西日本新聞に南阿蘇の「一心行の大桜」が見頃の記事がでていた。福岡はおおかた散ってしまった感だが熊本の山手はまだ見頃なのかもしれない。このスポットは十数年前からアマチュア写真家には定番のスポットだった。熊本生まれの妻の弁では田んぼの中の菜の花の前の一本桜で大したことはないという。
(阿蘇連山をバックに、菜の花を前景に結構絵になっていました)
九州最後の桜、撮ってくるよというと反対するかと思っていたら行ってみたらというので早速、高速九州自動車道にのって出かけた。軽キャン内はいつ出かけてもいいように準備は整っている。
2016年に熊本大地震で赤い阿蘇大橋が崩落、大学生一人が犠牲になった。2~3年前、新阿蘇大橋が完成したというので行っては見たかったスポット。熊本大分は我々の写真クラブでも定番の撮影スポットがいっぱいあるのだがこの2~3年のコロナ禍で行けずにいたエリア。
(傍に震災遺構記念碑があり、難工事で賞をとったようだ)
ということで今回は「新阿蘇大橋」ー「一心行の大桜」「高森の千本桜」ー阿蘇大観峯ー道の駅あそ、温泉ー小国の鍋ケ滝ー杖立温泉鯉のぼり祭りー玖珠道の駅、切株山、パラグライダー基地ー浮羽稲荷神宮の鳥居夜景ー原鶴道の駅前の菜の花ー秋月の残花、青もみじ・・・の各スポットを頭に描いて敢行。昨日8日午後帰還、477kmの走行、阿蘇道の駅は寒かったが昼間は初夏の陽気でした。
帰還したら分厚い白封筒の手紙。親友のKさんから便箋11枚の手紙。このブログでたびたび私が体調不良を書くものだから毎月1~2回は車中泊ツアーをすべしと勧めてくれていた。確かにツアー中は家にこもっている時のもやもやは解消するようだ。聖書への私の疑問に回答してくれていた。またじっくりリターンメールをしたためる予定。ありがとうございました。
車中泊ツアー初日は220kmほどの走行。ナビは前の阿蘇大橋を記憶していたようで若案内づれがあった。相当な難工事だったようだ日本の土木技術はすごいね。崩落した橋桁はそのまま遺構として残っている。新大橋はまた赤く塗るのかと思っていたら銀ピカの橋でした。
南阿蘇方面へ車で2~30分。高森の手前の「一心行のさくら」桜さくら植木祭りの会場に2時ごろ着。結構な数のお客さん。昭和初期の落雷で幹が6本にさけてドーム型に広がる美しい形になったようだが樹齢400年以上でその後の台風の影響などで幹が折れたりしてM字型になったとか、樹が弱くなり桜の付き方も少なくなったとか。
桜の景観を前にしておにぎり弁当。その後、20分ほどの車をはしらせ高森の千本桜へ。つづら折りの道路サイドに桜が咲いているがここはシーズンがほぼすぎた感じ。写真家はつづら折りの道路サイドから車の尾灯や前照灯を低速シャッターで光芒をとって撮影した写真がよくコンテストに出ていた。
16時。道の駅阿蘇に向かう。17時到着、懐かしの車中泊スポット。トイレ休憩の後大観峯に向かう。夜景チェック。風があり気温がさがってくる。観光客も少ない。大学写真部らしき面々が夜景撮影にきていた。
いままで頂上の展望台まで行ったことがなかった。
山あいに陽が沈んでいく。風が強く冷えてきた。日没18時半。
空が茜色のグラデーション、美しい。道の駅に19時半戻る。とりあえず道の駅から2分の阿蘇坊中温泉「夢に湯」へ。400円安い。湯が硬質で熱め、疲れがとれてゆく。半年ぶりの車中泊ツアー一日目。あまり泡がたたない。洗髪もしてすっきり。冷たいトマトジュースがうまかった。車にもどり、ガラス面にマルチシェード。セブンでゲットした白鶴純米大吟醸をあけ、ぐい飲みでイッ杯、結構でした。カルビ弁当を食しなら杯を重ねる。車内のブルーランプが気分をいやしてくれる。すこし冷えてきた。10時前、シェラフにもぐりこみその上に薄い毛布を掛けて就寝。二日目のツアー報告はまた明日へ・・・・おやすみなさい