1年間に何本の企画書を書くのだろうか。
そのほとんどが、
打ち合わせに呼ばれ、
その場で脳味噌に冷や汗をかき、
「早く早く」と催促されて、
書いたものだ。
だが、そうした企画書の大半は行方不明だ。
というのも、
企画書を渡すまではあれほど急かされたのに、
渡してしまうと連絡がパッタリと来なくなる。
おそらく局のしかるべき相手に提出してボツになったのだろう。
それは仕方ない。
それは構わない。
企画の生存率なんて、
ウミガメの生存率と同じぐらい低いのだから。
でも、最終的にどうなったのかぐらいは、
教えてくれてもいいんじゃないかと思う。
さびしいじゃないか。