がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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テンペスト行脚~花当~

2009年11月07日 | ・『テンペスト』行脚

■花当(踊童子)■

清国との冊封を維持するために、
琉球の美意識と教養で盛大に歓迎する。

そのために女装をさせて踊らせる美少年が絶対に必要だった。

ただ美しければよいというものではない。

芸術的素養のある美少年となると
王宮内の花当と呼ばれる稚児衆たちだけでは足りない。

清国の使者たちは琉球舞踊の群舞が特に好きだ。


「テンペスト(上) 54-」より

 

ついに舞台の幕が開いた。

雅な楽土たちの演奏に合わせて出てきたのは
王国の中から選ばれた美少年たちである。

「おお、なんと素晴らしい!」

花笠を被って出てきた女形たちに冊封使たちも思わず唸った。

紫禁城でも琉球の舞踏家たちのことは噂になっている。

彫りが深く目鼻立ちのはっきりした琉球人の顔は舞台映えする。

派手な紅型衣装を纏っていても顔立ちが強いため衣装負けしない。

艶かしい女形から今度は男衣装に替えて『若衆踊り』を舞う。

これがさっきまで女装をしていた少年達かと疑うほど、
はつらつとした舞に変わるものだから目を離すことができない。

三度幕が変わるとまた女形に戻っている。

変幻自在の踊童子の芸に冊封使たちが立ち上がって喝采した。

 

「テンペスト(上) 99-」より 池上永一著/角川書店

 

首里城祭3日目、琉球王朝絵巻行列の伝統芸能行列よりご紹介しました。

テンペストにもあるように、
10代の男子たちが踊り子として活躍していました。

もちろん、現在は10代でも“少年”でもないのですけどネ

でもこちらの「ドゥジンカカン」隊、

この踊りも花当たちが化けていたかどうかは「?」

この装束は女官たちの“制服”なので
もともと女官たちの踊り…なのかな?

国王王妃行列や冊封使行列のときはよかったのですが、

この伝統行列のときは私のいたポジションはあまりいい場所じゃなくて
写真撮るの大変でした

特に「四つ竹」(黄色い紅型に花笠被った衣装の踊り)、
肝心の“花笠隊”が全然見えなくて、踊っている様子は全然撮れませんでした

↑に載せたのは、演舞が終わって移動しているトコロをなんとか撮った写真。


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金武町の秋

2009年11月07日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 今日も沖縄はとても気持ちのいい秋晴れっ

さあ、手ぬぐいとカメラを持って出かけましょう

最初に向かった先は、金武(きん)町

うるま市から金武町に入った途端、

ずらーっと日干し稲の行列!

沖縄にずっと住んでいるのに、
こんな光景見たの初めてですよ!?

びっくりして車を止めて 撮影会(笑)

サトウキビ畑や芋畑はもちろん、
パイナップル畑や菊畑もよく目にする沖縄ですが、

こんなちゃんとした稲畑、沖縄では初めて見ました。

金武町は稲作農業が盛んなのかな?

それにしても本当にいたるところに干されている稲束。

 

道路沿いの柵とか、

ガードレールとか、
(国道沿いのガードレールにも!)

民家のブロック塀にも。

本土でもこんな?

福岡では広大な稲畑はあったけど
こうやって日干しされてるのは見たことなかったケド…。

この稲はちょうど塀にかけられたばかりだったので
まだちょっと青みが残っています★


うーん。葉や草などの細かいものの集合体はブログ掲載のために解像度下げると画質にモロ影響受けますね


予想外の出会いで始まった今日のお出かけ。

金武町のあとは、

沖縄市に戻って手作り市と、
中城村のアートフェスタと、
県立芸術大学での展示会と、


そして
ついでに首里城(笑)
(だって県芸って首里城の敷地内みたいなものだし、
青空の首里城ってまだ撮ったことなかったし…(言い訳?(笑)))

 

写真もたくさん撮れました!

