ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

久しぶりのバードウオッチング、竜岩自然の家へ。

2010年09月27日 | 趣味と交遊
 筑紫野市立竜岩自然の家というのが柚須原373-1にある。毎月第四日曜日9時半から12時まで日本野鳥の会から講師をまねいて観鳥会をやっている。1月にいったきりで久しぶりにでかける。毎回男女3~4名の少数参加だが今回は4名であった。先月までは猛暑で参加者もなく、実際、鳥の世界でも猛暑にあえいでいたとかであまりウオッチできなかったらしい。9~10月は夏鳥が南にかえり、冬鳥が渡ってくる端境期にあたり観察できる鳥の数もいつもより少ない。
 
 今回、初観察は「腰赤ツバメ」という腰が赤く下面に赤い縦の斑点があるつばめで講師もはじめて見たという。写真にはとれなかったがつばくろといわれる普通のしろくろのツバメとちがい下からみていると赤っぽい感じがする。キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、ヤマガラ、モズ、ヒヨドリ、ダイサギなど15種の鳥が目視、声で確認できた。といっても講師がぱっとスコープをむけてあそこにいますというわけで相変わらずこちらはなかなか発見することができない。さすがプロである。
 
 添付の写真はイソヒヨドリといってヒタキ科の鳥、庭先にくるヒヨドリはヒヨドリ科の鳥でそれとは違う分類の鳥ということになる。通常は海岸に住んでおりオスは上面が青、下面が赤褐色でなかなか美しいと図鑑には書かれている。最近は内陸部にも飛来するようになり、今回山間部でもみれたわけだが自然界がどんどん変質し、住エリアも変わってきているということだろう。猿やいのししが民家におりてきて農作物を荒らしたり人にけがをさせたりといったニュースがテレビで流されているが鳥も同様で住む場所を変えざるをえないようだね。
 
 鳥の撮影は被写体が小さく動きも早いので大変難しく、根気、体力、機材の勝負だが何事も人をして感動してもらうレベルに到達するには片手間ではダメということを痛切に感じている。「二兎を追うものは一兎も得ず」!
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やってはいけないことをやってしまう、人間のサガ!

2010年09月24日 | 辛口ひとりごと
 今をときめく経済評論家がエスカレーターで女性のスカートの中を盗み撮り、即マスコミから見放される。
 金は有り余っている力士が野球とばくをして相撲界から放逐される
 地検特捜部のエース主任検事が証拠物件を改ざんする。有罪にしてしまう検挙率99%の背景になにがあるのか、冤罪の恐ろしさがひしひし迫ってくる
 タレントが麻薬に手をだし他人を巻き込み死に追いやり自らも有罪判決をくだされ、謝罪後悔の念もみられない
 飲酒運転撲滅を標榜する市の職員が飲酒運転でかわいい子供4人を死に至らしめる。売上高経常利益率が20%もの高収益駅前ホテルチェーンが義務である身障者用の部屋を作らなかったり、老舗高級料亭が食材偽装をしたり、北海道だけでしか買えない限定エリアマーケティング戦略で高収益をあげている菓子メーカーが賞味期限偽装をする。
 これら不祥事は不思議と成長期、絶頂期におこる。商品なし、得意先なし、金なし、実績なし、信用なし、あるのは熱意、誠意、創意の三意だけの創業期の原点を忘れてしまうからである。
 実績あげれば文句なかろうという間違った成果主義の弊害、いったん手にした地位、名誉、財産を失いたくないという利己主義。飲食欲、性欲、財欲、名誉欲など人間のサガ(性)がなせるあやまち。やってはいけないことをやってしまう。赤信号、みんなで渡れば怖くない式に自己中心主義者(ジコチュウ)がちまたにあふれている。
 江戸時代の農政学者、二宮尊徳は「経済なき道徳はたわごと、道徳なき経済は犯罪」といい、維新後の日本財界の立役者となった渋沢栄一は「右手にそろばん、左手に論語」といって経営者の暴走を戒めた。
 今日、マリナーズのイチロー選手が前人未踏の10年連続200本安打を達成した。高い目標にチャレンジするアクセルとそのための体づくり、自己節制というブレーキが見事にバランスした結果だという。それを日々連綿とくりかえし継続するプロフェショナリズムがイチロー選手にはあるということだろう。たいしたものである。
 われわれ、ゴールデンシックスティーズも末節を汚さないよう「やってはいけないことはやらない」ということを肝に銘じたいものだ。
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「アーンして」むかしラブラブいま介護

