりに打者一人もださない完全試合を去年のパリーグ覇者オリックス相手に成し遂げた。さらには164kmの剛速球と148kmの高速フォークや120kmのカーブをおりまぜて13連続奪三振の日本記録、どうにも止められない怪物が出現した。ベーブルース以来の二刀流をなしとげ世界を驚かせた大谷に次ぐ東北出身アスリートの快挙。菊池も含めた東北からどうしてこんな怪物がうまれるのか不思議だね。東日本大震災で家族をなくした家族へのおもいが原動力にもなっているのではないかと新聞に。190センチ85kgのスリムな体から繰り出される魔球、肩を壊さないよう井口監督にしっかり制御してもらいたいものだ。

 さて前回につづき今年初めての軽キャン車中泊ツアーの第二日目のご報告。阿蘇道の駅での車中泊、結構冷えました。夜中に毛布を追加。5時半起床、セブンでコーヒ&卵サンド。再度大観峰にでかける。雲海は難しかろうが朝日を拝みに。逆光のなかの牛馬を撮って、小国のユーステーションに向かう。8時着。鍋ケ滝が予約制になって自由に行けなくなった。しかも9時から。光芒の撮影チャンスは夜明けの時間。坂本善三美術館にナビ設定して8時半着。

繁忙期以外はフリーでもOKとのこと。長靴を車から引っ張り出して9時、階段をくだり懐かしの滝のカーテンへ。

足もとがおぼつかない。慎重に足をはこび、滝の飛沫と苔むした岩を撮る。

滝の裏側から正面へでて、虫目線で撮影。

 

10時半撮影を終え休憩。妻からのラインで近くに夫婦滝、杖立温泉で鯉のぼり祭りがあってるという情報。夫婦滝、ナビ設定できず、場所も発見できずスルー。昼食弁当を道の駅で食し。杖立に向かう。ゴールデンウイークは大渋滞するスポット。今回はスムースに無料駐車場にすべりこんだ。

なんと3500匹もの鯉のぼりが風にたなびき、泡立つ川面の上を泳いでいる。壮観!

1時間ばかり滞在、「道の駅童話の里くす」にむかう。九州道、玖珠ICそばの道の駅。

こちらに回ったのは写友が伐株山(きりかぶ)の雲海写真を撮っていたためその場所確認。童話伝説でその昔、天にも届く大楠があり、村が影になって食物が育たない。大男に頼み込み3年余の歳月で切り倒した伝説。爾来この町がくす町と言われるようになったとか。

道の駅への途中、家畜市場入り口の交差点傍に切株山、万年山の表示板があったがとりあえず道の駅によって情報確認。温泉もチェック。道の駅をでて、今来た道をもどって、新長野交差点右折。直後にガソリンスタンドありそこを左折、直進、何か所か切株山の看板、20数分で伐株山公園駐車場着。

大ブランコやパラグライダーの発着、数組の客がゆったりと春の日永を楽しんでいた」。

眼下に玖珠の町が広がっている。雨の後、気温が下がり、翌朝晴れると雲海が発生し町々をおおう雲海景観、これを狙って写友は朝3時福岡をでて5時前にはここにスタンバイ。たいした執念ですね。イヤハヤ!

17時頃道の駅に戻る。このあとはまた次回のブログで・・・・・

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220409 令和4年、初めての2泊3日軽キャン車中泊撮影ツアーで阿蘇方面へ。帰還すると親友Kさんから便箋11枚の手紙!!!

