10/22
「6巻の『1Q84』読了す息つく間なく集中をして(集中させるだけの本だった)」
「村上は早稲田文学卒業も数学などもよくできたらし(勝手な推量だが)」
「フカエリも彼女の父も脇役で主演は天吾と青豆なりし()」
「フカエリと彼女の父は変換器天吾・青豆それぞれ変える()」
「『暗闇の幾何学』というエッセーを小島寛之寄稿をしたり(以前文学界に寄稿)」
「村上の小説世界の根底に数学的な思考があると(小島説)」
「数学は天上に伸び物語水平方向拡がる世界()」
10/22
「白い雲 棚引く国の 青い雲 遠く垂れ込み 空の雲 そこにいるのは わたしのみ あなたに恋すは わたしのみ あなたに恋せば 天地に 溢れんばかりに 愛すると 胸がいたいと 思うかも 心がいたいよ わが恋は 日に日にまさる いつもだが 恋せぬ時は ないけれど この九月を わが彼氏 思ってほしいと 千代にも 思ったほしいと 万代も 語り継ごうと 始めたが この九月が 過ぎいくを するすべもなし あら玉の 月が変れば するすべの 方法知らぬ 岩の根の 凍える道の 岩床の 根延ハへる門に 朝アシタには 出でては嘆き 夕べには 入いって恋えど ぬば玉の 黒髪ととも 人が寝ヌる 熟睡はせずに 大船が ゆくらゆくらに 思いつつ わが寝る夜は 数
えられない()」
「白雲の 棚引く国の 青雲の 向伏ムカブす国の 天雲の 下なる人は 吾アのみかも 君に恋ふらむ 吾アレのみし 君に恋ふれば天地に 満ち足らはして 恋ふれかも 胸の病める 思へかも 心の痛き 吾アが恋ぞ 日に異ケにまさる いつはしも 恋ひぬ時とは あらねども この九月を 我が背子が 偲ひにせよと 千代にも 偲ひ渡れと 万代に 語り継がへと 始めてし この九月の 過ぎまくを いたもすべなみ あら玉の 月の変れば せむすべの たどきを知らに 岩が根の こごしき道の 岩床の 根延ハへる門に 朝アシタには 出で居て嘆き 夕へには 入り居恋ひつつ ぬば玉の 黒髪敷きて 人の寝ヌる 味寝ウマイは寝ずに 大船の ゆくらゆくらに 思ひつつ 吾アが寝ヌる夜らは 数ヨみもあへぬかも(3329 右一首。)」
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