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明日の神話
街と人、壁画をめぐる物語
明日の神話の縮小版が展示。
だが渋谷駅に行けば、
ベラボーにデカい本物の明日の神話を見ることができる。
なので、ここにはあまり興味は惹かれない・・・
国立代々木競技場の壁画であったり、
NHKスタジオパークの壁画であったり。
知ってる人は知ってる作品群だろう。
個々の作品を鑑賞するので心躍るのはもちろんだが、
この美術館の空気感を感じに来ているわけでもある。
太郎の作品たちに囲まれる。
見られている感覚になることがある。
太郎の作品には、ほとんどのものに「目」が配されている。
睨み付けるような目、優しそうな目、様々だ。
岡本太郎の作品のポテンシャルを全身で感じる。
それが一番の目的かもしれない。
文章をたくさん残している部分においても、
私にとって、とても魅力的になっている。
発言は常に鋭利な刃物のようだ。
妥協を許さぬ、攻撃的な言葉ばかり。
その発言は、そのまま自分自身に180度向かってくる。
それを承知で攻撃的な言葉を発する。
怯んでいる様子など見当たらない。
岡本太郎にはそれが当たり前なのだろう。
退路を断つ、言い訳など不要。
敢えて言葉を当てはめるのなら、そんなところだろうか。
奮い立たせられる岡本太郎の力が漂う美術館だ。
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椅子が展示されているスペースだけは撮影可能。
ただこの写真、
動きも表情もない私は、どこか置物のようになっている感がある・・・
近くにいた学芸員さんに頼んだので、ギクシャクしていたからかもしれないな。
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