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「七月の頃にたずねる宇治のもといつもと違い心情を吐露()」
「粗末にはしないといえば八宮は嬉しく思いいろいろ話す(昔話を)」
「このようなきれいな秋の月の夜は訴えるごと鳴らす音あり()」
「女には運に限りがある故に丹精してもやりがいなしと()」
「執着を断つ心がけあるためにものになること何もなけりと()」
「その中で音楽めでる心だけ捨てられないと薫語れり()」
「その昔迦葉尊者も楽を聞き立って踊れる故事を引きたり()」
「いつぞやの残り惜しくも一声の姫の琴の音所望なされり()」
「八宮自ら奥に入りては姫に琴の音聞かせといえり()」
「箏のことほんのわずかにかきならし合奏などはとても望めず()」
「八宮は『若い同士にまかせん』といいてこもれる仏間の方に()」
「七月の頃にたずねる宇治のもといつもと違い心情を吐露()」
「粗末にはしないといえば八宮は嬉しく思いいろいろ話す(昔話を)」
「このようなきれいな秋の月の夜は訴えるごと鳴らす音あり()」
「女には運に限りがある故に丹精してもやりがいなしと()」
「執着を断つ心がけあるためにものになること何もなけりと()」
「その中で音楽めでる心だけ捨てられないと薫語れり()」
「その昔迦葉尊者も楽を聞き立って踊れる故事を引きたり()」
「いつぞやの残り惜しくも一声の姫の琴の音所望なされり()」
「八宮自ら奥に入りては姫に琴の音聞かせといえり()」
「箏のことほんのわずかにかきならし合奏などはとても望めず()」
「八宮は『若い同士にまかせん』といいてこもれる仏間の方に()」