長澤英俊展－オーロラの向かう所

オーロラを見ることはできなかったけど…

彫刻家みたいのようだが
木材が寄りかかるような巨大な作品
小さな和室が、壁面から突き出したような作品
枠にとらわれないような人だと
作品からこれでもかと、伝わってくる

作品の高さは4メートルを超えるものもあり
木材の長さは5メートル以上になっているだろう
そんなダイナミックな作品の中に、繊細さを併せ持つ
豪快でいて繊細
相反するようなものを感じさせてくれる

奇妙に支え合っている拮抗感が漂う
それが作品の周りに緊張した空間を生んでいるかのようだった
奇妙で歪な支え合い方をしている

まったくキャプションのない作品展は初めてだ
入り口で、説明用紙を渡された
「入らないでください」とか「近づかないでください」
そんな注意書きもいっさいないから
入っていいのかダメなのか？
横切っていいのかダメなのか？
ちょっと当惑気味の歩き方（笑）
それもなんだか刺激的


立体作品は、見る角度で印象がまったく違う
何度も楽しませてくれる素敵さがあるよね♪