がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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肝高の阿麻和利秋公演終了!

2009年10月25日 | ・肝高の阿麻和利レポ

肝高の阿麻和利秋公演千秋楽、
台風20号の影響もぶっ飛ばして無事に終了しました~!!!

私は通算16回目の観劇でした。

 

いやぁ!今日の公演は昨日の公演に増して、すごかったです!!!

まず、

「ギャル」と「おたく」の肝高の子に度肝を抜かれました(爆)

ええええぇえぇ~~~!?
どうなるの~~~??(((゜Д゜;)))

と思いましたが、ハッタラー役のK君とのコンビネーションも抜群で
いつになく笑いが多く起こりました(笑)

台詞もがらりと変わり、最初のかばんのくだりなんか、
「なるほど、こう来たかぁ!」と唸りました。

今までにない新鮮さを味わいました。

(「踏揚、I love you」「me too~!」のくだりが頭から離れません(笑)
今思い出しても笑える。今までにないパターンだったわ、プププ…(^ω^))

また、エイサー場面の立ち位置も変わってたし
“阿麻和利の最期の幕”の幕明け照明も改善されてた!
(幕の下から後ろ舞台の光が漏れてたのちょっと気になってたんだよね…)

他にもいくつか動きが変わっていたり追加されていたり。

台詞も今日はかなり聞き取りやすかったです。

そして、舞台が終わり外へ出てみると…。

あれっ!?

台風の風雨はどこへやら!?
始まる前はあんなに風雨が激しかったのに!

すっかり台風が去ったかのようなきむたかホール前広場。

あまわり浪漫の会会長さんのOKの合図で
メンバーが外に出てきました!

恒例の、お客さんお見送りとお礼の演舞です!

平田さんの一声で「ダイナミック琉球」も披露してくれました~!

むきー。

こんなことならコンデジでも持ってこればよかったー。
ケータイではこれが精一杯です


↑公演が終わると全員が並んでグスクに向かって一礼する。コレはどこの会場でも行われる。

今日見ながら、ふと思った。

肝高の阿麻和利は県外公演も精力的に行ってきていますが、
本当の肝高の阿麻和利の舞台の魅力は
やっぱりここ沖縄、勝連(きむたかホール)でしか味わえないってこと。

県外公演はどうしてもメンバーが限られてくるし、
会場の大きさや仕組みも多少違うだろうし。

でもホームグラウンドである、ここきむたかホールでの公演は
140名ものメンバー全員が舞台に立つ。

声を大にして「大ホール」とは言えない広さの会場ではあるけれど、
そのホールの隅から隅までが全部舞台になる。

クライマックスのあの会場中に響き渡る「肝高の詩」

躍動の地響き。

やっぱり他では味わえない感動があります。

 

県外公演を見られた方も、これを機会に
次は沖縄での公演を是非「体感」してほしいものです。

 

来年は勝連城跡が「琉球王国のグスク及び関連遺産郡」として
世界遺産登録されて10周年。

是非、来年は勝連城跡公演が観たいものです。

 

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台風の中の千秋楽

2009年10月25日 | ・肝高の阿麻和利レポ

なんとかたどり着きましたが……

傘が壊れました(爆)

風はいよいよ強く、
ちょっと飛ばされそうになりました(マジで)


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暴風域にならない限り

2009年10月25日 | ・肝高の阿麻和利レポ

台風20号の影響でだいぶ雨風が強くなってきました

でもまだまだこっちは強風域。

 肝高の阿麻和利秋公演の千秋楽は
暴風域が発令させない限り行います
とのこと。

 暴風域が発令されない限り行きます! ( `・ω・´)ノ

せっかくご招待いただいてるしね★

 

…でも、勝連城跡に登るのはやめときます
嵐の勝連城跡を撮ってみたいということで公演前にいくつもりだったんですが…
合羽ないし諦めます

 

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「翔べ!尚巴志」と佐敷グスク

2009年10月25日 | ・現代版組踊レポ

昨日の肝高の阿麻和利秋公演前に「翔べ!尚巴志」のアトラクションがありました。

「翔べ!尚巴志」とは肝高の阿麻和利の演出家である平田大一さんの手がける舞台で、
肝高の阿麻和利を始めとする“現代版組踊り”の比較的新しい舞台です。
(去年が初演)

肝高の阿麻和利がうるま市地域の中高生だけで演じているのに対し、
「翔べ!尚巴志」は沖縄全域からオーディションで選ばれた中高生で演じられます。

メンバーの一人に前々から“平田ファミリー”だったオシエゴがいて、
昨日の舞台にも出ていました。

しかし昨日のアトラクション、秀逸でした!

