ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

160130 梅に雨滴、暖かい。黒田バズーカなんとマイナス金利。加島「荘子」要約!

2016年01月30日 | アフターセブンティ

昨夜からの雨でやっと庭先の雪も解け、梅に雨滴。立春まじかだが一雨ごとに春に向かっていくのだろう

 年明けから株価低迷、あがったりさがったり、原油安でどうしようもなし。出ました、日銀、田バズーカ、甘利経済再生担当大臣がまたぞろカネ問題で辞職する暗雲環境下、なんと初のマイナス金利を発表。原油が値をもどしたこともあって市場は即反応、為替も121円円安にふれ日経平均は476円高の17518円。株式市場はまさに生き物だね、世界のマネーは利を求め正直に動く。しかし思惑通りに銀行資金が設備投資に回るか、住宅ローン金利下げでばかすか家やマンションが買われるか、少々?ではあるが・・。まずは18000円復帰だね

じたばたせずじっとエネルギーをためておくのがいいのよと荘子はいう。あらためて加島祥造さんの「荘子・ヒアナウ」の要約を紹介しよう。

 「荘子・ヒアナウ」加島祥造 骨子

 1、人間の名づけるすべてのものや、ものを知ったと思う人間たちの向こうに名もない道(タオ)の領域がひろがっている(タオ・・老荘思想)

2、始めの始め・・ものには始めがあるというがその始めを始めさせる何かがあったはず。これが存在というもののあり方だ。すなわち存在しない何かがあるということは結局存在そのものに始めも終わりもないということ。

3、混沌の中から天と地が分かれたといわれる。天と地の神様が混沌の神に恩返ししたいと人間の持っている7つの穴を混沌の神に毎日ひとつづつ開けていった。混沌王は喜んでいると天と地の神は思っていたが混沌王は死んでいた。

4、大きな鳥と小さな鳥・・北の海にコンという巨大な魚がいた。その魚が鵬という

巨大な鳥になり9万里の高さにまで舞い上がった。それをセミと小鳩が笑いあってながめて、俺たちは林に飛んで行って楡の枝に止まるのがせいぜいのところだ。なんで9万里も飛ぶなんて無駄なことをするのか。小さな知識は大きな知識と比べられないがどちらが価値があるというものではない

5、朝三暮四・・目先のことにとらわれるな。ある人がサルを飼っていて、サルたちに朝三粒の豆をやるよ。そして夕方に四つだ」するとサルたちは猛反発した。そんなことじゃ我慢できない。そこで彼は言った。「じゃあ朝四つやるし、夜には三つやるよ」サルたちはすっかりうれしくなっちゃった。

6、川の神と海の神・・賢明な人は過去と現在を同じ目で見渡します。過去のことで悲しまないし現在のことでいらいらもしない。すべては動き変化してやまない。生まれることも死ぬことも始めでもなければ終わりでもない。幾千もの支流をあつめた川の神が俺は天下をすっかり手に入れたと思っていた。どんどん東に流れ海にでくわした。何たる広さ!海の神にわびた。知識をいくら多く集めてもこの大きさに比べたら話にならんですな。水を一番多く集め、増えもしなければ減りもしない。しかしあの空と比べたら大きな山にある小石みたいなものよ。比べるだけでは何もわかったことにはならないのよ

7、ほんとうのこと・・善悪正不正美醜、あれとこれの違いを表面でいうだけで両方とも一面のことにすぎんのだ。ひとの本当のことはわかるもんじゃない。むかし二人の美女がいて男の目をひいた。その二人をみると魚は逃げ鳥は飛び立ちシカは森に去った。彼たちは人間のいう美しさなんてなんの用もないんだ。人もそれぞれでわかっているつもりだけでほんとのことは何もわかっていないものだ

