ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

170130 大寒の末候、暖かいが立春まで1週間。釈迦の悟った二つ目の真理、「集諦」とは?!

2017年01月30日 | 瀬戸内寂聴

 東京では4月の陽気、20度になったとか。24節気では大寒も末候、「鶏始めて乳す」頃。鶏が卵を産み始める頃とある。コンビニでは恵方巻の幟がぱたぱた。また節分がきて、その翌日は立春。とはいうものの三寒四温、TVでは気象予報士が活躍、いつごろからこんなに天気、天気と言い出したのかね、それだけ日本人は幸せということか。毎朝5時45分、TV東京のモーニングサテライトを見ているがコメンテイターの言うことはいい加減なもんだね。今日の日経平均はどうなるか。シカゴ先物の数値がでて、その前後2~300円を証券会社の評論家がコメント。投資判断にはほとんど役に立たない。決算発表が始まっているがその情報を人よりいち早く察知して手を打てるかどうかだがこれがね、むつかしい、インサイダー情報とやらだね

さて、瀬戸内寂聴、痛快仏教塾。お釈迦さんが菩提樹の下で悟った四諦(したい)の二つ目、集諦(じったい)とはなにか。この世の中の苦しみの原因は一体何か。それは凡夫たる人間の持っている煩悩と執着であり、それを生み出す無明から老死にいたる十二の因縁があることを明らかにされた。

諸悪の根源は凡夫のもつ百八つの煩悩。百八つということは無限の闇を言う。本来108回、除夜の鐘をたたいてすむものではない。とにかく人間の欲望はすさまじい。最悪のものは渇愛だという。10の愛情を注いだのだから15の愛情を頂戴というむさぼる愛、これが離婚、夫殺しにつながる。

 すべての結果(苦)には原因があるのだが、その間に12の因縁がある。無明、行、識、名色、六入、触、受、愛、取、有、生、老死の12ステップがあり根本問題の無明にもどる、すなわち世の中の真理を知らず心の中に暗闇を抱えさまよっているおバカちゃんが大概の人間であるというのだ。まあ結婚などは凡夫にあたえられた人間力テストのようなものだね。最近の晩婚化、未婚化の要因は昔と違って、ひとめぼれで本能の世界で結ばれるというより、年収400万以上とか行、識レベルで頭で考え、自分を縛ってしまうのが原因らしいが・・・・。

 まあ、ともかく婚活などをへて、いい人だなと思って、付き合い始め、女性のかぐわしい香りに悩殺されて、抱きしめたくなって(名色、六入、蝕)自分だけのものにしたい(受、愛、取)と思って結婚する。セックスをして子供がうまれ、育児に妻は忙殺され、旦那も長時間労働、段々夫婦に会話が少なくなり、マスコミ情報に扇動されて、自分の人生に迷いを感じ始め、ついに離婚に至る。一人になったが経済的にも心理的にも寂しさは否めず、やがて老死に至る。

 ではどうすればこのような苦しみをせずに、心安らかに老死に至れるのか、それがお釈迦さまの悟られた3つ目の真理、滅諦(めったい)、無明をどう消し去れ良いのか? また次回のブログで・・・

 

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170129 宇美町、昭和の森、難所が滝の氷瀑、とけ始めたとか? ヤマザキロイヤルブレッド3斤299円!

2017年01月29日 | 趣味と交遊

 日曜日、ミスターマックス宇美店にヤマザキの3斤食パンが299円で入る。食の健康談義では「日本人は食パンとバナナ」を食べるなと言われている。血糖値の関係らしい。松たかこがCMでいかにもおいしそうなロイヤルブレッドをPRしている。ヤマザキ製パンも正面切って反論しない。なにがほんとかわからない健康情報。ずっと朝はトースト&コーヒ、さらにトーストは半分に折って中にバナナをサンドにして食べている。なぜ、わざわざ15分、車をとばして買いに行くのか、たかだか150円くらい安くなるだけだが、冷蔵庫に入れておけば10日から2週間はもつ。これも釈迦の言う苦の原因、執着する心なのかもしれない。

