昨日、あいにく雨予測の日。朝8時から大谷翔平選手のドジャース入団記者会見。報道陣500名、テレビカメラ50台とか。しかし身長186センチの水原一平通訳はすごいね。メモも取らずに悠然と大谷選手に一体化して通訳、カタカナ個人名もしっかり間違えずにユーモアもとりながら通訳、たいしたものだ。両サイドにドジャース幹部が並んで大谷選手の身体のでかさが際立っている。とにかくビッグスケールの会見だったようだ。
その8時に家をでてJr二日市にむけ出発。集合8時45分。いつも20分くらいでいける。なんと西鉄の通勤時間帯で踏切はしょっちゅう閉まり、おまけに駅手前の交差点で電気工事、駅横市営駐車場が満杯、3Fの奥隅にやっと1台。小走りに待合場所へ、8時45分ジャスト。西鉄二日市駅乗車組に遅刻者があって遅れていたのでよかった。ヤレヤレのスタート。
年1回、九博ボランティア各部会自主企画の館外研修。我が部会の目的地は糸島市の伊都国博物館と九州大学中央図書館の2か所。予定外の都市高速にのって糸島へ。10時前に到着、入り口で集合写真。ここは糸島市立の博物館。邪馬台国九州説で有名になった博物館。
1965年に発見された平原遺跡から日本最古級の王墓が発見され、皇室所有の伊勢神宮にある日本史上最大の「八咫の鏡」同じ型、大きさの白銅鏡が発見され同一の鋳型から作られたものであるとされた。糸島を愛した郷土の考古学者「原田文六」を軸に研究がすすめられ、平原弥生古墳の被葬者が古事記に記された玉依姫、アマテラスオオミノカミ、初代神武天皇の母君であると推測。
魏志倭人伝では邪馬台国と伊都国は別のクニであると記載されていることから卑弥呼の墓であることは無理があるとされ、邪馬台国畿内説が有力になったとされる。しかし畿内と同等の古墳群や王国があり、朝鮮との交易ちであったのは間違いないとされているようだ。
熱心なボラんティアの方々のガイドで館内見学。平原古墳の実物大模型や国宝級の展示物が無造作に展示されているようで驚きだが紀元後2~3世紀の日本国家の起原が糸島にあったとおもわせる感慨深い博物館でありました。
12時、博物館をあとにして九大中央図書館に向かう。12時半着。久しぶりの大学構内、10年前の北大以来かな。2万平米あるとか、広い。学部別掲示板、懐かしい。
九州で一番偏差値が高い大学、2万人ほど学生がいるらしい。昼食は学内にたくさんある食事処で自由に、1時25分図書館入り口に集合してくださいと幹事。一番近くのビッグスカイ、470席の学食にはいる。意外とすいていた。普通のカレーは280円。日替わり定食が人気らしいが野菜フルーツカレー450円也にする。奥歯がしみるのでカツカレーはやめておく。女性陣とおしゃべりしながら食事。
1時半からオリエンテーション。地理的には地下4階から地下1階の構造とか。旧図書館からの移転作戦は大変だったらしい。
150万冊の完全自動化書庫と100万冊の通常書庫。書籍、資料のサイズをはかってケースや棚を設計、大変だったようだ。いまや自動書庫では借りだし依頼をだして4~5分でカウンターに出て来るとか。
中央が4階吹き抜けですごい空間だ。今回は通常は見ることができないバックヤードを観ることができた。
書籍類のデジタル化室や貴重資料の管理室。殺菌用のマイナス35度冷凍庫や完全空調収蔵庫などなど。
中村哲医師のメモリアルコーナーや若田宇宙飛行士の来館記念色紙など掲示されていた。
15時、質疑応答。活字離れが言われて久しいが九大の学生はいかがかと聞いてみたが私の耳のせいかよく聞き取れなかった。まあしかしこんな凄い設備の図書館で勉強できる学生は幸せだ。
15時半、入り口で記念撮影をして帰路に。図書館の案内をしてくれた女性にシャッター押しを依頼、気持ちよくひきうけていただいたが今確認してみると若干手振れ。まあ私のカメラはデジカメで軽め、シャッターを強く押しすぎたのかもしれない。現場ではいちいちブレチェックなどできなかったしね。まあ記録用だから。
ボラ仲間が久しぶりにほぼそろってのバス館外研修ツアー、楽しい1日でした。