 

その前に、首里城祭のレポート
先に終わらせてしまいしょう


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よろけ太縞手ぬぐい、と予告

2009年11月06日 | ・手ぬぐいコレクション

鎌倉の拭うにて購入。

注染。

こういうシンプルだけどインパクトのある柄ってモダンな感じ

いかにも「日本」!ってアピールしすぎず、
だけどどこかジャポニズムみたいな。
(そしてやっぱり赤×黒の配色が好きなワタシ)

額装して、インテリアとしても映える柄です。

もちろん、首巻などのファッションアイテムとしても和洋問わずに使えそう。

さあ、そろそろ出番です。

 

 by the way

前々から悩んでいたブログ内容拡大に伴う、
ブログタイトル改名 or 分離ブログ立ち上げのことですが、
新たにブログを立ち上げるのではなく、
ブログタイトルを変更することで対応することにしましたー。

1番の理由は、Gooブログは記事のエクスポート(データの取り出し)ができないこと。
(他ブログからのインポートはできるくせに…

それからやっぱり2つのブログをいったりきたり…は、
たぶんワタシが続かなくなる…

というわけで、
近々タイトルの全面改称を予定しています。
(新名称、時期については調整中。早ければ明日!?)

URL等は何も変わらないのでコレからも引き続き当ブログをよろしくお願いします

コメント (4)
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流氷な空

2009年11月06日 | ・徒然日記

三寒四温。
またクーラーを必要とするくらい汗ばむ沖縄でした。

今朝、こ~んなものすごい迫力の鱗雲(?)が!!!

雲の厚み?
陽の光?

出勤の車中から空を見上げて思わず、


うわぁ~~~~!!

車を止めて思わず撮ってしまった今朝の空の写真。

本当なら1時間年休とって、もっと写真が撮りたかったくらいです。

ショクバに向かいながら、そわそわしてしまいました(笑)

↑は信号待ちで窓越しにとった1枚。

こっちはショクバについて、駐車場からパチリ。

なんかトンネル効果みたいに四隅が暗くなっちゃったわ。

Why?

この空、流氷のひび割れみたいな迫力。
(流氷も映像とかでしか見たことないけど)

だけど昼間はこの通り。

雲ひとつない真っ青な青空です。

ショクバの駐車場から。

 

あ~、シゴトほっぽって写真撮りに出かけたい日和でした。

明日・明後日も今日みたいに晴れたらいいなぁ~
(オデカケ予定★)


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国頭サバクイ

2009年11月05日 | ・琉球歴史/文化風景

写真のセレクトをしてあったので今日はこちらまでご紹介。

琉球王朝絵巻行列は、
国王王妃行列、そして冊封使行列
そのあとに伝統芸能行列がありました。

雅な宮廷芸能は後で紹介するとして、
今回は郷土芸能の一つ「国頭サバクイ」です。

今回初めて見ました。

国頭(くにがみ)とは本島北部の地域名です。

その国頭から木を切り倒して、
首里城の工事に利用していく。

その木を切る際の踊りなんだそうです。

(写真撮りながら片耳で聞いたアナウンスだったのでうろ覚えですが…だいたいそんな感じ

たぶん、左端の子が琉球王朝絵巻行列の最年少。

だっこされて移動してましたが、各ポイントの演舞場では
きょとんとしながらも頑張ってました

皆で力を合わせてえんやこら~。

木を切り倒して運びます。

絵本の「大きなかぶ」みたいネ

それにしてもこの衣装いいですね。

素朴ながらもかっこいいな。

 

このコの目力、姿勢、立ち振る舞い、かっこよかったです

きっと将来オオモノ。


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国王王妃行列

2009年11月05日 | ・琉球歴史/文化風景

首里城祭レポート、まだまだ続きます。。。

3日目の琉球王朝絵巻行列より。

国王王妃行列です★

 

最初に、鞭(べん)と呼ばれる警棒や、
火矢と呼ばれる爆竹を鳴らす槍のような棒、
(写真には写っていません)
それから旗持ち隊などが列の先頭を飾ります。

それから路地楽隊。

楽器の音が中国風。

 

この赤いものは涼傘(りゃんさん)と呼ばれる装飾傘。

おくには黄色い涼傘も。

日本刀を持った大親(うふや)?の姿も。

琉球は日本とも昔から交易があり、
このような日本刀はとても重宝されたのだとか。

そして前日に冊封を受けたばかりの国王様。

このみこしの様な乗り物はウチュー(ウチューイ)と言い、
首里の農民達が担いでいたのだそうです。

もちろん重くて大変だったでしょうが、
農民と国王がこんなに近いことに驚き。

そしてそして、この日初お披露目の王妃様の登場!