 単目的ではだめ(コンサル時代の習性)ということで昭和の森まで足を伸ばした。ミスターマックスから車で7~8分。

 氷瀑で有名な「難所が滝」へのぼってきた女性4人のパーティ、男性3人のパーティ。みな気さくで、「だいぶ氷が解けてましたよ」とか、「登ろう会の団体100人ほど騒がしかった」など情報交換。6年前にアイゼンをつけてのぼったきりでもとより今回はのぼるつもりはなく野鳥撮影にきたまで。

のぼってゆくとキャンプ地との分岐点にでる。

小用をもよおしてきたのでキャンプ地の方にあがる

バンガローが7~8棟。大きな岩がここかしこに。

 

山の斜面ではなく岩肌のコケ。うっそうとした杉林が続いている

真下から見上げて撮る。野鳥とはさっぱり出会わない

小さな滝と水の流れを絞りをいっぱいに絞って、ISOを100にして2秒くらいの低速シャッターで撮る。岩の上において撮ったのでピンアマだが低速撮りの雰囲気はでる

(ペンタックスK3、レンズ、タムロン18~200mm、ISO100、ホワイトバランス太陽光、絞りF22,シャッター2秒、三脚なし、岩の上、手で押さえて)

 雨が降ってきた。ひきあげる。昼過ぎ帰宅。ごちもりそば。湯で3分。湯を切ってソースとマヨネーズ。キャベツは別途追加するが量が多すぎるというか肉体労働者むけだね、まさに麺を食ったという感じ。昼食は私の担当になっているが少々改善の余地がありそう・・・

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170128 大寒の次候、「水沢あつく堅し」だが春隣。寂聴仏教塾その3、釈迦は何を悟ったのか?!

2017年01月28日 | 瀬戸内寂聴

 24節気では大寒の次候、沢の水が厚く張り詰める頃。やったことはないが北国ではわかさぎの穴釣りが解禁される。てんぷらでまるごと食す。うまいらしい。春隣は季語。今日などすこし暖かい感じがして春が隣にきている予兆を感じる。   軒先の日ざしをみても春近き(高浜年尾)

庭先には中国東北部からの渡り鳥、ジョウビタキがやってくる。オスの胸の橙色が目に付く。メスは地味。雀くらいの大きさでメスなど見落とす可能性がある。

世間はトランプ騒動でかまびすしいが時節は着々と進行している。

 さて瀬戸内寂聴さんの痛快仏教塾その3。前回は仏教の祖、お釈迦さんの生涯について紹介した。今回はお釈迦さんは一体何を悟られたのかということ。6年の苦行林での修行をしても人間の苦しみの原因と脱却法について悟れなかったのが菩提樹のもとでの座禅で何にめざめたのか。

 あらゆる苦しみ、物事の結果には必ず原因があり(因果律)、それを媒介するものに縁という条件がある。氷は水が凍ってできるが、気温が氷点下にさがるという条件がないと凍らない。人間は四苦八苦という生まれながらに苦の種をかかえているが根本は無明という闇、世の真理を知らずに心の中に暗闇を抱えてさまよっており、その闇の中に無数の煩悩がうごめいている。

 お釈迦様は菩提樹の下で四諦(したい)という四つの真理を発見された。

1、苦諦(くたい)・・この世は苦しみに満ちているという真理。(1)生老病死の苦しみ (2)愛するものと別れる愛別離苦の苦しみ (3)怨憎会苦、嫌いな人に出会ってしまう苦しみ (4)求不得苦、ほしいものが手に入らない苦しみ (5)五蘊盛苦(ごうんじょうく)・・五蘊というのは人間の構成要素。色、受、想、行、識。肉体と精神の間に受想行がある。天地創造、キリスト教ではアダムとイブが、神話ではイザナミとイザナギ。ペアの人間がいて相手を認識することから愛憎もろもろの因果がスタートした。人間の心や身体の中で欲望が燃え盛る苦しみ。釈迦が発見した第一の真理は苦しいのは自分だけではないという真理。なぜ自分だけが・・・からの脱却。ものごとはすべて移りかわってゆく、同じ状態は続かないという「無常観」。

