荒瀬ダムから車で20分、球磨川ぞいに車を走らせる。うまいぐあいに車が3~4台とめれる空き地があり車をよせる。なんと眼下に球磨川第一橋梁がみえる。坂を下ると橋梁のすぐ横は民家の庭。桜はないがここからばっちりの撮影ポイント。
川の向こう側にも道があり車が走っている。ぐるっと車をまわす。鎌瀬の駅そばの踏切のよこにカメラ小僧の三脚が1台。確かによさそうだが橋梁のトンネル出口は見えない。踏切をわたってちょっとで桜並木がみえてくる。人吉行の場合ここがいいかもね。また元に少し戻り空きスペースに駐車。ここからだとトンネルをでて橋梁をわたり、通過してゆく全工程を川などもいれて撮れそう。ここで16時9分のSL到着を待つことにする。特急列車がやってきた。試し撮り。露出や構図をチェック。だんだん西日が強くなってきて斜光から逆光になってゆく。まあ逆光の中にうかぶSLもいいか。
誰もいなかった通りに20分前になると5~6人のカメラ小僧がやってきた。若い男が今注目の4翼ジャイロで空撮を試みようとしている。通過時間は1分もない。何回もリハーサル。トンネルあたりで汽笛、そして黒い煙がみえる。
熊本行のSL人吉号がやってきました。もうここから連写でバチバチ、カメラを8620型SLの先頭にピントをおきながら追っかける。
逆光の中で黒煙が印象的
黒煙を残して鎌瀬の駅方向に遠ざかるまで約40秒。激写1本勝負が終了。初めてにしてはまあまあのでき。4時半、道の駅に戻る。おにぎり、から揚げ弁当を注文して車で10分のさかもと温泉いこいの家にむかう。温泉の日とかでなんと入浴料200円。心地よい風呂にゆっくりつかる。なんといっても感激の被写体との遭遇とこの温泉が車旅のだいご味だね。
道の駅にもどり、球磨川の流れをみながら夕食。昼間はあったかかったが冷えてきたね。車に戻り、マルチシェイドを車内部5面に装着して一畳の大空間をつくりだす。WIFIをつなぐ。ちょっと田舎に出るとやはりつながらないね。SDカードからデータをパソコンに取り込んで写真をチェック。まあ最初はこんなものかね。
藤沢周平の時代小説「秘剣」をとりだし読む。昨日は寝不足、すぐに眠くなってきた。明日は11時、人吉行のSLを撮ることにする。