わが家の周辺も桜が開花してくれた。庭も川辺も春爛漫。しかしウクライナでは理不尽、不可解な戦争が続いている。はや1か月、泥沼の様相。大統領が国会でオンライン演説をした。アジアで最初にロシアに経済制裁をしてくれた。ありがとう。ぜひ継続してほしい。日本文化を愛していると・・・ソフトタッチ。
ロシアが極超音速ミサイル攻撃、ウクライナ、女性が武器操作の訓練、なんという理不尽な闘いか、民間犠牲が拡大、消耗戦に入りつつあると言われる。玉石混交の情報戦で何が真実かわからない。ウクライナに1日もはやい春が来ることを願うのみ。
こんな時に天国と地獄の差とは思うが今日のブログは恋愛の話。もちろん私の話ではない。孫娘が合格した県立高校が舞台になったというKBC九州朝日放送の福岡恋愛白書という番組が深夜放送された。実話に基づく恋愛白書らしく、シリーズで舞台をかえて続いているようだ。たまたま学校が今回、撮影に協力したようだ。合格者説明会でも紹介されたらしい。どんな学校か知りたくてテレビをみた。
純粋でうぶなサッカー部員がマドンナと称する学校1の美少女Nに想いを寄せる話。リタイア族も若かりし頃あったような話。あらすじは
主人公Kは学校でのルーティンがあり、毎朝7時40分ジャストに下駄箱のある昇降口にいることでマドンナNが登校してくる時間だからだ。成績も運動も平凡で、うぶなKが彼女と話せるのは、昇降口から教室までの1分間だけだった。地道に作戦を続けるも彼女がただのクラスメートのKを意識する素振りは微塵もない。さらに、同じサッカー部主将でイケメンのSも彼女に好意を寄せ始める。最強のライバル出現に焦るばかりのK。
しかし、Kの母親が病気で急死したことをきっかけに、彼女とKは次第にお互いを意識していく。そしてついに、彼女を花火大会に誘ったKは、親友の手も借り、なんとか告白。すると、まさかの返事が!夢のような交際がスタートし、彼女の天真爛漫な可愛さに日々悶絶するK。しかし、あることをきっかけに2人の関係が崩れていく。さえない男子高校生と高嶺女子の物語はどんな結末を迎えるのかという展開。行き違いの高校大学時代、そして社会人になって5年後同窓会で再会し、互いの想いを告白しあうという話。
まあたわいのない話ではあるがたった1分間の幸せと言うのが同じような経験を私もした。通学のローカル電車の2両目にマドンナが乗ってくる。灰色の受験時期の唯一の楽しみだった。高校3年の時、舟木一夫の「高校3年生」がヒットした。その年の体育祭、この曲をバックにフォークダンスを踊った思い出がある。
「泣いた日もある、恨んだことも、思い出すだろ懐かしく、ああ高校3年生、ぼくらフォークダンスの手をとれば、甘く匂うよ黒髪が」「残り少ない日数を胸に、夢が羽ばたく遠い空、ああ高校3年生、ぼくら道はそれぞれ別れても、越えて歌おうこの歌を」プロの作詞家とはたいしたものだ。
「ホタルの光」や「仰げば尊し」が歌われなくなった昨今、こんなロマンチシズムは昭和世代だけの感傷かも知れない。
同じKBCが「旅立ちの日2022」という特集番組をくみ、ここでも孫娘のうかった高校が4つのモデル校の一つになっていた。コロナ禍で何もできなかった子供たちに教師たちがサプライズ企画、夏休み期間中に校庭で打ち上げ花火をやったり、卒業証書授与式の最後に、今をときめくシンガーソングライターのビデオメッセージを放映、卒業生を感激させた。
高校野球で応援演奏ができなかった吹奏楽部をローカル球場のアルプススタンドで野球部OBの前で応援演奏できる場を演出した担当教師。感激のシーンは異なるが多感な16,17,18の3年間は教えるもの、教えられるもの、ともに学ぶ仲間たち、やはりかけがいのない大事な期間なのだろうね。
いづれにしても孫たちにはおおいに青春を謳歌してもらいたいものだ。大事な青春を戦争でおしつぶされる国がこの地球上であるということをよく知って・・・・