8、流れとスペース・・はじめてモノができたとき気がやどりものの性質ができパワーになった。そのパワーを決めるのは受け入れる空間、器が空っぽであることが重要。眼は邪魔なものがなければよく見える。心だって空っぽだとよく動く。すべて物の命は流れが邪魔されることで淀み濁る。家にあいているスペースがないと諍いがおこる

9、体の主人は誰か・・人間の体は百の骨と九つの穴と6つの臓器でできていて、みな個々に体の中で役立っている。つまり一人の主人に仕えている。それはどこにいるのか?まあ、それを「気」とよんでおきたいね

10、  酔った人・・意外とけがをしない。自分の心と体が心配や恐怖を意識しなければ心と体は死の恐怖を逃れている。だからタオの大自然のエナジーをたっぷり飲んでいたら君の命はどれだけイキイキすることか

11、   ダメ人間・・魚は道徳など知らずにいきいきしている。人間もタオのなかで道徳など考えずにイキイキできる。道徳ガチガチ人間は天から見ればダメ人間なんだよ

12、   百本の足の動かし方・・ムカデが蛇に私は100本の足で動くがあなたは足がないのになぜ早く行けるのか。誰もみんな自分に備わった動きをするだけのことなのさ。

13、  大木とガチョウ・・何の役にもたたない大木はそのまま切られずに残る。鳴かないガチョウは先に料理されてしまう。役に立てば危ないし、立たなくてもやられる。中間がいいということだね

14、 役にたたないこと・・荘子さん、あなたのいうことは世間にはあまり役にたたないことばかりですね。君ね、この広大な大地は君が歩くには不要だ。きみの足の分だけあればよい。しかし足の周りは断崖絶壁ばかり。こうなれば君は身動きもできない。自分には無用とおもっているのがほんとはどんなに役立っているか、まずはこれを知ることが大事(無用の用)

15、  空っぽの船・・われわれはごたごた角突き合わせて生きている。たとえば君が川を渡ろうとする。向こうから船がやってきて君の船にぶつかったら、君はその船にもっている男をどやしつけるだろう。もし船に人が乗っていなければ怒鳴ったりしない。君が自分という船を空っぽにして人生を漕いで行ったらぶつかった人は怒鳴ったりしないよ

16、  自分の影に驚く男・・奇妙な男がいて自分の影と足音がこわくて懸命にかけてかけて逃げたのだが走れば走るほど影と足音がおっかけてきてとうとうその男は死んでしまった。この男はかわいそうに影と足跡を消すには木陰に入って休めばいいということに気付かなかったのさ

17、  タオの人の動き・・静かでゆったりとしてものに巻き込まれない。くつろいで受け身(力をためておく)でいて、ちょこまか動きまわらない(次の行動の準備ができている)。これがこの世で無事にくらす秘訣。最強の闘鶏は木鶏、あらゆることに動じない木彫りのような闘鶏

18、  違いを見ないで同じを見る・・刑罰で両足を切られたオウタイという人がいてたくさんの弟子がいた。なぜ信頼をえたのか。オウタイはものを違っているという観点からみない。腎臓も肝臓も同じものとみる。両方は同じものとみる見方、するといちいち心が迷わされなくなる。両足を失ったことなど肩のふけを落とすくらいにしか考えない。

19、  荘子は妻がなくなっても平然としていた。もともと混沌のなかからやってきたわけだから、死は春夏秋冬という一つのサイクルが終わっただけで妻は天地の大きな家に横たわっているさ

20、  知識を学ぼうとするものは毎日何かを知り覚えこもうとする。タオを求める人は毎日何かを忘れ去ろうとする

21、  自分の値打ち・・たとえ自分になにか値打ちがあってもその値打ちは表に出さぬことだ。そうすれば君がどこに住もうが人に愛されるのだよ。

さあ、ブログ読者のみなさん、どう思われますか

 

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160128 雪の後始末大変。加島祥造氏の詩、「求めない」が春秋に登場、荘子がバックボーンか!

