テレビはどのチャンネルもイスラム国問題ばかり。イスラム国の実態不案内なままで専門家らしき人間が推測話ばかりやっている。靴の底から足を掻くようなものばかり。アイアムゴトウのメッセージで解放を願う人がふえているとか。戦場カメラマンの渡辺さんが戦地での取材はまずは自身の身の安全対策に9割、残り1割が写真をとったり取材したりする準備にあてるとか。後藤さんがビデオメッセージで、すべて自己責任故なにかあった時他を責めないでほしいと残しているが現実はどうか。少々油断があったのではないかと思われるが・・。いずれにしても無事生還を祈りたい
さて テロ問題は対岸の火事ではない。すでに日本人は過去テロにまきこまれて数十名死んでいる。ノー天気日本人はもっと海外では用心すべきと思うがどうだろうか。海外からの観光客は日本が清潔で安全で日本人はやさしいと思っているようだが結構あぶない国になってきているのではないか。高校生同士の殺人や親殺し、結婚詐欺、遺産目当て殺人、おぞましい事件が毎日どこかでおこり、青少年の心が病んでゆく社会環境がベースに潜んでいるのが怖い。
日本のテロ対策はどうか。今一番心配なのは新幹線だ。1964年開業以来、大事故、人身事故はないということでその技術力、信頼性、安全性、管理システムも含めて日本のナンバーワン商品。世界相手に商談がすすんでいる。しかしほんとに大丈夫か。現役時代、改札ではノンチェックだし、車内でも不審な荷物があれば車掌に連絡してくださいとアナウンスがある程度。今時。車でも後部座席のシートベルト装着がやかましく言われているのに時速300KMで走る新幹線になぜシートベルトがないのか? もし脱線でもしたら何百人と死傷者がでるのでないか。
イエローカーとやらで夜間の線路点検をしているようだが。もしテロリストがあるいはそうでなくとも狂人がヘリコプターで突然上空に飛んできて疾走する新幹線の前に何かを落としたり、夜中に線路に爆薬を仕掛けたりしたら(こんなことはできないのかもしれないが)どうなるのか。杞憂であってほしいと思いはするがどうなんでしょうか。
戦後70年、日本は平和憲法に守られ、日本は絶対戦争を仕掛けない国です、自衛隊を動かすのは災害対策や自国を守る時だけですと宣言して商売一途にGDP世界2位にまでなって豊かさを実現、戦地には人道支援と言って巨額の支援をやってきて今までやってこれた。これが強い国を目指すと標榜する安倍首相がでてきて、しかも与党が議会で圧倒的多数をしめる歯止めのきかない状況になり、まことに危ういことになりかねないことになってきた。怖いことである。
アベノミクス第三の矢の一環で財界をつれてイスラエルなどに今回訪問したわけだが、かえってカントリーリスクを拡大してしまったのではないか。口にチャックはできない。世界にむけての政府首脳の発言はよほど注意しないとダメな状況になっている。政府も企業も個人も要注意である。