夕刻、ついに安倍総理が全国小中高の春休みまでの一斉休校を要請した。要請という表現だったがまさか教育委員会が異論をだすことはあるまい。各地方自治体の首長任せではバラツキがでてウイルス感染の連鎖はおさえきらないと判断したのか
そんななか週一の買い物を娘と妻の3人でいつものディスカウントスーパーへ。マスクをしていない買い物客もちらほらいる。平気で咳をしている人間はいなかったがわりと平静。私はときどき咳き込むので佐伯泰英の時代小説、「新古着屋総兵衛「」をよみながら車中待機。
昼前帰宅、妻が今日は結婚記念日よと言い出す。すっかりコロナ騒ぎで忘れていた。去年もばたばた忙しかったがはやいもので48周年。妻は病気手術の経験なし、わたしも2000年の右眼網膜剥離の1回のみ、お陰で年金生活のリズムもできてまあ元気に暮らせている。
今年は断捨離がテーマということで日記や手帳の整理をしている。今、1991年から2000年までの10年連用日記、46歳から55歳をひも解いている。男のゴールデンエイジ、なんの迷いもなく大活躍とはいかず迷い多きなかを苦闘していた感じだね。
所属企業自体も株式公開をはさんで大激動、どろどろした人間模様がうずまいていた、そんな中で3軒めのマイホームを建設し、引っ越しをしている。仕事づけでタダ寝にかえるだけの家によくも大枚を投資したものだ。ミスジャッジだったのかどうか?その家に今も住んでいるのだが築20年を過ぎた。リタイア後は嵐のすぎたおだやかな海を二人して航海していると言った感じではありますね。
夕食はキムチ鍋にナマ牡蠣をいれて、お酒は福島は会津若松の創業120年の老舗酒蔵の末廣酒造の生酒「みずは」、この酒がおいしい。妻としみじみ乾杯。あと数年、よろしくとお願いしました。この会社もあの東北大震災、福島原発事故という大変な逆境の中、風評被害を克服しながら頑張ってこられたようだ。
さあニッポンもウイルス国難をどう乗り切るか、わがこととして国民も対処せねばならないね