赤坂のTBS周辺の再開発が、
そろそろ完成しつつある。
完成予想図を見せてもらったが、
かなり華やいだ感じになりそうだ。
そこで気になるのが、
赤坂通りからTBSに向かう道の角にある、
古い家だ。
昭和30年代に建てられたと思しき木造の二階建てには、
おばあさんが1人で住んでいるらしい。
まわりの住人たちが、
開発にともない次々と去っていく中、
おそらくここを終の住処と決めているのだろう。
1軒だけ、立ち退かずにいるのだ。
今まででも十分、違和感があったが、
背景の街並みが新しくなると、
余計に違和感が出てくるに違いない。
だが、もうこうなったら、むしろいつまでも取り壊さないでほしい。
赤坂が顔のない街に変貌していく中、
昔の赤坂の街を伝える存在として、
保存してもらいたいものである。