トランプ米大統領の一挙手一投足、一つぶやきに世界が過剰反応する中で安倍総理はワシントンでの1時間弱のトップ会談ののち、なんとあのエアーホース1にのってフロリダに移動、27ホールのゴルフプレイを元世界一のプロゴルファーも交えてトランプ大統領とゴルフを楽しんだ。どんな会話がなされたかは知る由もないが凡人なら緊張感の中で胃が痛み楽しむどころではないように思うがさすがに世界を飛び歩き、伊勢志摩サミットでも議長役もこなすなど場数をふんできた総理、第一次アベ内閣当時の胃痛での退陣など今回はまったく心配なさそうな感じ。野党が外野席だ騒ぐのが精いっぱいで世界を舞台に活躍できそうな政治家は誰一人としていないね。自公においても次期首相候補となるといないね。なんやかや言いながらよく頑張っているというしかないね。
トランプ大統領も70過ぎて自家用ジェットをもち、ゴルフ場を20も持ち、ニュウーヨークの一番地に高層タワービルを所有する。そして大統領の座に上り詰めた。これも考えてみればとてつもない男と言える。できない連中は周りでピーピーいうだけだ。さあ、これからどんな政治をやってくれるか楽しみな感じもするね。
さて、瀬戸内寂聴、痛快仏教塾の続き、お釈迦さんの悟った四諦(したい)の3つ目の滅諦(めったい)とは何か
苦諦(くたい)、人間の苦しみの原因はなにか、それは無明から老死に至る十二因縁、とりわけ諸悪の根源の無明をどうなくすかがカギ。人類なんて2500年たっても相変わらず戦争は亡くならず、武器をあつめ核兵器を開発保持しようとする。歴史に全く学べず、無明から脱却できず、まったく進歩できていない。女性と問題を起こしたくなければ女には見向きもせず、話もせず、そんな必要のない山奥に暮らせばよいが人間の本能はそうしていても性欲の炎から逃れられない。雲を見ても花のにおいをかいても女を連想してもだえる。比叡山で20年修業した30歳の親鸞がそうであった。
現実に私がここに存在するのは私の両親の無明からおこったこと。なにも敗戦間際の日本で結婚などする必要がない、さすれば終戦間際のS20年5月にこの世におギャーと苦しみうまれ出ることはなかった、という理屈になる。所詮、人類の歴史は無明の歴史ということになる。無明は尽きることなく人殺しを続ける。お釈迦様はこうした無明の連鎖を断ち切りなさいという。無明のない涅槃の世界、悟りの世界にどう達するか、それが4つ目の悟り「道諦」どうたい。
無明を消滅させるには「八正道」はっしょうどうを実践しなさい。3歳の子供でも分かっているが80歳の大人でも実践できないようなこと。悪いことはするな、いいことはいっぱいせよいうこと。
一、正見(しょうけん)正しく見よ。人間は色眼鏡を外せない。正しく見て正しく判断せよ。二、正思(しょうし)正しい考えを持ち、 三、正語(しょうご)、正しい言葉遣いをせよ。悪い言葉は話さない。妄語、悪口、両舌、おべんちゃら、むだぐち。TVは悪語だらけの世界。四、正業(せいぎょう)悪いことをするな。仏教では殺生、盗み、邪淫。不倫ノー。人間は他の生命を犠牲にして生きている。カキ小屋。生きたカキを炭火であぶりながらのたうちまくるカキをみながら成仏したカキを酢醤油につけてうまそうに食べる。これが人間。すみません、ありがとうの気持ちなくてどうして食事ができようか
五、正命(しょうみょう)、煩悩をおさえて正しい生活に努める六、正精進(しょうしょうじん)。無明をなくす努力を継続する、七、正念(しょうねん)外にむかう欲望をおさえ、自分の内にむけて心を集中させる、八、生定(しょうじょう)心を鎮め煩悩をなだめる。禅宗では「只管打坐」ひたすら座禅をしなさいと教える。写経をしたり、夜、瞑想をしたりして心身を整える。
お釈迦様はこれら四諦八正道(したいはっしょうどう)を悟られた。お釈迦さまは死ぬまでインド北部をあるいて法をとかれた。これらはお釈迦様がなくなられたあと弟子たちが釈迦のことばとしてまとめあげていったとされる。