2、集諦(じったい)・・苦しみの原因は何なのか、煩悩や執着である

3、滅諦(めったい)・・苦しみの原因、無明から脱却すること

4、道諦(どうたい)・・涅槃、悟りへの道はどうすれば到達できるのか。

集諦以降についてはまたのブログで・・・

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170127 夫婦関係なんてひょんなことから突然険悪になる! 健康ボーリング教室にでる。

2017年01月27日 | アフターセブンティ

 ボーリング愛好会につかっていた筑紫野のボーリンギ場が今月末閉店。つぎなる会場探しというわけで隣市のボーリンギ場が企画していた健康ボーリング教室に皆、初心者を装って参加、今日が第一回目。出かける前に妻とごたごた。

 昼は自慢のチャーハンを作ってわかめ汁とともに定番の昼食を終え、1時半に出るよと妻に伝え、妻は12時半すぎウオーキングに出発。マイ軽キャンに水を補給したりして13時。玄関ブザーが何回かなって降りてゆくと女房がぷりぷり。過去、2回ほど締め出した経験があり、今回もそうかと頭に来ていたようだ。いつもの癖で門扉ドアは開けておいたが玄関ドアはいつもの癖で締めてしまっていたようだ。何回もブザーをならしたが降りてこなかったと怒りの形相。なんにもそこまで怒り狂うことはなかろうとこちらも腹立たしくなる。どうしてもっとおうように対処できないのか、おるのはわかっているだろうに・・・帰り5時半すぎるかもしれないから先に食事して居ってと言い残して教室に出かける。

 健康ボーリング教室、20名ほどの参加。学生らしき男女が出迎えてくれる。どうしたことかなと思っていたがあとでわかった。中学生の社会体験で数名きているらしい。講師のOさんが手慣れた調子で説明してゆく。最初に食生活再点検チェックシートが配られ各人チェック。県の教育委員会や体育協会が後援しているだけあって一応やるべきことをやっている感じ。ここで学生の社会体験の紹介があって前述の事情が判明。

 ボーリング1ゲームで40Kcal消費するとか。3Gすればテニス20分、ゴルフ33分、バレーボール1時間、散歩1時間20分くらいに相当するとか。ルール、マナーほか概略説明があってボーリンギ場へ移動。念入りなストレッチがあって4歩助走、投球フォームの確認練習。そしてとにかく実地訓練で1ゲーム。とりあえず初心者故ハウスボールで12ポンドのボールを選んで投げる。

いつもは14ポンドだからついつい力がはいってヘッドピンの左側にずれてゆく。ほとんどの初心者はガターの連発で100を超えるのはすくない。我々のチームは全員100を超えた。初心者は体とボールがちぐはぐ。わたしも初心者のつもりでの参加、基本の再確認に来たわけだから117点で終了。全6回コース2000円也の教室。新たな出会いがあればOKだ。

 17時前帰宅。納豆夕食。ごはん、納豆、めんたいこ、大根の煮つけ。湯割りを飲みながら黙って食事。まあ、夫婦間の行き違いは時間が解決する。・・・

 

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170126 五木寛之氏(84歳)週刊現代に「青春の門」再開! イキイキ情報センター内トレーニングジム170円安い。

2017年01月26日 | 五木寛之

 寒い時は外でのウオーキングがついつい億劫になる。2回しか行っていない西鉄五条駅近くのイキイキ情報センター内のトレーニングジムに出かける。シルバー割引で170円。機器の操作法などの講習をうけたら会員証をもらえる。あとは自由に行きたい時にやりたいトレーニングをやればよい。縛りがなく使いよいというのが会員の声。そのかわりスタート時に健康チェックや体力測定もなくメニュー提案もないのでトレーニング内容は自分で決めるしかない。