2022年04月09日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 西日本新聞に南阿蘇の「一心行の大桜」が見頃の記事がでていた。福岡はおおかた散ってしまった感だが熊本の山手はまだ見頃なのかもしれない。このスポットは十数年前からアマチュア写真家には定番のスポットだった。熊本生まれの妻の弁では田んぼの中の菜の花の前の一本桜で大したことはないという。

(阿蘇連山をバックに、菜の花を前景に結構絵になっていました)

 九州最後の桜、撮ってくるよというと反対するかと思っていたら行ってみたらというので早速、高速九州自動車道にのって出かけた。軽キャン内はいつ出かけてもいいように準備は整っている。

 2016年に熊本大地震で赤い阿蘇大橋が崩落、大学生一人が犠牲になった。2~3年前、新阿蘇大橋が完成したというので行っては見たかったスポット。熊本大分は我々の写真クラブでも定番の撮影スポットがいっぱいあるのだがこの2~3年のコロナ禍で行けずにいたエリア。

(傍に震災遺構記念碑があり、難工事で賞をとったようだ)

  

ということで今回は「新阿蘇大橋」ー「一心行の大桜」「高森の千本桜」ー阿蘇大観峯ー道の駅あそ、温泉ー小国の鍋ケ滝ー杖立温泉鯉のぼり祭りー玖珠道の駅、切株山、パラグライダー基地ー浮羽稲荷神宮の鳥居夜景ー原鶴道の駅前の菜の花ー秋月の残花、青もみじ・・・の各スポットを頭に描いて敢行。昨日8日午後帰還、477kmの走行、阿蘇道の駅は寒かったが昼間は初夏の陽気でした。

 

 帰還したら分厚い白封筒の手紙。親友のKさんから便箋11枚の手紙。このブログでたびたび私が体調不良を書くものだから毎月1~2回は車中泊ツアーをすべしと勧めてくれていた。確かにツアー中は家にこもっている時のもやもやは解消するようだ。聖書への私の疑問に回答してくれていた。またじっくりリターンメールをしたためる予定。ありがとうございました。

車中泊ツアー初日は220kmほどの走行。ナビは前の阿蘇大橋を記憶していたようで若案内づれがあった。相当な難工事だったようだ日本の土木技術はすごいね。崩落した橋桁はそのまま遺構として残っている。新大橋はまた赤く塗るのかと思っていたら銀ピカの橋でした。

南阿蘇方面へ車で2~30分。高森の手前の「一心行のさくら」桜さくら植木祭りの会場に2時ごろ着。結構な数のお客さん。昭和初期の落雷で幹が6本にさけてドーム型に広がる美しい形になったようだが樹齢400年以上でその後の台風の影響などで幹が折れたりしてM字型になったとか、樹が弱くなり桜の付き方も少なくなったとか。

 

桜の景観を前にしておにぎり弁当。その後、20分ほどの車をはしらせ高森の千本桜へ。つづら折りの道路サイドに桜が咲いているがここはシーズンがほぼすぎた感じ。写真家はつづら折りの道路サイドから車の尾灯や前照灯を低速シャッターで光芒をとって撮影した写真がよくコンテストに出ていた。

16時。道の駅阿蘇に向かう。17時到着、懐かしの車中泊スポット。トイレ休憩の後大観峯に向かう。夜景チェック。風があり気温がさがってくる。観光客も少ない。大学写真部らしき面々が夜景撮影にきていた。

いままで頂上の展望台まで行ったことがなかった。

山あいに陽が沈んでいく。風が強く冷えてきた。日没18時半。

 空が茜色のグラデーション、美しい。道の駅に19時半戻る。とりあえず道の駅から2分の阿蘇坊中温泉「夢に湯」へ。400円安い。湯が硬質で熱め、疲れがとれてゆく。半年ぶりの車中泊ツアー一日目。あまり泡がたたない。洗髪もしてすっきり。冷たいトマトジュースがうまかった。車にもどり、ガラス面にマルチシェード。セブンでゲットした白鶴純米大吟醸をあけ、ぐい飲みでイッ杯、結構でした。カルビ弁当を食しなら杯を重ねる。車内のブルーランプが気分をいやしてくれる。すこし冷えてきた。10時前、シェラフにもぐりこみその上に薄い毛布を掛けて就寝。二日目のツアー報告はまた明日へ・・・・おやすみなさい

 

