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円安メリット

2014-09-24 17:51:07 | 経済
円安になれば、景気がよくなる。
それは、とっくの昔の話である。

輸出産業にとっては大きな円安メリットがある。
しかし、グローバル企業だと、海外に拠点や工場があるため、
円安になっても、昔ほどの恩恵はない。
逆に食品業界にとっては、
輸入品(原材料)の価格が上昇することにより、負担増になる。
それにより価格転嫁が起こり、
家計へのダメージにつながることになりかねない。


エネルギーを輸入していることにおいて。
原発が稼働せず、電力などエネルギー確保を輸入に頼る。
それがドル高により、価格上昇が起きている。
政府の財政支出が増えることにつながっている。
この状態が長く続けば、日本の経済力低下につながりかねない。

電力会社もエネルギーを輸入する。
その価格も上昇している。
それにより、我々家計に対しても電気料金の値上げなどのしわ寄せがくる。
電気を使うのは、なにも家庭だけではない。
会社や工場でも、多くの電気を使う。
多くの電気を使う場所の方が、
料金値上げによるダメージは大きいと考えていいだろう。


円安、ドル高に動いている理由
アメリカの景気回復。
景気、雇用の回復によって、金融政策の方向が変わってきている。
金利引き上げの方向に向かっているのだ。
今までは、安全資産とされてきた円にお金が集まる傾向が強かったのだが、
ドルの金利が上がるとなれば、円をドルに変える流れになるのは必然だろう。
日本は、当面量的緩和を継続していく見通しだ。
一段とドル買い・円売りの方向に動く可能性も否定できない。