2016年01月28日 | アフターセブンティ

やっと雪がやんだ。美しい雪景色の後始末大変。重労働。

(ペンタックスK3、ハイコントラスト処理)

27日の西日本新聞の朝刊、春秋に 故、加島祥造詩集「求めない」が紹介されていた。「荘子」がバックボーンか!!

  昨日、ブログで紹介した「荘子」ヒア・ナウの著者が加島祥造氏であったのだが偶然にも今朝の「春秋」で昨年末、亡くなられた詩人であることを再確認。詩集「求めない」に

 <求めない・・すると 今十分に持っていると気づく。求めない・・すると今持っているものがいきいきとしてくる>

 便利さに囲まれながらもっともっとと多くを求めて、思いどおりにならなくていらだつ日常。大雪で水道管凍結破裂断水、水のない生活がいかに悲惨か思い知らされた人が多いのではないか。蛇口をひねり、すぐ飲料水がでてくる国は世界にそう多くはない、いかにすごいことか認識できていない。時刻表通りにくる電車やバスがとまってしまい如何に苦労するか。水を求めて給水車を往復する、水のなんと重いことか、思い知らされたりする。水、電気、きれいな空気、この当たり前の条件が維持できているかが近代国家の条件。日本はすごい国だがそこに住んでいる国民の心が乾いている。わが家周辺は幸い、凍結、断水などなくてよかったが水道の配管がどうなっているのか、どこをどうすれば凍結防止になるのかわかっている家庭がどのくらいあるのか?

 あらためて「荘子」のタオイズムをじっくり味わうべきと思う、<求めない・・すると それでも案外 生きてゆける。>と知り。

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160127 氷点下3日目、太宰府天満宮防火訓練撮影行かず。老荘思想、「荘子」読む、おもしろい!

2016年01月26日 | アフターセブンティ

 今日は文化財防火デイで太宰府天満宮の防火訓練を撮影に行く予定だったが想定外の大雪で行かず。訓練が行われたかどうか定かではないがこんな大雪で、放水があったら天満宮境内は雪と水でびちゃびちゃ、泥沼だね。みかんを半分にきって雪の上においてやると早速、メジロがやってきてついばみ始めた。彼らは大変だね。どんなに大雪であろうが食事は自分で探さなくては生きてゆけない。その点、自分はありがたい。妻がいつもおいしい夕食を作ってくれる。

いつも2羽そろってやってくる。1羽がまず斥候役でやってきて、それからあいかたを連れてくるようだ

メジロがとびかっていると必ず裏山からひよどりもやってくる。

この2~3日の風雪で彼らもおなかをすかせているようだね。輪廻転生、来世はめじろにうまれかわるかもしれない。家族とおもって食事の世話をしてやらねべならない

 家にとじこもりで図書館から借りてきた2冊目の本、「荘子」ヒア・ナウ。荘子は今まであまり縁がなかったが、日本の江戸、明治、大正から現代にいたるまで日本人の精神的なよりどころであった孔子、孟子の儒教思想に対立する老子、荘子のいわゆる老荘思想を65000語の奇想天外な話やユーモアや皮肉のこめられた話でその考え方、タオイズムを展開する壮大な書物。2400年前、中国にとてつもない男がいた。

 老荘タオイズムの面白いところは社会通念や一般常識とは逆の方向を示しているところにある。われらの世代も、また今の世代も「負けるな、人より先をゆけ、遅れるな」というスローガン、競争原理が人を動かしているが、タオイズムは「負けても良いのだ、人より先に立とうとするな、人のあとからお行き」と勧めている。なにか小市民的な思想のような感じがしないでもないが分相応、自分のキャラにあった生き方をするほうが幸せになれる。年収500万で幸せを感じれるように生きるか、年収5000万をめざして人の10倍シャカリキに働いて、家族をほったらかしにして、挙句の果ては体を壊してしまったら元も子もない。体制を否定はしないが、体制の外からみた第二の視点で自分の人生を見よということか。

