そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#13.3330-13.3302

2012年10月23日 |  / 万葉集

10/23
「隠国の 泊瀬の川の 上流に 鵜八羽浮かせ 下流にも 鵜八羽浮かせ 上流の 鮎くわえさし 下流でも 鮎くわえさし 麗クワし妻 たぐいよせては 投げるさの 遠くはなれて 思ふ空 不安であると 嘆く空 不安であると 衣こそ それ破ぶれても 縫ひ合わせ また合ふといへ 玉をこそ 紐切れたなら 縛りつけ また合ふといへ でも逢はぬものは 妹にしありけり()」
「隠国の 泊瀬の川の 上つ瀬に 鵜を八つ潜カヅけ 下つ瀬に 鵜を八つ潜け 上つ瀬の 鮎を食はしめ 下つ瀬の 鮎を食はしめ 麗キワし妹に 副タグひてましを 投ぐるさの 遠ざかり居て 思ふそら 安からなくに 嘆くそら 安からなくに 衣こそは それ破ヤれぬれば 縫ひつつも またも合ふといへ 玉こそは 緒の絶えぬれば 縛ククりつつ またも合ふといへ またも 逢はぬものは 妹にしありけり(#13.3330)」


「奥まった泊瀬の山なる青陸田アヲハタの忍坂ヲサカの山は走り出す宜しき形妙なるか大切な山荒れるが惜しい()」
「隠国の 泊瀬の山 青陸田アヲハタの 忍坂ヲサカの山は 走出ワシリデの 宜しき山の 出立ちの 妙クハしき山ぞ 惜アタラしき 山の 荒れまく惜しも(#13.3331)」

「高山と 海をくらべりゃ 山そのままに 現実に 存在し 海そのままに 真実にて あるけど人は 花のよう うつせみ人は#13.3332 右三首)」
「高山と 海とこそは 山ながら かくも現ウツしく 海ながら しかも直タダならめ 人は 花ものそ うつせみの世人(#13.3332 右三首)」

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