小田急線の遅れとその対応

2007年12月07日 03時45分41秒 | アイデアのかけら
自宅の最寄り駅に行くと、
成城学園で人身事故があったということで、
小田急線が止まっていた。

ホームの案内板を見る限り、
もう20分近く止まっている模様。

そこで、駅員に、どれぐらいで復旧するか尋ねた。

「すいません。まだわかりません」

わかりませんでは困る。
打ち合わせの約束があるのだ。
少なくとも、先方に、どれぐらい遅れるかは伝えたい。

そこで事情を話して、復旧の目途を尋ねると。

「だから、まだわかりません」
「一応の目途ぐらいはわかるでしょ」
「でも、ここで適当にお答えして、さらに遅れたら、余計に混乱されてしまうので」

埒があかないので、
小田急のお客様センターに電話をして聞いてみた。

「事故が起きた時点では16時45分に運転再開の見通しと聞いています」

なんだ、見通しが出ているじゃないか。
なぜ、それを教えない?
各駅に連絡が来ていないのか?
それとも、目途を教えてさらに遅れた時のトラブルを避けるため、
あえて教えないように指導されているのか?

でも、こういう時は客の不安を解決するのが先決だろう。

たとえば、16時15分に事故があり、復旧の目途が45分だとしよう。
もし、僕が駅に到着したのが、16時25分なら、迷わず他のルートを考える。
だが、35分なら、駅で待つことにするだろう。
(実際、僕が駅についたのはその時間だった)

しかし、復旧の目途を教えないということは、
待たされる客にその選択の手がかりさえ渡さないということだ。

サービスとしては最悪である。

今日の小田急線の経堂駅の対応は、
いい反面教師となった。