ここの霊園、いつものことながら美しく華麗に鳴いて迎えてくれるウグイスに癒される。今日は義父の命日、同じ霊園に私の両親も眠っているのでいつも一緒に墓参をする。わが家同様、伸びた植木を剪定して墓まわりをきれいに掃除して線香をあげ経をあげる。家内の方は曹洞宗だから般若心経、うちのほうは浄土真宗だから般若心経ではなく、きみょうじんじゅっぽうむげこう如来、なむふかしぎこう如来、南無阿弥陀仏と経をあげる。アジサイの花とウグイスの華麗な見事な鳴き声と線香の匂いが五感を癒してくれる。
鉄工所で育った私には家族の命日に必ず墓参する習慣はなかったが結婚してこの習慣はづっと続いている。子供たちもいつも一緒だったから結婚してもこの習慣はつづけてくれると思う。私の思う妻の良い点はこの墓参習慣、毎日の家の掃除、床の磨き上げ、おいしい晩御飯を作ってくれる、ブランド物をほしがったりしない。それだけ美点があるのはたいしたもの、ありがたく思いなさいと人は言う。しかしミスマッチもいろいろある。価値観の相違や性格の違いからくるものだがこれはどの夫婦もあること。結婚して42年もなりお互い知り尽くしていることだし今さら変わるわけでもない。見ざる言わざる聞かざるの家康流で、ききながす、けろっとしていることで対処するということなんだろうね
ここのウグイスはまるでそばにいるように大きく、ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョとケキョを数回繰り返す。鳴いているところをほんとに見てみたいものだ
今日で6月は終わり、日本のワールドカップも終わり、決勝トーナメントに入っている。さすがに勝ち残ったチーム、ワンラックアップの熱戦を見せてくれている。昨日のブラジル、チリ戦は感動したね。ゲームもさることながら開会時の国歌を選手もスタッフもサポーターも大きな口をあけて絶唱しているのには感銘したね。国、国家の意識が日本とは大分違うようだ。そりゃ当たり前だね。祝日の国旗をあげないし、国歌は相撲の千秋楽に聞くだけだし、そこでも大口明けて絶唱するのはいない。かわりに歌手に歌わせる。君が代のメロディも重々しいからわあっと歌えないからかもしれないがブラジルはすごかった。それだけに国家の威信、国民の一心の期待をうけてネイマールは落ち着いてきっちり5人目のPKを決めてブラジルの勝利を引き寄せた。いつも練習しているからねと後のインタビューの弁。練習は本番のように、本番は練習のように、まさに彼はプロ中のプロだね。勝利決定後の涙は印象的だったね