朝、なにかガタゴト、ギーギー音がしてめざめる。なんとわが家の3大ペットのうちの一つの「亀吉」(みどりがめ6歳、身長20センチ)が網戸を手であけて、寝ているフローリングの洋間に入ろうとしている。夜明けの朝の光の中に縞模様の亀頭が見え、一生懸命に前足で網戸を開けている。
書斎からデジカメをもちだし撮ったのがこのカット。ベランダで放し飼いしているがどうもフェレットがいつもいる洋間に興味があるらしい。昨晩は網戸を固定しているひもをはずして寝たので侵入してきたようだ。このカメは4~5センチの緑亀を息子が神戸で入手、四国四万十川や筑紫野の宝満川の流れを体験し、6回冬眠をへて、今や片手で持てないくらい大きくなり、かつまた結構頭がよい亀になっている。
普段はコロナという市販の餌をたべているが、板でつくった亀吉ロードをあがったりさがったり、ひなたぼっこをしたりしてたまにはアジのさしみの切れ端をやる。30X50X10センチのプラスティックボックスを用意し、上下用の板で亀吉ロードを作っている。餌と糞ですぐ汚れるのでそれを換えるのが私の日課。かえてもらった水に頭を突っ込んで水をごくごく飲む。
二つ目のペットは金魚である。これも2~3年前デイケアで女房の祖母がもらってきた金魚すくい用の金魚で2~3センチの大きさだったのが今や20センチくらいになり、金魚とはいえないあかうおといった感じ。8時、17時に市販の餌をやる。トントンと金魚はちの上ふたをたたくとばたばたとひれを動かし水をこばさんかりにして餌を食べる。金魚は水槽の大きさにあわせ成長するらしいがもう手狭な感じになっている。二つの水槽の水かえを週1回してやる。春さきは卵を産むので水の交換は大変である。
そして一番金と手間がかかり、そのくせ買主への忠誠心など見せないのがフェレットのマーブルである。これも6歳で人間でいうとおばあちゃんだ。寿命が8年くらいとされているがほとんど寝ている。完全に安心しきっている恰好で寝ており、少々手足をさわってもぐっすりねている。ぴぴじゃんという糞固定用の紙砂を補充したり、水を換えたり、たまには湯あみさせて身体を洗ってやる。慣れたもので気持ちよさそうにしている。24~5度に空調してやる必要があり贅沢なペットだ。
いずれのペットも自分がほしくて買ったものではないが今や家族の一員みたいなもので私の日課に組み込まれている。