微笑がステキです。

でもちょっと緊張気味だったかな?

王妃様も国王と同様、一般公募から毎年決定されます。

ちなみに、平成のウチュー(みこし)は下にローラー付き

 

この1000人の絵巻行列に参加する人も一般応募できます。
(全てがそうではないけれど。何割かは)

いつかは私も参加してみたいなぁ

こちらは王妃の後についていた女官たち。

王妃の後には王府の役人が連ねます。

こちらは摂政。

国王の次の国政責任者王族から任命される役職。

それから三司官。

行政の最高責任者。

鉢巻(ぼうし)に柄の入ったものが最高の位の証です。

彼が三司官役。

そしてすぐ後ろをついて歩く黒朝衣の集団が、
表十五人衆(おもてじゅうごにんしゅう)です

いわば内閣の各大臣にあたる役。

「テンペスト」を読むとこのような王府の役職なども学べます。

寧温くんはここまで上り詰めてしまいます。

役人がかぶっている鉢巻と呼ばれる帽子には
色ごとに位が決まっています。

やっぱり最高位が紫。

赤とかはだいぶ下のほうだから、
この行列の表十五人衆役の方が赤をかぶっているのはオカシイ…
(本来ならみんな紫であるべきだはず…)

 

聖徳太子も帽子の色で位分けしてましたよねー。
なんだっけ?

社会の授業で習った気がする…


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テンペスト行脚~冊封使行列~

2009年11月04日 | ・『テンペスト』行脚

■冊封使行列■

冊封使のメインイベントは何と言ってもパレードである。

数十騎の馬を駆り、旗を振り、楽土たちを引き連れ、
超大国の威信をかけた総勢500人にも上るパレードに、
民衆は熱狂するのである。

異国情緒溢れる音楽、衣装、そして清国人の涼やかな顔つき、
見るもの聞くものすべてが琉球の手本となるものばかりだ。

民衆の目には彼らは海を越えて果報をもたらしにやってきた
神のように映った。

爆竹が間断なく鳴り響く中、冊封使の一行が王宮へ向かう。

その姿をうっとりとする眼差しで民衆が囲む。

「大清国の繁栄は永遠だな。さすが琉球の宗主国だ」

「私も一度は清国に行ってみたいものだ」

「おお、あの正使様の衣装を見よ。まるで王ではないか。
あれで使者の身分か」

民衆はまだ超大国の威光を信じている。

しかし清国はこのとき襲い来る列強の脅威と闘ってもいた。

 

「テンペスト(上) 97-」より 池上永一著/角川書店

↑のテンペストの抜粋は冊封儀式前の、
天使館から首里城までの行列のことなのですが、
今回は見れなかったので、

首里城祭3日に行われた琉球王朝絵巻の冊封使行列を
それにみたててご紹介しました★

本来なら400人~500人というものすごい人数で、
それはもうきらびやかに、華やかに行われたと思われます。

この冊封使をもてなすことは琉球の国家プロジェクトである。

(P96-)

とテンペストにもあるように、
400~500人の冊封使を迎え、しかも半年~1年あまりの長期滞在、
その間の滞在費用や接待などは全て王府持ちだったそうです。

そのもてなしのために、琉球の芸能や文化は洗練されていきます。

また、

清国からの来る船には大陸の珍しい品や書物、医薬品、調度品が積まれている。
琉球が清国に朝貢
(※貢物を納める)
すれば、
清国はその十倍以上のお返しをしてくれる。

(P96-)

朝貢・冊封の関係で琉球は中国との貿易が正式に許され、
政治的、経済的にも重要な役割を果たしていました。


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500日

2009年11月03日 | ・徒然日記

今日の夕方くらいで、
ブログ開設500日になったみたいです。

これからも楽しくガンバリマス

コメント (4)
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第一尚氏物語

2009年11月03日 | ・和心な本、琉球な本

今日は日本全国この秋一番の冷え込みだったみたいですね。

カーディガンを出しました。

そんな肌寒い文化の日。

『第一尚氏物語~尚巴志王の三山統一とその後の王たち~』
(大盛永意著)