 人生の極意を多くの寓話でもってユーモアたっぷりに示している。「空っぽの船」という話では、今の世の中、角つきあわせて生きているが空っぽの偉大さにきずきなさいという。君が川を渡ろうとしてむこうから空っぽの船がながれてきて君の船にぶつかったとする。誰か乗っていたら文句の一つもいい、時には喧嘩になるが、空っぽで人が乗っていなければ怒鳴ったりすることはない。君が自分という船を空っぽにして人生を漕いで行ったらぶつかった人は怒鳴ったりしないよというわけ。

 自分の影に驚く奇妙な男がいた。自分の足音もこわくて、走って逃げるのが一番と考え、走りに走ったがついにはばたりと倒れて死んでしまった。この男は足音と影を消すには木陰にはいって休めばよいということを知らなかった・・・

 「いまだ木鶏たりえず」とは69連勝の双葉山が70連勝できなかったときに言った言葉で有名だが、真のタオイズムの境地は物事に動じず、ゆったりして、静かで、ちょこまかしない木彫りのような鶏で泰然としている状態でいること。最大のタオエネルギーを内在した状態で無事に暮らして行くことができるとしている。

 現役時代に読んでおけばもう少し生き方が変わったかもしれないね

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160124 氷点下の朝、大雪&風雪。「人生第四楽章としての死」曽野綾子!!

2016年01月24日 | アフターセブンティ

昨夜からマイナス10度の寒気団襲来、氷点下の朝、起きると一面真っ白、10センチくらい積雪。

庭に鳥みたいなのが2羽

玄関の赤い花も、キンカンも雪をかぶっている。階段も純白の雪

ガレージにおりて長靴をだし、周辺ウオーク。

食パンとコーヒーがきれたので近くのスーパーまで行くつもりだったがまともに風雪が顔にあたる

こりゃだめだ。引き返す。近くの子供たちが雪遊び。姉弟かな

 市の図書館で借りてきた本、曽野綾子の「人生の第四楽章としての死」を読む。大学卒業までの学生期、就職して結婚して家を買って、子供たちを独立させ、定年までの家住期、悠遊リタイア、一人で自分を見つめる林住期、75歳まで。そして人生の第四楽章、死へむかう遊行期(ゆぎょうき)古代インドの人生原理とか。第九を聞いても第四楽章合唱でぐんと盛り上がりフィナーレをむかえる。がどうも、周辺の現実の楽章はなかなかそうはいかないようだ。

在原業平は「ついにゆく道とはかねて聞きしかど 昨日今日とはおもわざりしを」。人間にとって唯一確実なのは死だがいつ訪れるかは?明日かもしれない。ということで曽野綾子さんは死をどうとらえているのかということで借りてきた。

1、イル・ディーボー・・・アメイジング・グレイス(驚くべき神の恵み)をはじめて聞いた時の衝撃。歌詞:驚くべき神の恵みは私のような哀れなものも捨てなかった。かつて私はさまよっていたのだが実は私は見守られていたのだった。私は運命に対し盲目だった。しかし今、私にはすべてが見えている。神の恵みはなんと優しかったことか   自分で死期を早めたりしてはいけないのではないか

2、カレンダーもないのに梅や桜はその時期になると開花する。秋、木の葉が落ちるのは死の操作ではなく次なる生の変化に備えるためである

3、人間は死をおそれるのではなく、死に至る苦悩をおそれる。往生際の悪い成功者たちはなかなか死の運命を承認できず煩悶する

4、まだ当分生きると思うことは無限に生きると思っているのと同じ。だから妻のある男は今すぐ妻はいないと思って生きねばならない。在原業平は「ついにゆく道とはかねて聞きしかど 昨日今日とはおもわざりしを」平家物語、「沙羅双樹の花の色・・ひとえに風の前の塵に同じ」すべてをかりそめのものとおもふこと。

