タレント取材同席

2009年06月06日 23時53分21秒 | 業界のかけら

久しぶりにタレント取材に同席した。
杏さゆりさんの取材。
3年ぶりぐらいのタレント取材だ。

トーク番組をやっていると、
タレント取材に来てほしいと声をかけられるのだが、
なかなかスケジュールが合わないのだ。

そもそも、
僕はあまりいい取材者ではない。
別に当意即妙な質問ができるわけでもないし、
タレントを前にすると、
どうにもこうにも緊張してしまう。

だからといって、
タレント取材に同席することに、
まったく意味がないわけではない。

この手の取材内容は、
紙資料としてまとめられてくるが、
微妙なニュアンスは伝えきれない。
たとえば、
この部分はノリノリで話してくれたとか、
この部分はかなり言葉を選んで話してくれたとか。
そんな会話の手ざわりは、
紙資料ではわからない。
そんな手ざわりがわかるだけでも、
取材に同席する意味はあると思う。

あと、取材で肉声を聞くと、
その人に対する親近感が増す。
すると、台本にもある種の熱がこもる。
僕だけかもしれないが、
”声”が聞こえると、
台本がとても書きやすいのだ。

なので、なるべくタレント取材には同席したいのだが・・・。

次回はいつになるのだろうか。

上演中の物音

2009年06月06日 08時44分50秒 | コメディのかけら

知人が出ていた小さな舞台を見ていた時のこと。

上演中に客席後ろの入口が開いた。

その前に何度か、
その入口から役者に出入りがあったので、
また誰かが登場するのかと思った。

だが、誰も来ない。

かといって、
遅れた客が入ってきたわけでもない。

あの入口の開閉はなんだったのか?

終演後、答えがわかった。

舞台監督が、
客席が暑すぎやしないか、
確認にきたのだそうだ。

客席の温度を心配する気づかいはよいが、
それで余計な物音を立てて、
観劇の妨げになってしまっては、
本末転倒ではないか。

こういう行為のことを、
うまくたとえる言葉があったようにな気がするが、
残念ながら思い出せない。