ランニングマシーンは自宅周辺のウオーキングみたいにのんべんだらりというのではなく、歩行速度や時間設定すればそのとおりにやらざるを得ないので結構、汗ばみもする。

そのほか、自転車こぎやステッパー、大胸筋強化のウエイトリフティングや腹筋ベンチ、ダンベルなど一応のマシーンはそろっている。自分の体力や健康状態にあわせてボチボチやれる。2時間で170円(シニア料金)は安いね。まあ週に2~3回すればいいのかね。必死こいてペダルをふんでいるおばさんたちもいるがあそこまでやる必要はないと思うが人それぞれ。

前後のストレッチはやったほうがよさそう。センターからのかえりコンビニによって週刊現代を購入。

 

 作家五木寛之寛之氏が36歳の新人作家の頃、週刊現代に連載スタートした「青春の門」が半世紀をへて、第九部「漂流偏」として再開した。

2000万部以上売れている超ロングセラー、映画化やTVドラマ化、演劇にもなったようだが途中の休みをへてまた再開とはすごいね。五木寛之氏ももはや84歳、完結させるには今しかないと思われたようだが無事に終わってもらいたいものだ。

 週刊誌連載となると毎回の終わり方が次どうなるかと読者におもわせる手法がいると思うが再開第一号もそんな感じだね。左足首の骨折をかかえてパスポートも身分証明書もなくて、厳寒のシベリアでKGBの検問に会おうとしている、さあ自分が作家なら次週、どんな展開をさせるか?KGBに拘束され尋問されるのか、いままでの人脈をいかして難をのがれるのか、想像がつかない。また来週430円投資するかね.....

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170124 六然(りくぜん)とは?!リーダーの条件。

2017年01月24日 | アフターセブンティ

 明日。172代横綱、稀勢の里が誕生する。30代で横綱昇進した力士が4人、昇進後の優勝回数が最高2回。稀勢の里は元気もりもり10回以上はやってもらいたいものだ。昨日書いた六然とはどういうものか

 政治学者の安岡正篤氏がその勉強会に来ていた財界人が経済団体や政府の諮問委員会の長に就任したとき、よく色紙に揮毫(きごう)して贈った言葉。明の崔後渠(さいこうきょ)の「六然訓(りくぜんくん)」というのは安岡自身が、『六然訓』を知って以来、少しでもそういう境地に身心を置きたいものと考えて、それとなく心がけてきた。何か事があったとき思い出し、「ああ、そうだ。今が肝心なんだな」と心構えを新たにする。安岡氏は「寸言こそは人を感奮興起(かんぷんこうき)させる」と言う。では六然訓とはどういう教えか

  自處超然  じしょちょうぜん 處人藹然  しょじんあいぜん
  有事斬然  ゆうじざんぜん  無事澄然  ぶじちょうぜん
  得意澹然  とくいたんぜん  失意泰然  しついたいぜん


一 自ら処すること、超然
自分自身に関しては、一向にものに囚(とら)われず、恬淡(てんたん)としている。人はよく見ているもので、モノに執着している人は人が離れていく。他人の行状は自分を振り返ってみる格好の物差しである。

二 人に接すること、藹然
藹(あい)とは草木が盛んに繁るさまをいうので、處人藹然とは、人に接するときは、相手の気持ちが和らぎ、穏やかになるように心がける。幕末の儒者・佐藤一斎も『言志四録(げんししろく)』で私たちを諭(さと)している。「春風(しゅんぷう)を以て人に接し、秋霜(しゅうそう)を以て自らを粛(つつし)む」

三 有事の時には斬然
いったん事が起きればグズグズしないで、束ねたものをマサカリで斬るように、一気呵成(かせい)にやる。

四 無事の時には澄然
事がない場合には、静かな湖面のように澄み切っている。私利私欲がないから心が澄んでいる。澄んでいるから融通無碍(ゆうずうむげ)に動くことができるのだ。