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211031 有明海沿岸軽キャン車中泊ツアー報告、最終。東よか干潟への途中、巨大太陽や漁港朝景観に遭遇!!吉野ケ里遺跡公園でのんびり昼食!結構でした

2021年10月31日 | 軽キャン車中泊ドライブ

  昨夜(27日)はよく眠れた。家では夜中に1~2回はトイレに行ったりするが10時ごろ眠りにおちて5時前までに1回も起きずに寝れた。起き上がってコンビニでホットコーヒーを調達して,車内で朝食。メロンパン半分とバナナ1本の定番朝食。きっちり歯磨き、歯間歯ブラシ、シェイバーで髭をそりアフタークリーム。1畳の空間ですべて手を伸ばせば届く範囲に揃っている。車内で料理はしないがサブバッテリーでコーヒー1~2杯分の湯は10分ちょっとで沸く。給排水の5Lポリタンクと排水シンクが装備。

 6時にセブン肥前七浦店を出発。ナビは東よか干潟に設定。満潮の時間は11時頃だから水鳥の撮影は難しいがシチメンソーが紅葉しているはず。

見知った道路を走っていると真っ赤なまん丸太陽が突然視界に。真ん中に黄色の横線が入った感じであわてて路肩に車をとめて撮影。

車中泊軽キャンツアーはこのようなサプライズ場面に遭遇できるのが魅力。

さらに車を走らせると薄緑の鉄骨を組み合わせた橋がみえてきて、渡り始めると眼下に漁船が数隻、朝の出発準備か。逆戻りをして、堤防サイドに降りてゆき駐車。川面が朝日にてらされキラキラする中を漁船が行きかう。得をした気分で数カット撮影。

直行すれば1時間あまりの行程がラムサール条約の野鳥飛来地、東よか干潟に8時ごろ到着。早速、干潟に降りてみると渡り鳥はずっと沖合に小さく見える。潮がみちてくるにつれ堤防の方に鳥たちがおしやられてきて撮影チャンスとなる。

シチメンソーは干潟内と堤防通路側にも植生されていて,大部赤くなっていた。

9時過ぎ車に戻り、湯をわかし、紅茶をのみながらくつろいでいると関西が実家だという若い女性が5~6歳の子供をのせて隣に駐車。私の車内をみて、キャンピングカーにしているのですねと感嘆の声、子供が興味があるんですよと話しかけてくる。郷里にかえる時車中泊しながら帰るらしい。

干潟内の公園で子供たちが集合して何かやるようだ。親子ずれが続々集まってきた。

この二日間はあちこち行ったり来たりしすぎの感じでやや疲れ気味。どうも1か所でじっとしているのが性に合わないのかも知れない。初日も諫早白木峰高原で15時以降翌朝まで滞在していたらサプライズな遭遇があったかも知れない。

4月にはこいのぼりが川面に乱舞する川上峡の先に道の駅佐賀大和がある。そこにでかけて、土産の調達と周囲の紅葉チェックをすべく出発。

1時間後到着。駅裏には渓流がながれている。残念ながら紅葉はまだのようだ。

ミカンを食べながら清流をながめる。水がきれいで透明のカーテンのよう。

道の駅で土産を物色。白玉もちや漬物、ビールの当てになりそうな太めのソーセージなど調達。

12時出発、吉野ケ里遺跡を経由して帰路につくことにする。

まわりが田園にかこまれた弥生時代の遺跡後、吉野ケ里で田園をながめながら弁当昼食。のんびりすることができました。

自宅に14時到着。「せっかく出て行ったのにもっとゆっくりしてくればよかったのに」と妻の弁。「危ないから年寄りはうろうろしなさんな、もし事故など起こしたら家族も迷惑するのだかね」一体どっちが本音かと言いたくなる。

でも、2年ぶりの軽キャン車中泊ツアーで何点か作品にできそうな写真も撮れたし、家に引っ込んでいてはほんとにジジーになってしまいますね。走行距離は約500km、ガソリン、高速代で6400円。食事、温泉などで5600円、2泊3日総経費12000円の軽キャン車旅でした・・・・

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211030 軽キャン車中泊報告その3,念願の桜の里展望台に到着、激写!!猫ちゃんの歓迎。昼間のひぜん祐徳温泉、結構でした!!