2010年09月20日 | 辛口ひとりごと
 今日は敬老の日。朝、自治会の役員さんがお祝いを届けてくれた。妻の母親が今年96歳、今入院しているがそのスマイルで病院の人気者。嚥下性肺炎のおそれがあるので食事はできず、管で胃へ直接栄養補給している。常時吸引、痰を除去、酸素吸入もしながら健気に頑張っている。妻は毎日午後3時間見舞い看護。見舞いに行った時、私にきづくと名を呼びぎゅっと手を握り締める。元気だがいつ急変するかわからない。私の母も大阪にいるが88歳、おなじく嚥下困難でおなかに穴をあけて(いろう)栄養補給。
 世界1の長寿国、にっぽん。おんな85歳、おとこ80歳。いくら寿命が延びても、健康で、美しく、楽しく生きられないと意味がない。企業経営の目的は「より良く存続すること」である。創業100年の老舗だからといって、社員を幸せにできない会社はだめである。給料をあげきらないなら、生涯雇用は保障するよと経営者は明言すべきである。そうすると社員は安心して頑張れる。
 100歳以上のかたの行方不明者が相当数いることが発覚。行政もいい加減なもので本人確認もせず、記念品をおくりつけてきた。年金を子供がだましとっている。日本人の精神の荒廃、無縁社会極まれりだ。実際に高齢者を見守る民生委員も足りないという(九州で243人欠員)牛乳屋さんでも新聞屋さんでもこの機能が果たせないかと思う。
 西日本新聞の春秋欄に「シルバー川柳」が紹介されていた
・味のある字とほめられた手の震え
・食っちゃ寝て豚ならとっくに出荷済み
・つい真似た本田のシュートで肉離れ
・孫たちにアドレス聞かれ番地いう
・おーいお茶ハーイと缶がころがされ
・辞世の句なかなかできぬと長生きし
・長生きをするなと政府に仕分けされ
・さびしくて振り込め犯と長電話
延命医学がもたらす長寿は本人にとって家族にとって、国にとって
本当に幸せなことか考えさせられる敬老の日であった。
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友、遠方より来る、楽しからずや!

2010年09月15日 | アフターセブンティ
 年に1回、みちのくから福岡にあそびにやってくるひとがいる。そのひとは私の友人と40年来のつきあいで、年1回、福岡か秋田で旧交を温めている。わたしは前職のコンサル会社を軸とした共通の友人ということでその都度ご相伴にあずかっている。今回もソラリアホテルでおちあい、会食は山の上ホテルでやることになった。ビアガーデンは残念ながら終わっていたのでレストランでいっぱいやることになる。このホテルのガーデンから毎年8月1日の大濠公園花火大会がよくみえるので来年の予約がすでに開始されている。来年の再会はその日にしてもいいくらいだ。
 生ビールで乾杯、1年はあっという間だ。みちのくのその人は72歳だがまだ現役コンサルで頑張っており元気はつらつだ。年金と数社のコンサルティング収入でゆうゆうとやっている。がクライアントの経営環境は厳しく当然コンサルの収入にもひびいてくる。政治不況だと嘆いていた。もう一人の福岡の友人、67歳、この人が私にいつも声をかけてくれる。コンサルをやっているのか定かではないがもっぱら株式投資を通じた企業研究をテーマとしているとのこと。投資でしっかり稼いでいると明言していたが勝つノウハウやいかに?
私の流儀はファンダメンタル(財務内容がよく成長性がある)がよくて、PBRが1以下で今が底値圏の会社を1000株、2~30万の範囲で買い30円以上株価があがったら売り、3~5万円の利ザヤを稼ぐ(利回り5~10%)、月2回ぐらいの取引で5~10万ゲットできればOK。現実はこのリズムは昨今の投資環境ではむつかしい。円の独歩高だけで輸出関連株は低迷してしまう。
 ビールのあとの日本酒熱燗がまわってくるとともにソバ打ちの話や写真など趣味の話でもりあがる。あっという間に2時間余りがすぎすっかりいい気分になる。山から下界におりて、ネオンのちまたでカラオケ三昧。みちのくの人は吉幾三演歌が抜群、福岡の人は「男の背中」「ばしょうふ」そして私は「愛さんさん」「舟歌」「とんぼ」。おおいに飲み、食べ、語り、歌い、年に一度のうたげであった。
 あの世に旅立つときに、ベッドのまわりに家族とひとにぎりの親友がいてくれればオンの字だ。大阪にも二人親友がいるが年末までまたの再会が楽しみである。
 友、遠方より来る、たのしからずや!
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下農は草をみて草を取らず、上農は草を見ずして草をとる