五 得意の時には澹然
澹というのは水がゆったりと揺れ動くさまをいう。従って、得意絶頂のときこそ、逆に静かであっさりしていることが緊要だ。そうすると足をすくわれることがない。明の洪自誠(こうじせい)の手になる『菜根譚(さいこんたん)』にも同じ趣旨の言葉がある。「成功、常に辛苦(しんく)の日にアリ。敗事、多く得意の時に因(よ)る」 得意絶頂のときに、敗れ去る原因を作っていたのだ。

六 失意の時には泰然
失意の時にはうろたえ、呆然となるのが人間の常だが、だからこそ逆に泰然と構え、大所高所から眺めてみる。するとそれまでは見えていなかったことに気づき、死地を脱することができる。そこで意気消沈したらおしまいだ。

 稀勢の里は大関在位31場所、国民を失望させながらも鳴門師匠の教えに従い、失意泰然、得意澹然と努力を重ね、横綱に上り詰めた。これからが真骨頂。頑張ってもらいたいものだ

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170123 稀勢の里、172代横綱に推挙さる、おめでとう。六然、体得した日本人横綱になるか!ふきのとうてんぷら夕食、幸せ!

2017年01月23日 | 辛口ひとりごと

庭が雪で真っ白、冷えると思った。大寒である。

 昨夜、稀勢の里が白鵬の渾身の寄りにたえて、ぎりぎり左からのすくい投げで白鵬をやぶった。14勝1敗の初優勝。豪栄道が休場不戦勝や日馬富士、鶴竜が休場している中での優勝だが、去年最多勝をとっている実績から横綱審議委員会が全員一致で172代横綱に推挙した。19年ぶりの日本人横綱誕生、ほんとによかったね。

 まあふりかえってみれば69連勝の白鵬連勝記録を阻止したのも38連勝でストップさせたのも稀勢の里。しかし過去いやというほど国民の期待を裏切ってきた稀勢の里。圧倒的な強さを示すかとおもえば下位力士にころっと負けてしまって優勝を逃す。こんなに日本人をイライラさせた力士も少ないのではないか。テニスの錦織もそうだね。今回の全豪オープン、またまた尊敬するフェデラーに2:3で敗退。尊敬などしていてはだめだね、グランドスラム優勝は遠い。

 しかし、考えてみれば19歳で入門して30歳で横綱に上り詰めたのだから大したものだ。サラリーマンなら大卒で入社して社長になるには3~40年かかる。しかも琴奨菊や豪栄道に初優勝で先をこされ大関でただ一人優勝なし。サラリーマンならつぎつぎと後輩に先をこされ、普通なら頭にきて会社を辞めちまうか、アウトローになりかねない。それを休場は1回だけで大関31場所を黙々と務めてきたのは立派と言わざるを得ないね

亡くなった先代の鳴門親方(もと横綱髙隆の里)の指導が良かったのだろう。力士は勝っても負けても泰然としていないとだめ。勝ったときには負けた力士の心情を思い、負けても謙虚に力不足を反省し精進する。失意泰然、得意淡然、上にたつものの心得、六然を体得した名横綱になってくれるかもしれない

 人間いろいろ。大富豪のトランプが格差にあえぐホワイトカラーを助けると言って大統領になる、ちやほやされる芸能人が不倫で世間をさわがせそれをTV関係者が飯の種にする、豊洲市場移転にともなう立地選定問題で責任を問われる元知事、権力乱用で辞任に追いやられた沖縄副知事、こそこそと大学教授に天下りした文部科学省元幹部、アクセル、ブレーキ踏み間違えでコンビニに突っ込む後期高齢者、いやはや人間世界はかまびすしい。

 あおぞらに 咲き急ぐ 雪の花   

 春よこい早く来い・・・・だね。こよいの夕食はフキノトウのてんぷら。まっことあり難きかな、アマゾンミュージックを聞きながら焼酎湯割りをのみ、てんぷらに舌鼓、幸せの極致じゃなかろうか?!