2021年10月30日 | 軽キャン車中泊ドライブ

寝不足で体調不良でしたが念願の「桜の里展望台」に無事到着、日の出、大パノラマ風景を眼前にして興奮、激写しました。

道の駅の傍の路を6時すぎでて彼女の教えてくれた居酒屋魚源の角の細い道をすすみ、道なりに進行、道も舗装されすいすい、深浦ダムを通過すると桜の里の立て看板。なんとそこの池にオシドリ数羽、コンデジをだして撮影、連写のつもりがセルフタイマーにご設定されていて、逃げられてしまいました。寝不足で頭がぼけていそう。

  

 看板の方向へ左折、すぐに展望台に到着。太陽光が有明海の海苔ヒビや蛇行する塩田川をてらしだす素晴らしい景観。運が良ければ川に漁船がでてくれるらしい。一眼レフのペンタックスK3とルミックスコンデジFZ300のコンビで激写。太陽が雲に隠れたりどんどん変化してくる。モニターでチェックする間もなく撮りまくった。諫早の白木峰高原でのコスモスをいれた日の出風景を撮れなかったリベンジ。

(これはコンデジでドラマチックフィルターをセットした画像)

K3で激写。

 

(コンデジ600mmで海苔ヒビに接近)

足もとに子猫がまとわりついて離れない。どこで鳴いているのかと思ったら足もとに小さい猫。動くたびについてくる。昨夜のカニカマの残りをやって、やっと解放された。

結局船は出なかったがもう少し早く出発しておればまた違った景観に遭遇できたろう。まあ初回はこんなものしておこう。展望台の前方に日の出があるのは12,1,2月の3か月らしい。撤収。

大魚神社の海中鳥居は満潮が12時半。どうなっているかチェックのため行くことにする。ガタリンピックの会場になってなっていた道の駅鹿島に立ち寄る。

10分ほど走ると道の駅太良につく。さらに5分走ると大魚神社。残念ながら潮はふえていない。給油をして情報収集。また戻ることになるが寝不足もあり、むしょうに温泉に入りたくなったの「肥前ゆうとく温泉」にナビ設定。ランチ付きで入浴1000円。世間は働いているのに昼前から温泉とはありがたいことだがこれも年金生活者の特権か。しかしコロナ禍のおかげで温泉は2年ぶり。

10時過ぎに着いたが結構、年寄りがきている。ゆっくり湯に浸って疲れを落とし、洗髪もしてすっきり。11時からランチ、結構豪勢でした。ノンアルオールビールが五臓六腑にしみました。幸せ!

満潮12時半には間に合いそう。元気をだして大魚神社へ。赤い鳥居が3連、海につかっていました。

まあこれだけでは作品にはなりませんね。星の光跡や月夜とコラボさせる必要があります。まあ彼女がいればポーズをとってもらうのもよさそうです。

アオサギが鳥居のてっぺんでポーズをとってくれました。午後は入江の上の鉄橋をわたる特急「白いカモメ」を撮ったり(好きなミサゴもいてくれました)

その後、白石町の「縫いの池」に移動。40年枯れていた湧水が2001年に復活、メタセコイヤが水面に映る姿が絵画のようだとか、行ってみました。

神社やメタセコイヤが池の水面に映えてきれいでした。まあここも朝来て日の出か夕陽をコラボさせた方がよさそうです。

夕方には昨夜感動した塩田川の夕日をもう一度撮って、コンビニの彼女に桜の里に無事行けたことの御礼をして、ついでの弁当も調達。しかしこの鹿島、白石など有明海沿岸は結構被写体があります。

