昔、小指をたてて、「私、これで会社辞めました」というフレーズが流行った。今や欲におぼれた男や女たちが組織、業界を問わず本能のまま行動、問題をおこしている。ただ明るみに出るか出ないかの差。身に覚えのある男たちは戦々恐々としていることだろう。今の女性たちは泣き寝入りをしなくなった。権力(特に人事権)にものをいわせて立場の弱い女性を自由にしようとする男たちには心情的に許せない。今回のタレント中居問題は女性とのトラブル問題というだけで中身はわからないまま、中居引退となり、今フジ経営陣の進退問題が問われている。ジェンダー問題がとやかく言われながらもマスコミ界では美人信奉が歴然と残っている。性欲という本能は有史以来男を迷わせる。「汝、姦淫するなかれ!」心の中で思ってもダメ!と聖書の中にうたわれている。本能を制御する理性は危機に瀕している。
浄土真宗の宗祖、親鸞は・・・「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界はよろずの事、皆もってそらごとたわごと、真実あることなきに、ただ念仏のみぞ誠におわします」
その親鸞とて、比叡山で20年の難行苦行をしても煩悩や情欲から脱却できず下山、京都の六角堂で95日の祈願、救世観音の夢告で妻帯しても良しとつげられ、その後、易行念仏の法然の門下になり、ご法度だった肉食妻帯を断行、爾来念仏の世界に没頭、90歳でこの世を去った。ことほど左様にこの世は金欲、権勢欲、食欲、性欲、うらみつらみなど制御しがたき炎が燃え盛っているということか・・・
(ミヤマホオジロ)
1年ぶりに立岩青少年の家での探鳥会、バードウオッチングに思い切ってでかけた。ファイスブックの友達にもなっていただいている野鳥の会のKさんが案内してくれる。もう22年も担当していただいているとのこと、驚きである。寒さ対策を完全にして参加、去年2月以来だ。8名が参加、9時半から12時まで、ゆっくり歩きながらバードウオッチング。煩悩にまみれた娑婆の世界からしばし、脱却、
(Kさんが作ってくれた小冊子)
出発まぎわ、事務所横でルリビタキがいるという声であわてて双眼鏡を向けたが撮影できず。かわりに白い小さなエナガの混群、飛ぼ回るので撮影がむつかしい。
しばし歩くと30mほど先の電線にカワラヒワが5~6羽、600mmのコンデジ望遠でのぞくが芥子粒のようで黄色と黒の縞模様など識別できない。
冠羽が特徴的なミヤマホオジロが10m先の梢に2~3羽。カメラに収める
前回はチョウゲンボウやノスリなどの猛禽類が出てくれたようだが今回は同じみのトンビのみ。
Kさんはぼちぼち還暦を迎えられるようだが相変わらず神の眼、鳥の眼とおぼしき眼力で私などまったく発見できない野鳥をみつけてくれてスコープで見せてくれる。視力をお聞きしたら2.0近いとか。
もず
(ジョウビタキ)
いるとは聞いていたが終盤、河原でカワセミが横っ飛びをする姿に遭遇、止まっているところを発見できず撮影できなかった。われわれウオッチャーからすれば柿色の胸毛やブルーなどにひかれるが鳥の世界ではカラスの漆黒の色が一番目立つらしい。
12時、事務所に帰還、最後にトリアワセ。目視24種、声のみ2種、合計26種の野鳥たちと遭遇したとのこと。まあ私レベルで半分くらいしか認知できなかった。二時間半、無事に歩き続けることができてよかったが、眼がうっとおしいのはこの趣味を続けるにはちょっとですね?!