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170122 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙」第51巻「旅立ちの朝」完結!!

2017年01月22日 | 趣味と交遊

佐伯泰英の居眠り磐音江戸双紙、第51巻、「旅立ちの朝」を読了。2002年、第一巻「陽炎の辻」がだされて14年、主人公の坂崎磐根が27歳で物語が始まり、最終完結編51巻では48歳。17000ページに及ぶ文庫本時代小説。まさに作家が主人公に乗り移り、20年余の波乱万丈の人生が生き物のように展開してゆく。2000万部をこす大ロングセラー、ほんとに熱中させる小説だったね

 作家の構想力というのは大したものだね。背景には江戸時代の時代認識がとほうもなく膨大なものなのだろう。主人公が浪人生活をはじめる江戸深川六間堀町に作家があたかも住んでいたかのような密度の濃い知識がそれぞれの登場人物を独り歩きさせてゆく。それが51巻もの超ド級の長編小説を生み出したのだろう。

坂崎磐根の16歳の息子の空也が豊後関前から薩摩へ武者修行に旅立つ場面で完結だがその空也の10番勝負ということで新刊がすでに出されている。また楽しみだね・・

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170121 支持率40%で45代トランプ米大統領スタート就任演説は?! 寂聴仏教塾第二章、人間釈迦の生涯。

2017年01月21日 | アフターセブンティ

 24節気では大寒。また月曜日、雪予想。ニュウヨークも寒そう。ドナルドトランプ氏が45代米国大統領に就任。支持率40%、晴れがましい就任式と並行して100もの団体が反対デモ。政界、軍部経験なしのビジネスマン大統領。支持率40%、選挙でも投票数ではヒラリークリントンに負けていた。異例のスタート。注目の就任演説。ワシントンから政治を米国市民にとりもどす。主役は米国市民だ。政治のあらゆる判断基準を国民の幸せ、利益を軸に運営してゆく。米国製の製品を買い雇用を拡大してゆく。米国ファーストでやる。米国を偉大かつ豊かで安全な国にする。過激派組織イスラム国を掃討する。メキシコ国境に壁を建設し不法移民、麻薬の流入を阻止するなどなど。早速、TPPからの脱退を表明。

 自由貿易から保護主義への転換。米国市民は中韓などの安い商品も買いたい人もおるだろうに高い関税をかけて市民の支持がえられるのだろうか。すべての演説が具体的にどう進めてゆくかの具体論がこれから問題になってゆく。4000近い官僚ポストが埋まるのに半年ほどかかるとか、人事が遅滞しているらしい。米ダウは100ドルほど上がったらしいが、さあ月曜の日経平均株価はどう反応するか。神のご加護がありますようにと演説は締めくくられた。2億アメリカ人の何%くらいがキリスト教徒なのかね

安倍首相の国会演説。首相は仏教徒かどうか知らぬが、南無阿弥陀仏、阿弥陀様のご加護がありますようにとは演説はしめくられない。

 寂聴仏教塾その2、「人間、釈迦の生涯」 仏教の祖がお釈迦様であるということはおおかたの日本人は理解してはず?だがどんな生涯だったか知っている人は少ないのではないか。

 2500年前、インドの北、ネパールのあたりにサーキャ族という人たちがいて漢字にあてはめると釈迦族ということでそこの王子様として生まれたらしい。母親は産褥熱で死亡、爾来、人生をいろいろ考えたらしい。「四門出遊」城の東門をでると老人に会い、南門をでると病人に会い、西門にでると死人に遭遇、ショックをうける。北門にでると托鉢中の出家者と会い気高さにうたれ、妻、子を捨てて出家してしまう。人間には四苦八苦があり生老病死、死から人間は逃れられない。生まれる時からおギャーと苦しみにの声をだして死への旅立ちがはじまる。愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦。人生いろいろ。四苦八苦。