5、もし今苦しいことがあったらそれをしっかり記憶し死に臨んでそれらから解放されることを深く感謝すればよい。解決であり救いであるという機能が死にはある

6、死ぬとき後悔しないようやりたいことをやっておく

7、人生は初めから終わりまで通過である。輪廻転生、なにかに生まれ変わる。キウイフルーツも摘果しないと大きなのができない。間引きは後の世代のために必須、役立つ儀式である

8、自分の生涯に納得できれば死を迎えやすくなる。まあ良しと考えるか、不満たらたら悔やむか。愛燦燦のような歌詞のように考えられるか

9、自分のたどってきた道を人のせいにして恨んではならない。死ぬまで人生の舵をとってきたのは自分だと思えるひとは敢然とその人生を手放すことができる

10、現生で何をのぞむか、心残りのないレベルまでやりたいことをやり抜けばよい。日本では金の許す限りにおいてなんでもできるありがたい環境にある。クラシック音楽をすべて聞きつくすとか、有名な絵や彫刻を見尽くすとか・・・〇〇したいとか

11、晩年はひっそり生きて、静かに死にたい!毎日ひとつづつ身辺の不要物をすててゆく。1年で365個捨てられる。

12、平和日本を希求し、毎日、自分の食べるものくらい自分で料理できるようにしたいもの

13、老年の種々の衰えは神様からの贈り物。もうこれ以上生きていても仕方ないよと諦観させ、ゆっくり死への心の準備をしなさいよという天の指令だ。

私の場合は、世界旅行したとか、フランス料理をたべたいとか、1000万をこす高級車に乗りたいとか、あまり思わないね。まあ苦しみながら死ぬというのは御免こうむりたけれどもね・・

今夜から明日、さらに冷え込むらしいが、まあ1日ひとつづづ私物の整理をはじめて書斎周りをすっきりさせるかね。琴奨菊が14勝1敗で優勝、10年ぶりの日本人力士の優勝、よかった、よかった。白鳳は日馬富士に力なく敗退、引退の予感がする・・・

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160121 雪がとけない「大寒」、寒い。軽井沢、スキーバス運転手、なぜゆっくり走らなかったのか?

2016年01月21日 | 旧暦のある暮らし

24節気の「大寒」、立春前の15日間。「小寒の氷、大寒に解く」という諺もあるようだが庭の雪がとけずに残っている。外に出て掃除をする。冷凍庫に入っている感じ。メジちゃんは寒くないのかね

(大寒とかたきのごとくむかいたり・・富安風生)

大寒のキーワード、二十日正月、赤貝、小松菜、南天、あおじ、初地蔵など。わが家の南天、葉は赤くなってるが実をつけていない

南天と私が思っていたのは実は万両。また妻から何度教えたら覚えるのとまたお小言。

小鳥が運んでくれたという白い万両もそばにある。白はめずらしいとか

きんかんの黄色と梅のピンク。自然界の多彩な色彩、すごいものだ

昼のTVのバラエティ番組、今日もバス転落事故をとりあげコメンテイターたちがそれぞれ勝手な印象をしゃべっている。2年前、私も怖い思いをしたことがある。軽キャン一人旅で45日目、夜中の初めて走る箱根新道でトラックとカーチェイスをした。安全運転を心がけていたが後ろからトラックに追っかけられるようで脇道によるような場所もなく、頻繁にシフトダウンしてエンジンブレーキを併用しながらヘッドライトの明かりを頼りに走った。三島の明かりが見え始めほっとした。

 今回の悲惨な転落事故。本人も大型バスは苦手で経験不足をわかっていながらなぜ下道を走ることを了解し走ってしまったのか、そしてなぜゆっくり安全第一で走らなかったのか、私なら怖くて、まして39人も乗客を乗せて走るのだから、ゆっくり慎重に走るがね。下りでブレーキを踏んでも制御できなかったのはなぜか??一緒に乗っていたベテラン運転手も寝てしまっていたのは信じられないね。私なら怖くて寝れない。