を読みました。

この本は前編と後編に分かれてて、
前編が尚巴志が三山を統一し、亡くなるまでの話。

後編が尚巴志亡き後の第一尚氏王統の話。
(護佐丸・阿麻和利の乱なんかもここに入る)

 

一応、今月23日の平田大一さんの舞台「翔べ!尚巴志」に合わせて購入した本なので
とりあえず前編のみ読了。

これは“小説”、というよりも歴史(案内)本って感じでした。
もちろん勉強になったし、今までなんとなく分かったつもりで、
もや~んとしていたものが整理できたような感じです。

でも小説要素は少ないので(ゼロではないが)、
娯楽としては琉球史に興味がないと無理かも

(「テンペスト」や「百十踏揚」は歴史小説として楽しめます。
特に「テンペスト」はだいぶ娯楽要素が強いです。)


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冊封儀式3

2009年11月03日 | ・琉球歴史/文化風景

冊封儀式は大きく分けて4つのプログラムに分かれています。

まず最初に行われるが世子の焼香です。
(まだ“王”としての任命はされていないので王とは呼ばれません)

衣装のセルリアンブルーがアクセントになっててステキな、
司香(しこう)と呼ばれる香をたく役職の人が蓋を取ります。

世子が正殿正面に設けられた闕庭(けってい)と呼ばれるやぐらに登り、

焼香を行います。

焼香は新春の宴でも見られ、儀式には欠かせない行為のようです。

正殿の真正面、御拝御座(みはいござ)と呼ばれる場所に座る世子。

後ろにいるのは引礼官(いんれいかん)と呼ばれる、誘導&号令係です。

ちょっと興味深かったのがお辞儀。

世子(琉球王)も正使(中国皇帝名代)に対して頭を下げ、

 

(王)の後ろの役人達は平伏。

新春の宴のときの礼とは明らかに違う。

いかに冊封使が琉球にとって偉大であったのかが垣間見れます。

そして、いよいよ任命のときがやってきます。

冊封儀式の中で最も重要な場面です。

中国皇帝からの詔書と勅書を読み上げます。

正使・副使がうやうやしく巻物を頭上にあげ、
証書・勅書を読み上げるための宣読台(せんどくだい)まで移動します。

儀式は全て中国語で行われます。

でも小学生の作文発表みたいな持ち方に
ちょっと笑けました(←失礼)

詔書・勅書の読み上げが終わり、
ここに正式に琉球王が任命されました。

このプログラム以降は、
「王」としての呼び方に変わります。

次に、中国側からの贈り物が贈られます。

正使から直接王様が賜ります。

やっぱり姿勢は低く。

贈り物の内容は反物や皇帝の御書などです。

皇帝からの歴代の御書は扁額に仕立てられて正殿2階に掲げられました。

現在はそのうちの3点が復元され見ることができます。

さて、プログラム4つ目が詔書・勅書の拝了です。

皇帝からの詔書・勅書は本来なら中国へ持ち帰るものらしいですが、
琉球はこれらを国の宝にしたいから、と拝領を願い出ます。

そこで、前王の冊封の際の詔書・勅書を大切に保管していたことを証明すべく、
それを副使に見せ了承を得ます。

琉球ではこうすることが慣例となっていたみたいです。

こうして冊封の儀式が終わります。

 

王は正殿の中へ退場。

 

これら冊封儀式の様子は1800年、尚温王のときの記録を元に再現されました。

この儀式の後には茶会や芸能鑑賞、
いわゆる接待・祝賀パーティーが行われたのだとか。

琉球はこの冊封使をもてなすために
料理・芸能・音楽・美術工芸等を発展させてきました。

琉舞、組踊などもそうです。

冊封とともに成長してきた琉球王朝文化、

知れば知るほど面白いのです。

写真はデジイチにズームレンズをつけて、
首からはコンデジを提げて2段構えで臨みました(笑)

コンデジは広く状況を写したいときに。
(そのつどレンズ取り替えてる暇ないので)

この2枚はコンデジ(CX1)撮影。

色味が明らかに違う…。
(設定かなー?)


