今、嫁いでいる長女が赤ちゃんと三歳の女の子をつれて、産後の療養に帰ってきており、そのおかげで孫娘と付き合う時間がぐんと増え、公園にいったり、図書館やショッピングセンター、遊園地、畑などなど行動を共にしている。
先週の水曜日に太宰府遊園にいったが休館日で近くのアスレチック公園のパイプ滑り台などで遊んでお茶をにごしたが、しっかり覚えていて、朝になるたびに遊園地、遊園地とせがんだりする。天気もよくなり、次の週の木曜日に出かける。私より先に先に走っていき、今日はあいてるよとにこっと笑う。さっそく入場券と1000円の乗り物チケットを買い入場。真剣な顔つきで遊具をあれこれ見定め私の手を引いてゆく。これに乗りたい、あれにするといいながらゴーカートに乗ったりするがどうするのと操作を聞いたりしながら、なんでも自分でこなしてしまう。好奇心と不安感の揺らぎの中でどんどん吸収していってる感じがする。あっという間にチケットもなくなり、両替してのせる。もうお金ないよと言うと無料のないのと聞いてくる。いつこんなことを覚えたのかと思わず感じ入ってしまう。7~8種類の遊具にのって引き上げる。また来ようねと陽気なものだ。しかし木曜日ということもあるが客は2~3家族のみでこの遊園地、いつまで続くのか心配になる。
三つ子の魂、百までというが2歳から3歳にかけての物事の吸収力はすごい。大脳の記憶細胞に砂漠で水が吸い取られるごとくどんどん記憶しているに違いない。この時期にこれからの人生をよりよく生きてゆくためのしつけをきちっとすることが大変重要であることを痛感する。この時期、夫は仕事にかまけ育児、しつけは母親任せがかつては圧倒的に多かったのではないか。母親の責務は重大。男は背中で教育するなんてうそぶいていたがそれではだめだね。この時期をのがしてはだめである。
大脳生理学によると人間の脳細胞の数(3億余)は生まれた時は同じだが3歳前後で配線が決まり知能の構造が決定されてしまう。就学年齢になって出来が悪いのを嘆いても遅いという。
よりよき人生を送るためのパスポートはなにか
1、おはようございます、こんにちは、ありがとうございます、すみません、おやすみなさいなどのあいさつ
2、使ったいすはもとにもどす、ぬいだ靴は出船の形にそろえる、あそんだおもちゃは後始末させるなどのけじめ
3、唇の端をうえにあげての微笑み
4、よいこと、してはいけないことの区別など身につけさせること。などなどである。
とにかく、ものすごい吸収力であること、あらためて感じた次第。