夜、海中鳥居に行ってみましたが残念ながら真っ暗で、星もそれほど出ていなくて赤い鳥居を入れての星の光跡、比較明合成写真は撮れませんでした。昼間、赤い鳥居を撮影して、それに夜の星の円周写真を合成すればよいのかもしれませんが経験不足でした。

太良の道の駅で車中泊予定でしたが真っ暗で、またまた最寄りのセブンイレブンで車中泊をさせていただくことに。まあ今宵はぐっすり寝ることができるでしょう・・・・・明日は軽キャン車中泊2泊3日の最終日報告です。選挙に行ってから投稿作業をしたいと思ってます。福岡5区は現職77歳の自民党と61歳の立憲女性候補の戦い、横一線に並んでいるようです!

 

 

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211029 長崎本線軽キャン車中泊その2、おおうお神社海中鳥居、絶景日の出スポット桜の里展望台探索!!

2021年10月29日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 15時に諫早、白木峰こすもす高原を出発して、有明海岸沿いの道の駅太良をめざす。先日、海苔の種付けが解禁になり沖合に海苔網の景観が姿をあらわす。

道の駅手前5分の所に大魚神社(おおうおじんじゃ)の海中鳥居に立ち寄る。ちょうど干潮の時間帯で3つの鳥居が干潟に並んでいるのがみえた。満潮は23時21分、そのころには赤い鳥居が海中に先端をのぞかせる景観となる。

町の紹介によると多良岳を背に、有明海に面した太良町には、昔から有明海とともに歩んできた歴史があり、海中鳥居を有する大魚神社にも、有明海に関する伝説が語り継がれているとのこと。約300年前、住民たちは、満潮時には沈んでしまう沖ノ島(太良町)に酔った悪代官を残して懲らしめようとし、そこに大魚(ナミウオ)が現れて、代官を助けたとのこと。この悪代官は、それ以来改心し、大魚神社と海中鳥居を建立したとされている。今でも、海中鳥居には、豊漁と海の安全を祈願する人たちが訪れ大切にされている。

有明海はムツゴロウの住む豊かな干潟の海。干潟の特徴として、満ち潮と引き潮の差が大きく、その海沿いにある太良町は、その差が最大6メートルにもなることから、「月の引力が見える町」といわれているとか。太良町の海に浮かぶ大魚神社の海中鳥居も、干潮時には歩いて鳥居の下を通ることができる。私も歩いてみました。

 

また、日の出や月夜など、時間と潮位の組み合わせで、いつ見ても飽きさせない景色が写真家も魅了し、インスタバエするということで人気の撮影スポットにもなり、私もその一人として立ちよった次第。しかし作品にするには星の光跡を入れたり一工夫がいる。

道の駅太良に立ち寄りトイレ休憩、裏手の岸壁には地元の中学生の書いた壁画が多良町をアピールしている。

次の目的はここから2~30分先の白石町にある朝日の絶景スポット「桜の里展望台」を探すこと。グーグルマップによると塩田川にかかる百貫橋を渡った先のセブンイレブンの店付近に登り口がありそう。店にナビをセットして出発。

ありました。橋を渡ったところに桜の里の道路標識。左折したがそれからが不明。強烈な西日が塩田川に反射してまぶしくも印象的な景観。結局、曲がってからの行き方がわからず、セブンイレブンの店に立ち寄る。

あたりは暗くなり橋にもライトがはいり長崎本線に並行しているようだ。なんとこの店に近くに住んでいる女性がいて、いろいろ説明してくれたがなにせ口だけの説明でわかりにくい。

「おでんでお酒を飲みたい」と言って車中泊の許可をとりつけ、ワンカップとおでんを調達。その女性にプリントアウトしたグーグルマップをわたして書いてもらうことにする。わたしは車に戻り車内窓にマルチシェードを貼り付け車中泊体制に。そのなかで夕食。おでんにお酒。久しぶりのロングドライブでの疲れ、緊張をお酒でゆるめる。ほっとするひと時。長崎本線の通過する列車音がシェード越しに聞こえてくる。軽キャン1畳のスペースは物理的には狭いが薄明かりの中で気分的には大宇宙の空間にいる気分でくつろげる。くだんの女性は午前1時まで仕事と言っていた。がんばるね。

