彼女的にはベスト盤で十分、ということのようだ。
まあ、実際の話、
我が家にはベスト盤もないしちょうどいいっちゃちょうどいい。
ベスト盤はいろいろ出てるが、
ボク的には最近の赤ジャケ青ジャケのリミックスバージョンが良かったんだけど
彼女はNO1ヒットを27曲集めた「ザ・ビートルズ1」というアルバムをチョイスしてきた。
ホント、ビートルズは似たようなベスト盤が多くて迷っちゃうんだよね。
このアルバムはすべて1位になった曲を集めたらしいんだが
1位にならないシングル盤なんてあったのかと逆にびっくりしちゃうよ。
まあ、そう思われてる自体すごいことなんだけど。
だけど・・・、1曲目が「ラブ・ミー・ドゥ」?
たしかこの曲はデビュー曲でそこまで売れなかったんじゃなかったっけ?と思いつつライナーノーツを読んでみるとアメリカで人気に火がついた後に後追いで売り出され1位になったとのこと。
しかし、記念すべき初の1位になったプリーズプリーズミーは収録されてないんだよね。
まあ1位になった曲全部入れようとしたら何枚用意すればいいのかわからなくなっちゃうだろうからしょうがないんだろうけど。
でも、ビートルズってシングル盤はアルバムに入れてないことが多いからそこらへんはきちんとこういうベスト盤は押さえといて欲しい。
まあ、プリーズプリーズミーはアルバムに収録されてるから別にいいんだけどね。
あと、ライナーノーツを読んでてビックリしたことは
デビュー曲がなぜ「ラブ・ミー・ドゥ」と「PSアイ・ラブ・ユー」になったかっていうと、なんと最初ジョージ・マーティンが「ポール・マッカートニー&ビートルズ」みたいな形で売り出したかったかららしい。
それにポールが「4人そろってビートルズなんだ」と反対してそういう形にはならなかったらしいんだ。
いやあ~ヤバイやばい。
その頃のギターバンドのスタイルがそういう形が多かったらしいからそういう話になったらしいんだけど
そんなことになってたらきっとビートルズのあの活躍はなかっただろうから
ホントに良かった。反対してくれてありがとうポール!
いろいろなエピソードやら聞いてると、ポールやジョージはホントにいい人だったんだろうなあって思うよ。
それにひきかえ、ジョンやリンゴのいろんなエピソードを見聞きすると、ちょっと友だちにはなりたくないかもねなんて思ったりする。
変人過ぎるというかなんというか・・・。
遠くで見てる分にはおもしろくていいんだけど、あまりお近づきになりたくないようなエピソードが多かったりする。
まあ、そういうハチャメチャな人が「ラブ&ピース」の伝道師みたいになってるからなおのこと面白いんだけどね。
とにかく、
1曲1曲は短いけど、いろんなアイデア満載だし、聴いててほんとに飽きない。
よく聴いてた中学時代と違ってアレンジもどうやってるのかよくわかるし、ホント参考になるね。
思ってたよりもシンプルなアレンジだったんだなあって実感してるよ。
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追記/
しかしこの「ザ・ビートルズ1」というCDはポールのボーカルを優先的に選んでる気がする。例えば「ペニーレイン」は入ってるのに、そのカップリングだった「ストロベリーフィールズフォーエバー」は漏れてたり、「ヘイジュード」のカップリングの「レボリューション」が外れてたりと。やっぱ、ここら辺も入れといて欲しいなあ。ポールの声ばっかりだと飽きちゃうんだよね、残念ながら。ジョンの毒々しい雰囲気っていうのは絶対に欠かせないし、ジョンがいるからこそ「ラブ」が生きてくるような気がする。まあ、ここらへんは個人的な趣味だからしょうがないんだけど・・・。セールス的にはポール優先の方が確かにいいかもしれないもんね。