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冊封儀式2

2009年11月03日 | ・琉球歴史/文化風景

中国皇帝の名代である冊封使によって冊封儀式が行われて初めて
王として正式に認められる琉球の王様。

まず、冊封使が来琉して駐在している天使館に使者がでむき、
そして首里城に向かって冊封使行列が行われます。

王となる世子は守礼の門で冊封使を迎え、正殿へと登って行きます。

(※今回はこの部分は見れなかった!来年リベンジ!)

そして、正殿前の御庭で儀式が執り行われます。

まず、冊封を受ける王と王府の役人達が正殿裏より入場。

一般公募され、去った中秋の宴で決定された新しい琉球王です。

この冊封儀式にて「正式任命」、
新しい王様役がここからスタート、というわけです☆

前回までの王様よりも渋くて大人な感じ。
おひげがよく似合ってます

かっこいいですね~(惚れ惚れ)

琉球側が所定の位置についたら、
冊封使団が奉神門から入場してきます。

丈の高いフェルト地のような帽子が特徴的…。

壇上にいるのが、中国皇帝の名代とされる正使と副使です。

琉球においてとにかくその地位はすごい高いです。
なんせ、中国皇帝の名代ですからネ。

一同、礼をとって迎えます。

 

(つづく)


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冊封儀式1

2009年11月03日 | ・琉球歴史/文化風景

実は今日が首里城祭最終日。

お昼から古式行列があるのですが……

寒いし、ちょっとバテてきたので今日はお休みしようと思います
(また来年のお楽しみ)

部屋の掃除もしなきゃだしね。

さて、ではさかのぼって、2日目に行われた冊封儀式のご紹介。

冊封とは?は、過去記事、こちらをご覧下さい。

新春の宴のときもそうだったけど、
いつもの首里城がおめかしされて、また違った魅力を放っています。

正殿のまるまる半分が漆の塗りなおし作業で景観が……
というのはちょっと残念だったけど、

これは姫路城の平成の大改修みたいなものなので(そこまでじゃない?)
今年ばかりはしょうがないのです。

首里城は城そのものが漆工芸のようなものなので
塗り直しにもまだまだ時間がかかりそうです。

さて、御庭(うなー)に設けられた冊封儀式用の設営。

 

儀式は生演奏で行われました

琉球音楽の部隊と、
御座楽(琉球版雅楽のような)部隊と2つに分かれておりました。

 

服装は鉢巻き(帽子)に黒朝衣と帯。
琉球役人の正装です

 

女性の方もこの服装。

テンペスト馬鹿の血が騒ぎます(笑)

上地さんとコハマさん。

長い間の演奏、お疲れ様でした

外国の観光客の姿も。

頑張ってゴザの客席にチャレンジしていたけれど…

やっぱ無理だったみたいですぐ後ろの階段のほうに移動してしまいました(笑)

これは北殿(展示資料室 兼 売店)にある
冊封儀式の模型。

では、冊封儀式を順を追ってご紹介してきまーす。

 

(つづく)


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蜘蛛の巣手ぬぐい

2009年11月03日 | ・手ぬぐいコレクション

soiの「蜘蛛」手ぬぐい。

鎌倉の拭うにて購入、注染。

 

あまりこういうダークな柄(ドクロや蝙蝠、ハローウィン系)は買うことはなかったのですが
(注*デザインとしては嫌いではないケド)
蜘蛛の巣についた露の玉が他の蜘蛛柄の手ぬぐいに比べて
ややライトかな~と思ったので。

ちょっと男っぽくかっこよくキメたい時、
ちょっと影のあるクールビューティーを装いたいとき(笑)に使いましょうか。

 

昨日に引き続き、今日の沖縄はぐっと冷えました。

ネコスケが今シーズン初、布団にもぐりこんできました(笑)