21時、店に行き、女性に再確認。駐車場横の細道を行って、魚源という居酒屋と公民館風の建物の間の細い道を進むのがキモのようだ。あとはほぼ道なりにのぼってゆき、桜の里の看板にでたらすぐらしい。車で10数分でいけるという。ただし夜初めてゆくのは離合も難しいのでやめた方がいいと勧められた。あす薄明かりの6時頃出ることにしよう。

ところがところがである。車に戻りしばし本に眼をとおし、寝ようとしたが眼がぱっちりさえて眠れない。結局うつらうつらしながら5時を迎えてしまった。導眠剤でもあればよかったね。店でトイレをすませホットコーヒを頼み車で朝食。持参のメロンパンとバナナが定番。外に出る。

一番列車がやってくる。朝焼けが美しい。この後の桜の里展望台探訪はまた明日のブログで・・・・

 

 

 

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211028 マイブログ、ご来訪者累計50万人突破、大感謝!! 久方ぶりの車中泊ツアー決行、長崎本線ラインへ!!

2021年10月28日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 3日ぶりにブログを開きましたら当ブログへのご訪問者累計が50万を突破していました。誠にありがとうございました。勝手な文章で長めでお読みいただくのが大変かもしれません。最近はぼやきもふえてきました。3日に1回のペースがウイークリーブログになりそうです。1話題400時くらいがいいかもしれませんがだんだんとそうなるでしょう。いずれにしてもボケ防止で頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 さて2019年以来の軽キャン車中泊ツアーに満を持して出かけました。フェイスブックなどで諫早の白木峰高原のコスモス園とその前方にひろがる有明海、朝日に照らし出される劇的感動写真。コスモスは散り始めのはずだがとにかく、小国阿蘇ラインははずして諫早、鹿島などの長崎本線ラインに変更して月曜日出る予定でプラニング。ところが日曜の夜、くしゃみ連発やらみように目が覚めてしまって全然眠れず、急きょ中止。妻が血圧高めということで新しくできたE内科につれてゆく。20数年お世話になった歩7~8分のO内科の院長が入院され結局閉院。医者だからと言って病気は避けて通れない。昔から医者の不養生とかいう。2時間、軽キャンで仮眠して待つ。町医者でも2時間は当たり前になりましたね。

 翌朝、よく眠れて体調OK、よし行くぞと出かけることにしました。プランは前後することになったが、とにもかくにも白木峰ということで高速九州道に乗って一挙に諫早へ。

(恋人たちの聖地、大村湾PA)

 昼はいつものセブンのサバ飯、332円。ちょっと時間が早すぎるので他のスポットを探す。諫早ゆうゆうランド干拓の里などあったが子供ずれにはよさそうなところ。カメラぶらさげてうろうろする所ではなさそう。ままよということでナビ設定した白木峰コスモス花宇宙館をめざす。

 とりあえず車をとめたがコスモスらしき花は見あたらず、天体ドームのような建物がある。スタッフにきくと高原は宇宙館のさらに上方5分ばかり登ったところとのこと。愛想のよいシニアスタッフが今ちょうど天体観測やってますから見て行ってください。コスモスは逃げませんから。なかなかさばけたおじさん。

 4Fにあがる。客は私だけ。太陽専門の望遠鏡。黒点やプロミネンス(紅炎)とかいう太陽表面の1万度もある炎らしい、それががみえるとか。こちらは眼がうっとおしいので大丈夫かなとおもったが地球の何百倍という炎が見えました。凄いもんですね。黒点はちょうど雲にかくれて見えなかった。日食をすりガラスでみたことはあるが太陽をまともに望遠鏡でみるなんてすごい体験でした。ちょうど次のお客さんがあがってきたので失礼して高原にむかう。