舞台に立ったのは30人くらい?のメンバーでしたが、
BGMは大太鼓一つを抱えた平田さんのみ。

まずその太鼓の音と歌の神秘さといったら!

ぶわぶわぶわ~~~って毛が総立ち!
トリハダトリハダ…

空手の型に始まり、
劇中の台詞の一部と、演舞。

ぎゃーーーーーっっっ!!!
でーじバージョンアップしてるぅぅ~~~!!!

実は去年、尚巴志の舞台を見ているのですが、
なんか、全然雰囲気が違う!

渋い!
かっこいい!!
神秘的!!!!

一気に尚巴志の世界へと引き込まれてしまいました。

これは…肝高の阿麻和利に引けをとらない大舞台になりそうな予感…

去年見たときは正直、
「うーん…。いかに肝高の阿麻和利がスゴいかが分かる…」
という感想だったのですが(ま、初演だったからネ)
今年はかなり期待できそうです!!

さて、では「尚巴志」について。

尚巴志の居城であったとされる「佐敷(上)グスク」の写真を見ながらご紹介。

尚巴志(しょうはし)とは、琉球版天下統一(“三山統一”)を行った人で
ここから「琉球王国(王統)」が初めてスタートします。

当時、琉球はいわゆる北部・中部・南部である、
北山・中山・南山の三山(さんざん)の“独立国”に分かれていました。

その尚巴志(と父・思紹)が中山の浦添城、北山の今帰仁城、
南山の大里グスクを武力だけでなく知恵も使いつつ攻略。

1429年三山を統一します。

その尚巴志と共に闘った武将の中には、

若き日の護佐丸の姿も。

(※肝高の阿麻和利の時代には護佐丸は70歳のおじいさんです)

「百十踏揚」を読んで、ああ、そうなのか!と思ったんですが、

肝高の阿麻和利の時代と
この三山統一の尚巴志の時代。

王様が何代も入れ替わっているので
だいぶ年月がたっているのかと思いきや、そうでもないんですよね。

数十年程度です。

肝高の阿麻和利の時代の王、尚泰久と尚巴志は父子関係にあたります。

ってことは、阿麻和利の妻である百十踏揚にとっては
護佐丸は母方のおじいさん、
尚巴志は父方のおじいさん、

ということになります。

 

           →→→→ 護佐丸⇔(主従関係)⇔尚巴志
           |         :             :            
           |         :             :
           |       護佐丸の娘=(結婚)=尚泰久----(討伐)-- ↓
           |                       :            ↓
           |                       :                       
           |                    百十踏揚=(結婚)=阿麻和利
          
|                                    |
           ------------------(討伐)-------------------------


う~ん、面白い!

この図に、尚泰久に仕えていた「策士」金丸や、大城賢勇も加えると
更に面白いことに…。

タマランデス!(゜∀゜)

首里城に行くと、「中山」と言う文字をよく見つけられると思います。
(チュウザンだよ。ナカヤマじゃないよ(笑))

それは、琉球王国を作った尚巴志が、
中山の浦添城攻略後、父を中山王に就け、
その中山の尚巴志(と父)が南山・北山を併合した、という歴史があるからです。

首里城は、中山王府ということになるのです。

アレ?
佐敷グスク自体の紹介が全くできませんでしたが…

グスクと言っても城壁があるわけでなく、
例によって御嶽と、社と鳥居のある
神社のような場所でした。

それでも琉球王国にとって重要な場所でもあり、
その時も御願(うがん)をささげている方の姿が見られました。

沖縄の線香と米粒。

(沖縄では米を弾いて占うウクジというものがあります。↑はウクジではなさそうですが…)

ともあれ。

「翔べ!尚巴志」の舞台までに、
尚巴志についてもうちょっと勉強しようかな。

 

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■現代版組踊「翔べ!尚巴志」 

日    時: 2009年11月23日(祝・月) 開場18時30分 開演19時
場    所: 那覇市民会館大ホール
料    金: 大人2,500円、小人(小中高生)1,000円
         *未就学児膝上無料。席の必要な未就学児は有料(当日券:500円増)
プレイガイド: リウボウ(パレットくもじ)、沖縄三越、コープあぷれ、譜久原楽器
         南城市文化センターシュガーホール
お問合せ先: 「翔べ!尚巴志」公演実行委員会(090-6869-7288)
公式ブログ : http://showthestage.ti-da.net

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