2010年09月12日 | 趣味と交遊
 この春から、家の近くで10坪ばかりの土地をかりて体験農園をしている。毎月、農業大学の先生がやってきて、講義と実習をしてくれる。春夏野菜はサトイモの収穫を残すのみで今、秋冬野菜への転換期である。じゃがいも、なす、きゅーり、トマト、ピーマン、枝豆、トーモロコシ、春菊やはつか大根などの葉菜類を農業まったく初心者で見よう見まねでやってきた。苦労してつくったとりたてのはつか大根やトーモロコシはうまかった。30数名のメンバーが一緒にやっており、3年くらい継続しているベテランもいるが、同じ種、苗で成果がなぜ違うかまだしかとはわかっていない。今年は猛暑や長雨など天候要因でとまとや枝豆が不作であったが、やはり作り手の姿勢やスキル、普段のメンテの違いがでているのだろう
秋冬のスタートにニンジン、ゴボーの種を1週間前にまき、芽が出始めた。と思いきや雑草だった。農大の先生いわく、「農業とは土づくり、雑草とりなり」。常に雑草をとっていれば発芽かどうかすぐわかる、「下農は雑草をみても雑草をとらず」ですよ。
 コンサル時代に「下農は草をみて草をとらず、中農は草をみて草をとる、上農は草をみずして草をとる」。問題が起こらないよう(目標未達)、常に先手先手で、苦情処理、種まき、根回しをやっておくことと提言していたことが思い出された。企業における5Sは問題の先行発見装置であるわけだ。あらためて日日の草取り、水やり、追肥、害虫対策などが肝要であることを思い知らされた次第である。
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安全神話の落とし穴

2010年09月10日 | 辛口ひとりごと
 車を降りての後方安全確認をせず、バック。ミラーの死角にあった銀行駐車場入り口の50センチほどのポールにバンパーをあててしまった。任意保険に含まれていない自損事故である(自損を含ませると保険料が倍になるらしい)。私鉄駅踏切近くのいつも不便に感じている地銀の駐車場、「空」の表示で狭い道路から進入、が軽のスペースしかあいておらず、そのままバック、後方の状況を確認すればよかったのだがポールにあててしまった。小さな子供でなくてよかった。
 さっそく、販売店にもちこみ見てもらうと、バンパー交換、トランクのしまり具合調整やなにやかやで20万円はかかるという。バンパーといっても最近の車はプラスティック一体型成型品で一部が損傷しても全部交換せねばならず、衝撃吸収のためにすぐのめりこむようになっておりバンパーの役割をはたしていない。船の周りにタイヤをつけて岸壁にあたっても船は大丈夫といった機能ではない。そうするとバックカメラのついていない車はその都度おりて後方を確認せねばならないことになる。
 性能、燃費、安全性、快適性、デザインなど設計ポリシーをどう考えるべきか。機械任せの自動化はかねがね怖いと思っていた。車が海に落ちることを考えて設計はしないのだろうが窓の開閉などすべて電動だとマニュアルで脱出できない。先日、東京水没というドキュメントをやっていたがこのような危惧が現実味をおびてくる。衝突防止の車が開発中らしいが、車の後方もセンサーかなんかでバンパーにものが10センチくらいに接近したら警報音で知らせるようなのがあればいいと思うがどうだろうか
 世界1安全と自称する日本の新幹線も300キロ以上で走っているのに乗客はシートベルトもしないし、駅の警備などもきわめてアバウトなものだ。爆発物をもっての乗車を防げるのだろうか、まっこと心配。
 いつも銀行の女性には駐車場の問題でクレームを出していたが自損事故ゆえ、文句をいうわけにもいかず、人身事故にならずよかったと前向きに考え、65にもなったことだし、もっと慎重な運転を心掛けよという天の声と考えることにしたしだい。販売店には修理ポイントを重点個所のみにして半額でやってもらうことにした。
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100909:円高、株安。お金に鈍い日本人