 世の人すべてが幸せになるにはどうしたらよいのか、苦行林で6年間の厳しい修業を続けたが一向に答えが見えてこない。親鸞が20年の比叡山修行でも悟りがえられず下山したのと同様、お釈迦さまも苦行をやめて、別の道を歩まれ始めた。たどり着いた川で沐浴して、大樹の下で座禅を組み、翌朝、暁の明星が輝いた瞬間に悟りを得て仏陀となられる(菩提樹)。世の中の出来事はすべて因果、因縁、縁起の法則がある。苦のよってきたる原因を除去しなければ苦から逃れられないという真理に目覚められた。

 周りは同じでも、ものの見方をかえればすべてが変わる。原因は自分にあり、他人や運命のせいではない。この真理を説くべく遊行の旅をつづけ80歳になり体力もおとろえてくる。信者から供された食事にあたって死に瀕する。弟子たちがこれからどうすればよいかと釈迦に問う。自らを明かりとしなさい(自灯明)。人をよりどころにせず仏法をよりどころにせよと遺言を残して亡くなる。人の世は苦の連続だが、自らの心がけ次第では世の中も楽しく美しくできる。すべてのものは互いに依存しあって存在するのであり一人では存在できない、おかげ様の気持ちが必要というのが仏教の教えというわけ。

 アメリカンファーストのトランプイズムはどこまで通用するのだろうか?!

 

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170119 氷点下の中島漁港&西鉄電車撮る。さらに如意輪寺(カエル寺)火渡りへ!

2017年01月19日 | 軽キャン車中泊ドライブ

 カーショップでの車中泊。夜中、背中からしんしんと冷えてくる。ネックウオーマーから毛糸キャップ、ジャンパー着て冬用シェラフに潜り込んで、その上に毛布(薄い)をかぶって寝ても冷える。結局、ウトウト状態で4時過ぎ、起き上がりセブンへ。トイレをすまして熱いコーヒーと卵サンド。日の出は7時15分。またショップに戻り仮眠。6時半、西鉄中島駅そばの中島漁港へ。外にでると寒い。縛れる冷気、マイナス1度。真っ暗。西鉄電車がやってきた。ISO5000くらいで撮る。

7時前、うっすら明けてくる。指先のあいた手袋、凍える。

漁船をつりあげるクレーン台の間から朝日。

朝日を浴びた西鉄電車がやってくる

干潮になっていて、港の水際はムツゴローが出そうな感じ。

8時過ぎまで周囲散策。もう1枚、雲と電車と船をいれて撮る

9時前、小郡の如意輪寺にむけ出発。眠い。10時半すぎ到着、可成りの参拝客と車。

本殿で住職が開運健康厄払いもろもろ祈願。

広場ではゴマ炊き供養の準備。なんと開始は午後1時とか。

車に戻ってカーテンを締めて仮眠。12時、ばなな、ミカン、ミニアンパン、コーヒで車内食。12時半、ちょっとゆっくりしすぎた。会場はいっぱい。13時スタート。

13時30分点火、煙がもくもくと上がる

般若心経の読経の声が境内に響き渡り煙が勢いを増す。

マスクはしていたが煙が左手にながれて助かる

願い事がかかれた経木が投げ込まれる

14時半、煙がおさめられ、火渡り安全祈願。

場所を移動したのが裏目に出て、樹が邪魔で撮れず。粘り不足だったね。一般参詣客がこわごわ火渡りを始める。後続はちょっと安心して、しかし足早にわたってゆく。

 太宰府のかまど神社でも5月末に宝満山の山開きをかねてゴマ炊き行がされるのを見たことがあるが、まあ日本人は神頼み、信心深い人が多いのかね。15時、帰路に着く。寒冷時の車中泊旅は寝不足気味で疲れる。

 今年は酉年でばたばたしないつもり。ゆったり、1か所滞在旅を心がけようと思う!

 

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