三寒四温、三寒四温。

手ぬぐい2重首巻きの季節がやって来ました。


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にゃやんでます

2009年11月02日 | ・徒然日記

最近、ころころとブログテンプレ変えてばっかりで
落ち着きなくてごめんなさい

最初、これいいかも
って思っててもしばらく使ってるといろいろと不便なところや
不満な点が出てきたりして。

全体のデザインや背景色などの配色はもちろん、
記事の幅であったり、文字の色や、タイトルとリード分の文字サイズや
写真の枠の有無、リンク先の文字色や下線の色や有無などなど…

これが良かったら、別のあれがダメ、っていうのが多くて
なかなか全てを満足できるモノってないものです。

実は1つだけ↑の全てを満たすテンプレがあるのですが……

デザインが「こいのぼり」なんだもの。

いや、絵柄的にもお気に入りだけど、さすがに「こいのぼり」は期間限定色が強すぎる

なので、なんとか知恵を絞って
リニューアル、してみました。

まず、横幅の広い写真も増えてきたので記事幅を広いものを最優先に。

でもそれでいてデザインが好みのもの…
は残念ながらなかったのでいっそのこと「なし」にして、
いつもトップに置いてる「いらっしゃいませ(めんそ~れ)」記事に
写真と文字を組み込んでそこをテンプレデザインに見立てました。

ここに自己紹介も入れてるので、これまでサイドにあったプロフィールもカット!

まあ、だいぶシンプルになったけど
これでいろいろ新着テンプレや改定テンプレに振り回されることはなくなる…かな?

 

それから、ここ最近ずっと悩んでるのがもう一つ。

ブログタイトル。

ちょ~っと、手ぬぐいと和心だけを冠につけてる割には
かなり幅をきかしつつある琉球関連記事

でももちろん今でも手ぬぐいも和文化も好きだし、やめるつもりはナッシング。

別にブログ立ち上げようかなーと思ったけど…
たぶん2つを同時にやるのは…たぶんどっちつかずになりそうだし

手ぬぐいとか和心とか、限定しないタイトルがいいのカシラ。

ブログ内容が変遷していってブログのタイトルをがらりと変えた方っていますか~?

 

ど~しよ~か、

にゃやんでます


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シャッター(遅)で、龍舞い

2009年11月02日 | ・琉球歴史/文化風景

今日の沖縄は昨日とは打って変わって寒いです…

昨日は灼熱の太陽、首から背中から汗がダラダラ状態だったのに
風も強くていきなり寒くなりました

最高気温も23度までしか上がラズ…

沖縄では今日から衣替えっていう話題がラジオから聞こえてきます。
(うちのショクバはまだだけど。)

…でも明日(あさって?)からはまたお天気回復して暑くなるらしいですが…

さて、昨日の首里城祭3日目は、
那覇の国際通りを通行止めにしての「琉球王朝絵巻」でした。

国王・王妃行列や、冊封使行列のほかにも伝統芸能行列があって、
様々な伝統芸能団体が行列、
そして各演舞ポイントで演舞を披露してくれました。

それらの紹介はまたおいおい紹介するとして。
(内容もバリエーションに富んで内容も濃く、写真数も多いので…

まずは、撮影方法で遊んでみた
こちら「龍舞い」を。

 

龍舞いのダイナミックさやスピード、迫力を表現するために
ちょっとシャッタースピードを遅くして撮ってみました。

こちらはウチナンチュというよりも、
沖縄の?中国、台湾などの方が守っていらっしゃるとか。

西洋の方の姿もありました。

シャッタースピードだけでなく、
カメラ自体もわざと動かしてみたりして。

流し撮りのようで、そうでもない(笑)

うをぉをぉぉ…。

狂喜乱舞の様

なかなか面白く撮れました

こちらがいつものシャッタースピード。

カシャっと時間を止める。

全然印象が変わりますね(笑)

試してみるものです。

それにしてもカラフルな龍です。

カラフルだけど、沖縄の配色じゃないですね。

こういうピンクとか黄緑とか、
どことなく蛍光色よりの色って沖縄にはあまりないのです。

韓国なんかには似た雰囲気のあったけど…。

 

沖縄の配色は…

あとあと紹介しますが、

やはり、原色の、ビビットカラーなのです


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