私のリタイアお疲れさん旅行を息子が企画してくれたときに同行した娘一家、当時は孫娘一人で、今回は孫息子がふえての一泊温泉ドライブ。その時えらく孫娘が温泉を気に入り3回も妻と風呂に入って喜々としていた。その記憶が孫娘の脳裏に完全インプット。幼稚園の休み期間中に温泉に連れてゆけと家内にねだり今回の運びとなった。
行先は最初別府方面だったようだがネットで妻がいろいろ検索、ウイークデー割引(1日3家族のみ)があったとかで原鶴温泉のホテルパーレンス小野屋になった。小野屋といえば私の現役時代、30前後だったか、クライアント先の呉服展示会で行った記憶がある。一体今どうなっているのか。ネットで調べると畳じきの温泉、料理の評判が高いなど・・。まああんたが大将、妻にまかせて11時ごろ出発。天気が良く、行先周辺どこも桜満開のようだ。最初に向かったのはうきはの内山緑地公園。2~3年前、モクレン満開の時行った記憶がある。昼前到着、モクレンは散ったようだが山手にいくと見事な枝垂れ桜とモクレンがコラボレーションしていた。カメラ小僧やおばさん花見客が数組にぎやかに桜をめでていた。おなかもすいてきた。次の目的地、流れ川に向かう。
流れ川ぞいに桜並木が2キロばかり続いている。早速河原の緑のうえにシートを広げ弁当を開く。数組の家族がたのしげに食事をしている。さすがに評判の桜並木。桜のトンネルがづっと続いている。結婚カップルが記念撮影にぞろぞろ関係者をしたがえて歩いている。桜をどうとるかいろいろ雑誌などでみていたがそんなことは忘れて感性にまかせてバチバチ。
15時ごろまで花見を楽しみ、ぼちぼちホテルに向かう。温泉は車で20分ぐらいの場所。15時半着、チェックイン。ウエルカムショット、ホテルのスタッフがロビーの花のオブジェをバックに記念撮影(チェックアウトのときくれた)早速疲れをいやすべく、孫娘にもせかされて温泉にはいる。貸し切りみたいなもので隣の女風呂から孫娘のはしゃぐ声が聞こえる。温泉はW美肌の湯といわれるアルカリ性と硫黄泉でツルツル、スべスベ感がするやさしい肌合い。夜は露天にはいるとしてまず特殊加工の畳がひかれているほうに入る。すべらないし落ち着く感じだ。
温泉をでて夕食までの時間、孫娘と周辺散策。菜の花畑や桜並木で写真をとる。18時、個室で夕食。たまたま団体の関係で個室での食事となった(ラッキー)。シークワアサーカクテルで乾杯。なぜ沖縄の健康酒でと思うが地元の柿や桃ではうまくいかないらしい。ロゼワインと日本酒をたのみ、あらためて乾杯。食事はいうなら少量多品種、立派なおしながきがついていたがひとつひとつは少量。でも丁度いい量。2時間弱、次から次へという感じで食事終了。評判通りの味わいではあった。
しばし休憩後いよいよ露天風呂へ。畳の湯で身体をあたためて外に出て2~30メーター歩く。丁度満月、ライトアップされた桜の大木、幻想的な景観、風は冷たい。露天に入る。顔は冷たく、体は熱い湯の中、岩肌に散った桜の花弁、湯にも浮かんでいる。
露天風呂 うでに舞い落つ 桜かな
湯気がくる 花弁ながれる 露天かな
22時、一同、眠りにつく。孫娘はどんな夢をみるのだろうか
翌朝、5時半に目覚める。カメラと三脚をもって早朝散歩。筑後川にでる、寒い。うっすら空が明るくなってきている。鷺が数羽、川沿いを歩いている。ふと見上げると雁?の北帰行か。編隊を組んで飛んでいる。あわててシャッター。身体がひえてきた。部屋に戻る。6時過ぎからという露天に入る。冷たいからだが生き返る。7時、まだほかの4人は寝ている。7時半やっとお目ざめ、皆で露天に行く。その間ホテル内の庭に出て桜の大樹を撮影、朝日にはえて美しい。
8時、バイキング方式の朝食、なかなかのものでした。孫も含めて一同満腹、朝からよく食べました。休憩後、孫娘は約束通り妻と3回目の温泉、よくやるね。10時半、桜の下で記念撮影、やっと三脚使う。
昨日、昼間の黄砂、夜のにわか雨、車はきたなく変身。窓だけきれいにして出発。
三連水車の道の駅で休憩、孫は遊具でお遊び。いちご狩りをやってる旨、アナウンスあり、孫娘と初体験。なかなか立派なイチゴがとれたが結構な値段であった。しかし孫娘第満足、孫息子もいちごにはめがない。
適当な弁当がなかった。秋月に向かうことにする。細い道をのろのろ。駐車場の空き待ち。3時前やっと車をとめ、秋月城跡黒門をめざしゆっくり桜のトンネルを歩く
やっと蕎麦屋をみつけて遅い昼食。秋月は久しぶりだが桜の時期は初めて。最後の花見とばかり人でいっぱいだった。この二日間、桜、桜、桜、満喫しました。一同、やや疲れ気味で帰宅の途に就いた次第。結構でした。