2010年09月09日 | 辛口ひとりごと
 給料を考えるな、良い仕事をせよ。給料はほっておいても付いてくる。
昭和49年、コンサルタント会社に前職の7掛けで入社、まじめに頑張れば2年で前職の給料に追いつくよと言われ、ひたすら24時間、仕事にかけた。義理を欠き、家族に迷惑をかけながら頑張った。高度経済成長という時代の波にのり、給料はどんどん上がり、現在の住宅は3回目の持ち家である。勤め先がたまたま上場して、持ち株会に入っておったおかげでキャピタルゲインをえてそれが住宅取得の頭金になったということ。
 コンサル上は余裕資金を運用して利益をあげよと総務部門には課題設定をしていたが金が金を生むといった金融感覚は自分のことについては希薄であった。これがリタイアしてみると新たな収入はないわけだから、手持ちの資産を運用して少しでも運用益をだす必要性がでてくる。それなりのライフスタイルを維持するには月30万円ぐらい必要という。年金だけでは当然足りない。月々5~10万円をどう生み出すか、ここで金融センスが問われてくる。
 いまどき、1000万円銀行に定期預金しても8000円くらいの利息。日本人はこれをしかたないとあきらめて暴動をおこすような気配すらない。かつて預金封鎖といったことを政府が断行した。タンス預金が一番安全かもしれない。
 「ぜいへんの経営」いもむしがきれいな蝶に劇的に変化する、これくらいの意識変革が必要かもしれない。財産3分法、預金、土地、金? いずれにしても自分のことは自分で守らねばならない。誰も助けてくれない。
 今、円独歩高株安である。H19年、62歳定年後の嘱託になったあたりから株のネット取引をはじめた。初年度は年間60万円くらいの収益をあげていたが、H20年秋のリーマンショック以来は低調で、現在含み損は80万円くらい。稼いだぶんとチャラである。収益性や成長性の期待できるいわゆるファンダメンタルの良い企業の株式だから、今が底と考えてじっと我慢している感じ。優待株や新エネルギー株でデイトレイドで2~3万円の利益でお茶を濁しているがボケ防止のためと心得てパソコンの株価チャートをひがなチェックしている昨今である。
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バードウオッチング讃歌

2010年09月07日 | 趣味と交遊
 
武蔵寺の「あおばずく」を撮影すべく、大急ぎで帰宅し、デジカメ、望遠レンズ、三脚をバッグにいれ、現場に戻る。が残念ながらアオバズクの姿はもうみえない。たぶん餌をとりにどこかに飛んで行ってるのだろう。しばし三脚をすえ、撮影の準備をし待機していると、ざざーっという羽音とともに帰ってきた。茂った葉の陰でやや暗いが1.5倍のテレコンバーターをつけて500ミリくらいの望遠にして撮影する。メジロなどとはちがい悠然と枝にとまってくれているのはありがたい。10数枚撮った内の1枚が上の添付写真である。

 筑紫野市の竜岩自然の家で毎月第四日曜日に9時半から12時まで周辺の観鳥会をやっている。今年の正月から参加、日本野鳥の会のメンバーが講師でいろいろ教えてくれる。毎回25~30種の野鳥を観察するのだがなかなか素人は探しきれない。さすがにプロはスコープの先にピタッと野鳥をとらえ我々に見せてくれる。
 我が家の庭にも冬から春にかけて、めじろ、うぐいす、ひよどりなどがやってきて、オレンジやリンゴをついばみ、かわいい姿をみせてくれる。じっとみていても飽きない。趣味のカメラの被写体としてこれからも楽しませてくれるだろう。
 