 

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160120 チャイナリスク、日経平均、年初から2000円大暴落。五木寛之、「人間の関係」再読。

2016年01月20日 | アフターセブンティ

 今朝も相当冷え込んでいる。が庭先に雪は積もっていない。日経平均株価が632円安、チャイナショック、原油安ショックがボディブロウのごとく効いてきた。安倍首相が国会で日本企業はファンダメンタルがいいからとしかコメントしなかったが中国経済の減速は確実。稼ぎ頭の建機、自動車も軒並み大打撃だね。オイルマネー、外人マネーがどんどん引き上げ株価は下がる一方。政治は経済に優先すると前に書いたが政府も日銀もどうしようもないようだ。

しばらくは株価チェックはお休みだね。実物経済だけだと大波乱はないがマネー経済が加わって実体のない金が利益をもとめて世界を駆け巡る。動かすのは人間だ。この人間がどうしようもない。

五木寛之の「人間の関係」を再読。人間を研究するということは人間関係を研究することだと気づいたと冒頭にある。日本で起こっている殺人事件の多くは血がつながっている家族が当事者になっている。夫婦、親子、兄弟。むかし血のつながりほど汚いものはないと誰かから聞いたことがあるが・・・

こんなことが書かれている。

1、 鬱状態からぬけだす3つのノート。うれしかったことを毎日ひとつ書く「歓びノート」更年期に「悲しみノート」、70代の鬱に「あんがとノート」ナマンダブナマンダブ!

2、 あれもダメこれもダメでもたった1点でも評価できるところが残っておれば男と女は続く。君子の交わりは淡き事水のごとし・・荘子の有名な言葉

3、  歎異抄は親鸞の弟子、唯円が書いた。親鸞の師である法然への親鸞の信頼度は感動レベル。念仏してたとえ地獄に落ちようと後悔しない。ひたすら師を信じるのみ。

4、  親鸞は家族のために念仏したことがない。世間のひとすべてが家族であり仏の前に朋友であるという考え。血のつながりだけが大切なのではない

5、 輪廻転生がブータンでは浸透、自殺者は極めて少ない。49日になれば人間は生まれ変わる。ただし蚊に生まれ変わるかもしれない。だから蚊を殺したりしない

6、 日本は昔から格差社会。中国は貧乏人は医療すらろくに受けられない。だから金のかからない気功や法輪功がブームになる。女性の価値がカワイサにあり、29と30歳では劇的に価値がかわる。文化遺産がもてはやされるがそれらは富の偏在、権力者が作り出したもの。それらが作られるために如何に多くの奴隷の悲しみや別れがあったことか。格差は当然という考えには組できない

7、 挿入だけがセックスではない。求める性から求めすぎない性への転換が必要な時代

8、  人間の問題を考えるとき、大事なのは人間の関係を考えることであることに帰着する。作法、エチケットはその関係を円滑にする潤滑油であり、美である。それゆえ挨拶が重要となる。

9、  兄弟といってもそれは他人の始まり。親子もしかり。今、殺人事件の当事者は夫婦、親子、兄弟、いわゆる血のつながりのある親族なのである

10、 国を捨てるほどの友はいるか、信頼とはすることであり、されることではない

11、 感謝も見返りも求めない。托鉢はあげたほうが合掌して頭をさげる。もらった僧侶は黙って立ち去る。ボランティアは最初は喜ばれるが最後はおいやられる。応援させていただきありがとうという気持ちが持てない人は行くべきでない

12、 死を前にした人には慈悲のこころしかない。励ますか慰めるか。励まされたくない状況の人もいる。苦しいね、もう頑張らなくていいよ!

