そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

長谷川櫂の正倉院展

2016年11月03日 | 俳句

2016/11/03

「水瓶や秋の夜長を花と鳥(漆古瓶)」
「鳳凰の首がごろりと露の中(平脱鳳凰頭)」
「残欠の得体はしらず曝涼す(平脱鳳凰頭)」
「大皿や秋の緑の珊瑚礁(磁皿)」
「鈴凛々ペルシャの露の鳴るごとく(唐草文鈴)」
「風の音がみか象牙の櫛に色もなし(牙櫛)」

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夏目漱石の俳句の説明

2016年11月03日 | 俳句

2016/11/03

「漱石と寺田寅彦師弟にて俳句について問答をせし()」
「石いわく『俳句 扇の 要描き 連想世界暗示するもの』と
 (夏目先生の追憶から『俳句とは、扇のかなめのような
  集中点を指摘して、それから放散する連想の世界を
  暗示するものである』と答えた)」

「秋風やしらきの弓に弦はらん(例句として、向井去来)」
「さすがかと漱石答う寅彦に俳句の肝の例えや例句
 (要:白木の弓/放散する連想の世界:身の引き締まる秀冷の気)」

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花と七十二候(1103)

2016年11月03日 | 日めくり帖

2016/11/03

「公園に菊花展あり白菊の大輪匂うきょう文化の日()」
「菊作り後鳥羽の打ちし刀には菊花のしるし一文字刻むと
 (花言葉:私は愛する)」

「こころあてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花(凡河内躬恒)」
「人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふゆゑにものおもふ身は(後鳥羽院)」
「文化の日それでいいのにイイオサン『お産の日』とは後味悪し(『いいお産の日』)」
「赤ん坊生れた後には米炊いて産神さまに供え祈れり
 (食うに困らないように産立て飯を供える)」

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