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天台宗 武蔵寺での写経会に参加

2010年09月06日 | アフターセブンティ
 二日市温泉近く、天拝山のふもとに武蔵寺という天台宗のお寺があり、毎月初めの日曜に写経浄行会が行われており誰でも自由に参加できる。般若心経や写経との出会いは大学2年の春休みに奈良信貴山の断食道場に2週間入った時が最初。爾来、ビジネスマンとして、コンサルタントして心身の安定維持のため、関心をもち、年に数回は自宅で写経などしていた。松原泰道や瀬戸内寂聴の本やテープを聞いたりもしていた。毎年正月の書き初めは写経であった。
 たまたま天拝公園で写真を撮っていた時、ご住職にお会いし、写経会のことをお聞きし、「おもしろいですよ」ということで出席。まず手を清め、口をすすぎ、写経用紙に息がかからないよう半紙でマスクをつくり、心を静めて墨をする。書写の前に「写経観念文」を全員で読み上げ、般若心経276字(題字含む)の写経に入ってゆく。一字一字無心に書き写してゆくにつれ、心が静寂に支配される。約1時間の写経を終え納経する。
 それから30分ばかり住職の法話があり、おもしろおかしく勘所をおさえた人の生き方や法事に至る知恵をいただく。正式な作法での写経浄行会、まこと有意義な時間であった。
 
 帰り、寺の正門をでたあたりの青葉が茂る森にふくろうの仲間のアオバズクがまたやってきたということを聞き、目をこらす。幸運にも生い茂った青葉の間の細い枝になんと大きな目を見開いたアオバズクを発見することができた。きけば毎年、わたってくるらしい。なんだか今日は大変得をしたような1日であった。
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年金セーフの世代がみた今の日本?

2010年09月02日 | 辛口ひとりごと
 定年まで働きたいという安定志向の新入社員が増えているという。専業主婦をのぞむ女性の比率が高まっているらしい。あの一流の代名詞であったJALが破たん、3分の1の社員がリストラされるという。
 私の場合、昭和20年5月に生まれ、よく生きのび、つとめた会社は2社でリストラもされず、65才間際まで働けた。これは大変ラッキーな人生、VIVA-S20だ。しかし同じ昭和20年生でも「人生いろいろ」だったにちがいない。でもまじめに働いてきたのならなんとか年金セーフといえる団塊前後世代だ。他の世代はどうか
 はじめてハローワークにいった。時間はありあまっているし、企業戦士だった根っこはなかなか切りきれない。食うための仕事ではないがなにかできることはないか。65になるちょっと前にハローワークをたずね、求職申し込みををすると翌月には第1回の失業認定があり、あっさり10数万円の基本手当が支給された。月2回、求職活動をするのが支給条件になっているが、パソコン検索をすると65という年齢条件でほとんどアウトである。
 基金訓練というのがあって失業保険の支給期間が終了した失業者が半年間再就職のための能力開発セミナーに出席すれば毎月10万なにがしかの手当をもらいながら勉強できるというもので厚労省が予算をつけている。前職の同僚から出講依頼をうけ、ひきうけた。20~40才台の働きたくとも就職できないひとがわんさといるのが現状の就職氷河期だ。セミナーにでてみたが概して必死さにはかけるところがあるように感じた。
 戦後65年、奇跡の経済復興はしたが金ボケ、色ボケ、グルメボケの個人主義日本ができあがった。中古の車いすを再生して、海外の貧しい人たちに提供する工業高校生もおれば、軽自動車に無免許で6人のって事故死する生徒もいる、安易に結婚し、子供をつくり、簡単に離婚し、子供を死なせてしまう親もいる。一概には言えないかもしれないが、我慢、辛抱が死語になった日本ではある。サービスをうけることに慣れてしまい、サービスする喜びを知らない人間が増えすぎたということか。介護市場では働く場はいっぱいあっても働こうとするひとが少ない。根本問題は教育の在り方だと思う。
 円高株安二番底懸念の日本経済、こんな時に民主党代表選挙、政治家の権力闘争、口舌の徒がテレビ画面を占領し、それをマスコミ人間が追っかける。みずから立つ元気はないが平成竜馬あらわれよだね。
 
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