そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

橋姫〔8〕

2008年08月07日 |  / 源氏物語
8/7
「いろいろと仰せになりて困りては老女でてきてお任せになる()」
「この老女小憎たらしくあるけれど様子人柄いわくありげに()」
「弁の君泣いていうには折りあらば会って話を願っていたと()」
「この老女衛門督に仕えたる乳母の娘で弁というなり()」
「その昔今は限りと臨終に私を召して言葉残せり()」
「もし先を云えというなら別の折残らずお耳にお入れしたいと()」
「かねてから知りたきことをまさに聞く先聞きたくも人目も多いと()」
「思いやる心ばかりはさはらじを何へだつらん峰の白雲(後撰集)」
「白雲の八重にかさなるをちにても思はん人に心へだつな(古今集)」
「朝ぼらけ家路もみえずたづね来し槙の尾山はきりこめてけれ(#125)」
「雲のいる峰のかけ路をあきぎりのいとどへだつる頃にもあるかな(#126)」
「はし姫の心をくみて高瀬さす棹のしづくに袖ぞぬれぬる(#127)」
「さしかへる宇治の川をさ朝夕の雫や袖をくたしはつらん(#128)」
「さす棹の雫にぬるる袖故に身さへ浮きても思ほゆるかな(源氏物語奥入所引)」
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