 駐車場はぱらぱら。丘をのぼってゆくとコスモス園がみえてきたが海を見下ろすあたりはほとんど散ってしまいがっかりの景観。まいりましたね。眼下の諫早湾から日の出が出てくるにしても手前のコスモスがほとんどないようでは作品としてどうかな。明日の6時まで何をするんだ?とりあえずはぐるっと一周して写真を十数カット。

 あれだけ期待していた絶景スポットのイメージがすぼむ。宇宙館で夜は星の観測をやると言っていたが星の光跡写真でも撮ろうかと一瞬頭をよぎったが・・・。鹿島の海中鳥居のことが頭にうかびナビでチェック、1時間あまりでいける。鹿島近辺に桜の里展望台と言うのがありここからの日の出が絶景だとか。白木峰は来春の菜の花時期に延期することに決定。4時前、道の駅太良にむけ出発。

続きは明日またご報告いたします。

 

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210911 マイ軽キャン、エブリーの後席取り外し、装備点検!車中泊ツアー行きたし!

2021年09月11日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 先日、マイ軽キャンの車検をして後部座席を収納してベッド仕様にしている。エブリージョインターボ4ナンバー貨物で登録しているので車検時には4人乗り状態にしておく必要がある。最初から7ナンバーで登録しておればそのままでよいのだが車検時は4席仕様に戻す必要があり面倒。

 後部座席を倒した状態で車中泊ツアーの装備品を載せてみたが折りたたみチェアーや三脚などかさばるものがあるので車中が満杯になってしまう。やはり後部座席を取り外して、できた空間を収納につかわざるを得ないということで取り外し作業に。

  過去3回車検時には自分で原状復帰をしてきたが、後部座席左右にそれぞれ4本のビスを締めたり外したりの作業が大変だった。アナがきっちり合わなかったりビスが閉め切れなかったりして、その記憶があるものだから今回は業者任せにしてしまった。おかげできっちり3000円とられるはめに。

(後部右側座席をはずした状態)

 ところが今回、上の写真の黄色い紐を持ち上げると、下の写真のようにビス穴が上から覗けるようになることを発見。

いままでは座席をセットした状態でもぐりこんでビス穴を探すやり方をしていたため、四苦八苦しての作業だったのが判明。

あとはレンチでキコキコやればビスの取り外しが簡単にできたというわけ。いやはやなんでも勘どころ、キモと言うのがあることを痛感。

(これは右側座席)

あとはとりはずして、立ち上がっているばね部分を手前にたおして平らにして、物置に収納と言う手はず。いやはやひょんなことでコツがつかて結構でした。

(助手席を前に完全に倒して、枕をおいてシェラフにもぐりこみネル。畳の部分だけでバックドアまで175センチあるので大人二人寝ることは可能だがやったことなし・・・ )

右側座席下部にカメラ機材ケースや折り畳みチェア、三脚など、左側下部には衣類等ケース、渓谷撮影時の長靴やロープ、外部電源使用時のケトルなど収納。これで室内に余裕のスペースができる

(このテーブルの上に1mの棚板を設置、下の写真)

(棚板右端は12V湯沸かし器、コーヒー2杯分20分)

(オーバーヘッドシェルフは自製)

(右奥は5リッターポリタンク、シンクがあり歯磨きなど)

(左下にサブバッテリーがあって、12vコンセント湯沸かし、インバーターで100Vコンセント、扇風機やパソコン、DVDレコーダーなど)

 まあこの1畳のスペースで70歳の時、2014年には52日9000kmの日本一周軽キャン一人旅をやったわけだが今77歳で1年半のコロナ禍で体もがちがち。軽キャン車中泊ツアーを再開できるよう、このスペースで柔軟体操をやって体をほぐしておく必要があります。あちこちうろうろせず定点、モデルコースを設定して安全優先でやれば、妻や子供たちの制止エネルギーを押さえられるでしょう・・・・・・・

 

 

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191019 登り窯(小石原、辰巳窯)体験記その2。火の神による命の吹き込み実感!!

