10/25
「数学者藤原さんちの奥さんがエッセーをかくおもしろきかな(美子さんという)」
「エッセーの題材多彩で面白い笑いの核は夫と同じか(夫に学ぶか)」
「川上が解説を書く興奮しいつもの筆致と異なれるかな(川上弘美さん)」
「川上もお茶の水では藤原に数学などを習ったかしら()」
「この本は品格のある家族内覗き見できて興味津々()」
「本人も才色兼備の婦人にて心理学者であるというらし()」
10/25
「数学者藤原さんちの奥さんがエッセーをかくおもしろきかな(美子さんという)」
「エッセーの題材多彩で面白い笑いの核は夫と同じか(夫に学ぶか)」
「川上が解説を書く興奮しいつもの筆致と異なれるかな(川上弘美さん)」
「川上もお茶の水では藤原に数学などを習ったかしら()」
「この本は品格のある家族内覗き見できて興味津々()」
「本人も才色兼備の婦人にて心理学者であるというらし()」
10/26
「備中なる神島の浜死体あり何を思わん官吏は読める(或る本の歌 備中国キビノミチノナカノクニ神島の浜にて調使首ツキノオミが屍シカバネを見てよめる歌一首ヒトツ、また、短歌(みじかうた))」
「玉鉾の 道に立っては あしひきの 野行き山行き 直接に 川を下って 鯨取る 海道に出て 吹く風も 結構吹いて 立つ波も 穏やかならず 恐ろしや 神の渡の 重ね波 寄せる浜辺に 高山を 隔てにしては 浦沙ウラスを 枕にしては うらもなく 臥せてる君は 母父の 愛子であろう 若草の 妻もあるだろ 家問えど 在処も言わず 名を問えど 名さえ言わずに 誰が言を いとほしみかも 敷波の 恐き海を 直渉りけむ(#13.3339)」
「玉鉾の道に出で立ちあしひきの野行き山行き直タダ渉り川行き渡り鯨魚取り海道に出でて吹く風もおほには吹かず立つ波ものどには立たず恐カシコきや神の渡の敷波の寄する浜辺に高山を隔てに置きて浦沙ウラスを枕に巻きてうらもなく臥やせる君は母父の愛子にもあらむ若草の妻もあらむと家問へど 家道も言はず名を問へど名だにも告らず誰が言をいとほしみかも敷波の恐き海を直渉りけむ(#13.3339)」
「母父も妻も子どもも高々に来むと待つらむ人の悲しさ(反し歌 #13.3340)」
「母父も妻も子供も期待して帰りを待てる人は悲しく()」
「家人の待つらむものを連れもなき荒磯を枕マきて伏せる君かも(#13.3341)」
「家族等が帰りを待てる連れもなく海辺でのたれ死ねるあなたは()」
「浦沙ウラスに臥コやせる君を今日今日と来むと待つらむ妻し悲しも(#13.3342)」
「浦沙ウラスに臥コやせる君を今日今日と帰えりを待てる妻は悲しい()」
「浦波の来寄する浜に連れもなく臥コやせる君が家道知らずも(#13.3343 右九首ココノウタ)」
「()」