13、 本音を人に見せるのはやはり甘え。常に誤解されるのが人生だから本音は胸にしまっているほうが良い

14、 人は皆、泣きながら生まれてくる。人間は努力や誠意で選べないものがある。実に人生は不条理なもの。その中を野に咲く花のように生きることができるのか。

15、 明日、自分の預金が凍結され、日本円が使えなくなるかもしれない。

政府に期待しすぎてはダメ。人間は究極、一人で生まれて一人で死ぬ。見返りを求めない。君子の交わりは淡き事 水のごとし!! 熱くなったらろくなことはない。熱男くんでソフトバンクは2連覇したがその後の選手の動きはどうだ?

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160119 雪だ、チャンスだ、それ行け!雪の太宰府天満宮を撮る。

2016年01月19日 | 趣味と交遊

吹雪で大変な北国の人たちには申し訳ないが雪下ろしなどしたことがない九州のリタイア趣味人には雪の朝は撮影のチャンス。さすがに台風の時にでかける気力はないが今朝ぐらいの雪ならOK。冬タイアを装着しても雪道を走ったことがない。スタッドレスを試す意味でも出かけることにする。途中、道路はまったく雪や氷結のあとなし。8時、いつもの駐車場に車をとめワンコインをいれて天満宮へ。参道はまだ店が開いていない。太鼓橋は氷結おそれで通行禁止。

右手の脇道をいく。菖蒲池もサギもおらず寒々としている

屋根には雪がこんもり残っているが地面は雨でとけて水たまりができていた。ひとはまばら。神牛も雪をかぶって寒そう

巫女さんたちの朝礼は8時と思っていたが冬は8時半のようだ

おじぎのタイミングがバラバラなのはご愛敬、あまり固いことは言わないようだね。飛梅サイドの巫女さんたちは最敬礼のお辞儀がぴったり決まっていた。

しばし被写体さがし。

夫婦楠のほうに回る。

中国人らしき団体が寒そうに歩いていた。幼稚園の園児が元気に雪遊び。子どもは元気だ

光明禅寺のほうにまわる。

雪が文様をきれいに浮き彫りにしてくれていた。1時間余り撮影、参道にもどり梅が枝餅を買う。中国観光客30人ばかり、梅が枝餅をぱくついていた。すっかり体が冷えてしまった。雪景色は明朝がいいかもしれないね。10時前帰宅、あったかい部屋で妻と梅が枝もち。あわてるなんとかはもらいが少ない・・とまた妻にひとこと言われる・・・まあね・・・

 

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160118 寒い中、写真同好会アンダンテ写真展にでかける。撮り手の感性が伝わってくる!

2016年01月18日 | 趣味と交遊

 東京が雪で大混乱。間引き運転が発生すると乗り切れない乗客がでる。雪が雨に溶かされシャーベット状になり通勤通学大変、なにせ1000万人口をかかえる大東京、ちょっとリズムが狂うだけで大変なことになる。

 スマップ解散問題で世間が騒いでる。ひややかに騒ぎを傍観しているがグループ結成から四半世紀になるんだね。アイドルも今や40代、各人が主役をはりそれぞれが存在感を発揮しているようだが政界までオリンピックがらみで解散しないでくれと言ってるらしい。今や芸能人やスポーツマンがTVマスコミとからんで世間をひっぱってる。70年前、戦争をミスリードしたマスコミが今も規制なしで大問題だね。ちょっと自民党がマスコミにもの申すとここぞとばかり言論の自由を言い出す。

 地元の写真同好会アンダンテの写真展の案内がきていたのででかける。ここも12名の会員で高齢化が進んでいるがきっちり展示会案内もだして今回19回目を迎え、がんばっているようだ。24点の作品が並んでいる。それぞれ撮りての思い、感性がつたわってくる作品。

何に感銘し、それを見る人たちにどう伝えるか そこに撮り手の思い、スキルが映像表現として作品に具現化される。

撮りての観察眼が問われる。眼のつけどころが参考になる

自然相手の風景写真は相手が大自然だけに周到な準備と粘りが必要とされる。努力忍耐の結果が作品の出来栄えに比例する。

まあ何事も一道、一芸にひいづるには大変な努力、修業が必要となる。・・ことをあらためて感じた次第。

 

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160117 軽井沢バス転落事故、親はどこに怒りを!! 福岡空港フォトコン、ろくな写真しか撮れず!