2019年10月19日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 小石原、辰巳窯の陶芸家、長沼武久さんは家業を継ぐにあたって「陶の詩」をつくられた。誓いの言葉として覚悟を示されたのではないだろうか

「陶の詩」-ー私は地の神より体を、火の神より永遠の命を授かった。花を生け料理を盛り、そして何よりあなたの目をココロを楽しませよう、それが私に与えられた役目であり喜びなのだから。もしも私がその役割を終える時がきたならば、私は故郷であるこの大地で静かに眠りたい。あなたに愛されたことを誇りに想いながら・・・武久ーー

 昨夜は久しぶりに辰巳窯を訪れ、得難い時間をもてたためか頭がさえてあまり眠れず、酒のせいか蕁麻疹のかゆみがでたりしてあまり眠れなかった。4時半に12Vの湯沸かし器でコーヒー1杯分の湯を十数分かけて沸かしてモーニングコーヒをのみ、5時に車外に出る。2~3名のメンバーが窯の温度管理に携わっていた。

  

1番窯の上に開いていた隙間から中を覗き込む。

700度近くに昇した炎が窯入れされた素焼きの陶器にまるで襲い掛かるように永遠の命を封入しているかのように乱舞している。

追い炊きで木材が投入されるたびに火の粉が舞い上がる。感動的なシーン。ルミックスのコンデジ、FZ300で中の陶器にピントを合わせて連写の嵐。夢中でシャッターを押す。

窯の中の温度を確認するとセンサーが720度を示していた。

最終的に1260度まであげていく。火の神の技が最高度に発揮され絶妙の色合いの傑作が誕生するよう陶士たちの戦いが続く。

 

6時すぎ日がのぼり、朝焼けがまわりに広がる。

7時過ぎ、メンバーが集まってきて朝食。薪にあたりながらの弁当、おいしい。さらに奥様が特製豚汁をふるまわれる。具沢山で実においしい。朝からこんなに食べるのは久しぶり。先生ご自身が自作のコーヒードリッパーでコーヒを皆にいれていただく。ありがたいことですね。

先生に燃え盛り噴き出す炎を前に木材のほりこみ方を指導いただく。その瞬間を切り撮りたい。

 

 先生の動きが早くシャッタースピードが稼げない。被写体ブレ。炎が強烈すぎて真っ赤な色がなかなかでない。黄色に見える。シャッター優先でISOオートにしてブレを防ぐべきだったね。RAWで撮ってホワイトバランスをあとで調整して色合いを検討すべきだったかな

  

屋根の上をみると黒煙が青空に吸い込まれてゆく。

 そうこうするうちに今日の登り窯の交代メンバーが三々五々到着する。なつかしのIさん、あいかわらず自転車ツーリングで全国をまわっているとか、お元気で何より。

昨夜の徹夜組と本日の担当メンバーへの引継ぎをかねてT会長リードによる朝礼。しっかりしたチームワークにより登り窯の温度管理をなしとげないと火の神は微笑んでくれない。T会長ほか徹夜組は9時過ぎ先生に見送られ帰って行かれた。私はシャッターチャンスをものにすべく10時ごろまで残らせていただく。

引き続き温度をあげるべく薪が投入される。すごい炎が巻き上がる。油断すると眉毛が焦げたりするらしい。

あの大木が燃え上がる火力はすごい。

1番窯独自に薪が投入される。939度まで窯の温度があがってきた。

下の窯からもさらに追い炊き。最終的に1260度まであげる戦いが続く。良い作品を作り出すため本日のメンバーの使命は大きい。

 昨日15時から19時間、先生ご夫妻、ご家族の大変なおもてなしと気さくでユニークで多才な愛好会のメンバーの方々との交流、歓談、さらには満天の星とさえわたる月という大自然の恵み。すばらしい価値ある時間を過ごさせていただき大感謝。皆さんに感謝の意をお伝えして10時、辰巳窯を辞した。来週の窯出しですばらしい作品がでてくることを祈りたい!

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