2016年01月17日 | 趣味と交遊

 一寸先は闇というが危険がいっぱいのこのご時世、大口あけて笑ったり、うまいものにぱくついているTVのバラエティ番組、出演者をみているとそのノー天気ぶりには辟易する。軽井沢での大型バス転落事故、真夜中の2時、なにが起こったかのかわからないがセンターラインを横切っての転落事故、だれもシートベルトをしておらず投げだされて運転手2名と学生12名が死亡、その他27名も重軽傷とか。まったく腹がたつどうしようもない事故。

こんな事故に自分の子供たちがまきこまれて死んでしまったら怒り心頭に達し気が狂ってしまうだろうね。大学卒業間際で就職も決まっていた学生も含まれるらしいがそれこそ生涯獲得給与2億円、心痛慰謝料1億、3億円以上?の損害賠償を関係者に請求せにゃならん。誰も信用できない、まっこと理不尽な世の中になってしまった。自分の命は自分で守るしかない。バスが出発するときに乗客が運転手をチェックする必要がある、やさしく、きびしくね。

息子を福岡空港まで送る。今日から宮崎のシーガイヤホテルで3泊4日の全社研修会。1日早く幹部研修が今日あるらしい。家から30分で空港着。センター試験がはじまり空港でも受験生にエールを送っていた。

福岡空港フォトコンテスト2016、応募期限が20日。息子を送りがてら撮るつもりで来たがまあしかしつまらない写真しか取れなかった。空はどんより、12時過ぎから雨。国内、国外両ターミナルをうろついたがこれはという被写体とは遭遇できず。

あいかわらず東南アジアからの客は多い。

いい被写体に遭遇できるまで粘る忍耐力、執念もなかったので、諦めて2時間半の駐車代金600円也を払って撤退。やはり思いつき、いきあたりばったりはダメですね、お粗末様でした。

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160116 マイワイフ、シンプルスマホ使いこなしています!!

2016年01月16日 | マイ家族

息子が今晩、岡山から仕事の関係で帰ってくるというので朝採市場トマトへ買い物。帰途、筑豊本線、筑前山家道駅近くのセブンでコーヒー調達、その間、妻に駅通過時刻を調べてもらう。ガラケイでは検索しきれなかったのをチャチャチャと検索、あと5分で通過することが判明、やっぱりスマホの威力だね。ノートパソコンとWIFIの連動操作ではめんどくさいし時間がかかる。撮り鉄の場所に移動し待機、撮影に成功。60分の1秒連写では十分流れなかったので焦点拡大修正。

ぐんとシャドウもきかせると下の写真のようになる

子どもたちとはラインのやり取りもスタンプをはったりして楽しんでいる。

 こちらは4月1日にWIFIを解約してアンドロイドのアクオスクリスタルにするかアイフォン6sにするか、はたまたどうにか動いているガラケイで受信専用にするか・・・実際、その気になれば受信専用にしておけばそれで事足り経費節減にもなる。リタイア生活で携帯もテレビも新聞も極論すれば不要、パソコンだけで対応可。車旅も1か所滞在型でやればあくせく検索しながら動くこともない。テレビもろくな番組しかないし、新聞も見出しのみ。読書も既存の本の再読でよいし図書館もある。英会話CDもあるし俳句通信講座テキストもある。東京オリンピック開催の2020年に日常英会話くらいできることをテーマにしても良い・・・と思い始めている。これは後ろ向きな発想でしょうか???

キャンパー(ダックスフンド?)が黒い瞳をじっとこちらにむけて何か言いたそう!!

 

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